見せる収納とは? 8つの実例を交えて見せる収納テクニックをご紹介!

見せる収納は、収納したいものを部屋のインテリアとしてディスプレイしながら収納するテクニックです。

今回の記事では、そんな見せる収納テクニックを5つご紹介しながら、さらに見せる収納を実践して、おしゃれな部屋づくりを実現している8つの実例もご案内します。
ぜひご自身のお部屋づくりの参考にしてください。

見せる収納とは?隠す収納との違いを知っておこう

見せる収納とは?

おしゃれな室内空間を実現するためには「見せる収納」と「隠す収納」とのバランスが大切です。
ここでは、「見せる収納」と「隠す収納」のそれぞれを解説します。

見せる収納とは

「見せる収納」とは、収納した物が見える状態で、おしゃれに収納するスタイルです。壁面収納や本棚、オープンラックなどを活用して、サイズやデザイン、形の統一感を意識して収納することです。

見せる収納のメリットは、視認性が高いのでどこに何があるか分かりやすく、日常的によく使う物をすぐに取り出せるほか、ディスプレイとしての演出効果が高いため、自分らしい個性のあふれるお部屋づくりができるという点です。

見せる収納のポイントは、サイズやデザイン、形の統一感を意識して収納物を選ぶということです。
本をディスプレイしたいなら、高さや厚みを揃えたり、同じタイプの本や雑誌を同じ棚にまとめたりするなど、統一感を意識しましょう。

お気に入りの食器や、フィギュア、レコード、CDといった趣味のコレクションをインテリアとしてディスプレイできる点も見せる収納の大きな魅力です。

隠す収納とは

「隠す収納」は、扉付きの家具や引き出しの中に片付けて、収容する物が見えない状態にするスタイルです。

使用する頻度が少ない物や、サイズやデザイン、形がバラバラで、見せる収納に向かない物などの収納におすすめです。隠す収納のメリットは、見え方を気にする必要がないので、気兼ねなく多くの物を収納できることです。

デメリットは、どこに何を収納しているか分からなくなってしまうことや、気兼ねなくどんどん収納していくので、気が付くと不要なものでいっぱいになりうる点です。

見せる収納を実現する5つのテクニック

見せる収納を実現する5つのテクニック

見せる収納には、素敵な部屋づくりを意識したインテリアのテクニックが必要です。

ここでは、見せる収納を上手に取り入れて素敵なインテリア空間を実現するためのテクニックを5つご紹介します。

見せる収納テクニック①「統一感を意識してディスプレイする」

見せる収納を取り入れる際に大切なのは、収納するタイプに統一感を持たせるということです。いかに魅力的な物であっても、何も考えずにアイテムをただ並べるだけでは、素敵なお部屋を演出する見せる収納は実現しません。

「同じ素材」「同じ色」「同じサイズ」「同じシリーズの本」など、収納する物に統一感があると、整った美しい印象を与えておしゃれな雰囲気を演出できます。

見せる収納テクニック②「余白が大切」

見せる収納で大切なのは「抜け感」です。ディスプレイする物と物のあいだに適度な余白を持たせることでおしゃれな雰囲気を醸し出すことができます。

統一感を持たせられない収納物は、スペースいっぱいに詰め込まず、あえて空きスペースが生まれるように収納します。こうした「抜け感」「余白」がおしゃれなイメージを醸し出します。統一感のないものを詰め込んで、ごちゃごちゃしてしまうのを避けることができるでしょう。

見せる収納テクニック③「『見せる』と『隠す』のバランスをとる」

部屋をおしゃれに見せるには、「見せる収納」と「隠す収納」をバランスよく取り入れましょう。

収納する物にはどうしても生活感が出てしまう物や、こまごまとした雑貨など、見せる収納に向かないアイテムがあります。このような物は隠す収納としてボックスやカゴ、引き出しの中に片付けましょう。隠す収納と見せる収納のコントラストを上手に利用するのも、おしゃれに見せるポイントです。

見せる収納テクニック④「下から上の順番で、大きな物から小さなものへ」

壁面収納や背の高い収納棚は、ディスプレイする物の大きさに変化をつけるとおしゃれになります。

たとえば、大きな物を収納家具の下の方に収納して、上段に行くほど小さい物を収納もしくはディスプレイするなどです。こうすることで、多少、種類や色の異なるアイテムを収納したとしても、見た目に全体として安定感が生まれておしゃれな雰囲気になります。

見せる収納テクニック⑤「配置パターンを交互にしてみる」

こちらは見せる収納テクニック①「統一感を意識してディスプレイする」の応用編です。

たとえば、段や列ごとに書籍、観葉植物を交互に配置するなどのディスプレイ方法です。

雑誌の表紙をディスプレイする棚と通常の書籍の収納を交互にしたり、食器と雑貨を交互にしてみたり、あるいは隠す収納と見せる収納を交互にするなどが考えられます。
たくさんのパターンがありますので、ぜひお試しください。

