ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚をご紹介

ご自宅にピアノがあるお部屋の場合、ピアノは非常に大きな楽器なので、置くことで部屋が狭くなってしまい、楽譜などを置く収納をどうするか悩ましいのではないでしょうか。

狭いスペースでも大容量の収納力をもつ収納棚、場合によっては移動できる収納棚、A3サイズの楽譜などもきれいに収められる収納棚があったら便利です。

そこで今回の記事では、ピアノがある部屋の収納・本棚をテーマに、選び方のポイントや、参考にしたい設置実例、おすすめ製品などをご紹介します。

これからピアノがある部屋用の収納・本棚を購入予定の方は