マルゲリータの「見せる収納」実例 8選をご紹介

ここからは、マルゲリータの収納家具を利用した「見せる収納」の実例をご覧いただきます。
ぜひ参考にしてください。

見せる収納実例① 吹き抜けの天井まで届く壁面収納

見せる収納実例① 吹き抜けの天井まで届く壁面収納

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_341/

ロフト付きで吹き抜けのような高い天井が特長の書斎に設置された「Shelf(シェルフ)壁一面の本棚 奥行350mm」です。

「見せる収納」、「隠す収納」、「余白」を上手にバランス

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_341/

こちらの実例は、「見せる収納」、「隠す収納」、「余白」を上手にバランスさせているので、非常に高い壁面収納ですが、圧迫感が感じられません。

見せる収納部分には、種類や大きさを統一した書籍・書類を収納して、こまごまとしたアイテムは引き出しや収納ボックスに片付けることで、壁面収納全体を美しく見せています。

『Shelf(シェルフ)壁一面の本棚 奥行350mm』
https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar_index.html

見せる収納実例② ワンルームマンションの廊下を利用したコミック収納

見せる収納実例② ワンルームマンションの廊下を利用したコミック収納

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_306/

マンションの入り口廊下部分に「Shelf 壁一面のA5版本棚 奥行180mm」を設置して、所有する漫画コレクションをディスプレイしています。

玄関兼廊下のこの空間には、天井にLED照明が埋め込まれています。このLED照明のライティングが本棚に並ぶ漫画本に個性的な陰影を与えることで、この空間全体に落ち着きのある独特の雰囲気を演出しています。

奥行きが180mmというコンパクトサイズであるため、廊下スペースを上手に活用できています。大容量の収納という役割を果たしつつも、漫画コレクションを見せる収納としてディスプレイする空間を実現しています。

見せる収納としてディスプレイする空間を実現

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_306/

『Shelf(シェルフ)壁一面のコミック本棚 奥行180mm』
https://www.margherita.jp/shelf/slf-lr_index.html

見せる収納実例③ リノベーションされたリビングの壁面収納

見せる収納実例③ リノベーションされたリビングの壁面収納

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_567/

都内のマンションのリビングに設置された「Shelf(シェルフ)壁一面の本棚 奥行350mm」です。
シロを基調にしたリフォームと自然木で統一された室内のインテリアにShelfがまるで造り付けの家具のように馴染んでいるのが印象的です。
お手本と言っても過言ではないほど、「見せる収納」と「隠す収納」のバランスが絶妙です。

「見せる収納」と「隠す収納」のバランスが絶妙

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_567/

それを実現しているのはShelfの「専用カセット」です。

「Shelf(シェルフ)壁一面の本棚 奥行350mm」には、棚の目的にあわせてカスタマイズできる、インナーボックスや引き出し収納、仕切り板などの専用カセットが用意されています。

こちらの実例では、専用カセットを左右対称になる位置におしゃれに配置して、隠す収納にしています。
さらに、上段は大人用、下段は子供用といったカテゴリーやサイズの統一感が出るように配置し、見せる収納が引き立つ工夫をしています。

見せる収納が引き立つ工夫をしています

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_567/

『Shelf(シェルフ)壁一面の本棚 奥行350mm』
https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar_index.html

見せる収納実例④ 勾配天井に合わせて加工|白いウォークインクローゼット

見せる収納実例④ 勾配天井に合わせて加工|白いウォークインクローゼット

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_392/

戸建て住宅の最上階の書斎に設置された「Shelf(シェルフ)壁一面の本棚 奥行350mm」です。
収納されている書籍が形、大きさ、種類に応じて分けられており、統一感がある見せる収納になっています。

こちらのお部屋は最上階にあり、壁の一面が傾斜しています。
そのままであれば使いにくい空間としてデッドスペースになるところでしたが、壁の形状に合わせて本棚最上部をカットしたShelfを設置することにより、見せる収納として活用することができました。

見せる収納としてデッドスペースを活用

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_392/

マルゲリータでは、部屋の形状に合わせてカットするなどのカスタマイズができます。
さまざまな形状の部屋でも、ピッタリと空間に収まった壁面収納を実現できます。

『Shelf(シェルフ)壁一面の本棚 奥行350mm』
https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar_index.html

見せる収納実例⑤ 風景画の様な窓に面して

見せる収納実例⑤ 風景画の様な窓に面して

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_536/

子供部屋での見せる収納の実例です。
本棚として「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置し、子供の勉強机の両脇には「Storage Cart キャスター付き収納Cart」を設置しています。

子供部屋での見せる収納の実例

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_536/

本棚では、すぐに取り出したい学習書、アルバムなどは見せる収納にしています。それ以外の身の回りのものは専用カセットを隠す収納にして、おしゃれに配置しています。

見せる収納以外は専用カセットで隠す収納に

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_536/

机の脇に設置されているのはキャスター付きの収納カート「Strage Cart(ストレージカート)」です。機内サービスのワゴンをヒントに開発されたキャスター付きの収納棚です。

Storage Cartは収納したいものにあわせて形が選べるように、豊富なバリエーションがあります。
天板はものを載せたり、見せる収納としてディスプレイしたいものを載せたりして活用することができます。

『Shelf(シェルフ)壁一面の本棚 奥行350mm』
https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar_index.html

『Storage Cart(ストレージカート) キャスター付き収納カート』
https://www.margherita.jp/sc/

見せる収納実例⑥ 物置を使ったおしゃれな書庫

見せる収納実例⑥ 物置を使ったおしゃれな書庫

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_514/

大量の蔵書の物置と化していたお部屋に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を2台設置することで、おしゃれな「書庫」になりました。

大切な蔵書をきれいに収納し、これまでコレクションしてきたご自身の道のりを改めて実感できるディスプレイになっています。

見せる収納に大切な蔵書を

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_514/

特徴的なのが、2台のShelfの収納量を損なわないようにしたレイアウトです。入り隅のところで、写真のように本棚を互い違いに設置しています。こうすることで、収納力を損なわず効率のよいレイアウトになります。

収納量を高めながら見せる収納を実現

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_514/

Shelfの収納量を高めながら見せる収納が実現できている一因として「本棚の中の本棚」があります。これは、本棚のセルの中に設置するコの字型の小さい棚です。
この棚をセルの奥に設置してその上に本を置くと、手前に置いた本との高低差が生まれ、ひな壇状態で書籍を収納できます。奥の本の背表紙が見えるので取り出しやすい上に、美しい収納を実現しています。

『Shelf(シェルフ)壁一面の本棚 奥行250mm』
https://www.margherita.jp/shelf/slf_index.html

『Shelf(シェルフ) 本棚の中の棚(壁一面の本棚 奥行250・350mm専用)』
https://www.margherita.jp/shelf/slf-d_index.html

見せる収納実例⑦ 廊下にある書棚とその上にスタッキングされたCD棚

見せる収納実例⑦ 廊下にある書棚とその上にスタッキングされたCD棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_454/

膨大なCDと書籍のコレクションを、見せる収納としている実例です。
収納に使用した家具はマルゲリータの「BLC(ビー・エル・シー)」です。BLCとは、「ビー玉を使って正しい位置に積み重ねることの出来るキューブ」の頭文字です。
文字通り、ビー玉を使って、上下に積み重ねることができる収納ボックスシリーズです。

CDサイズの収納ボックス「BLC-04E」で見せる収納

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_454/

膨大なCDコレクションにはCDサイズの収納ボックス「BLC-04E」をお使いいただいて、きれいにコレクションが収まるようにスタッキング(積み重ねる)していただいています。

見せる収納に最適なBLCシリーズ

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_454/

BLCシリーズには、ご覧のCDサイズをはじめ、コミック、文庫本、レコードなど収納する物の大きさに合わせて60種類のバリエーションがあります。

そのジョイント部分は共通のビー玉です。種類や大きさの異なるBLCを並べたり、スタッキングしたりして、自分だけのオリジナルの家具をつくることができます。

こちらの実例では、BLCをずらしてスタッキングし、小物もディスプレイするなどしておしゃれな空間をつくり出しています。
BLCは、発想次第でとてもユニークな使い方ができる見せる収納家具です。

『BLC(ビー・エル・シー)ビー玉でスタッキングする収納ボックス』
https://www.margherita.jp/blc/

見せる収納実例⑧ アイランド型のデスクから見渡せる壁一面の本棚

見せる収納実例⑧ アイランド型のデスクから見渡せる壁一面の本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_512/

こちらはワークスペースにおける見せる収納の実例です。

都内のマンションで、ワークスペースとして利用しているリビングに置く収納として「Shelf(シェルフ)壁一面の本棚 奥行250mm」を設置されました。

仕事で使う書類や資料は、見える場所にあってすぐに取り出したいものです。その点でShelfは最適です。
棚の奥行は250mmで、仕事に使う一般的なA4サイズの資料の収納にピッタリです。
ワークスペースの壁一面が収納スペースとなるので、大量のA4サイズのファイルを収納できます。

見せる収納にカラーボックスを収納

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_512/

最下段の棚の有効高さは400mmと上段の高さ(350mm)より若干余裕がある作りになっています。上段に収まりきらない資料を入れられます。
こちらの実例では横幅ピッタリのカラーボックスを収納して、仕事まわりで使う細々としたアイテムを見せない収納しています。

自宅で仕事をする機会が増えた方にぜひ参考にしていただきたい見せる収納の好例といえます。

「Shelf(シェルフ)壁一面の本棚 奥行250mm」
https://www.margherita.jp/shelf/slf_index.html

まとめ

今回は、見せる収納テクニックについてご紹介しました。
見せる収納ができるようになると、部屋が片付いて、さらにおしゃれな雰囲気をつくりだすことができます。
今回ご紹介したテクニックや素敵な実例の数々を参考にして、皆さんのお部屋で見せる収納を実現してみてください。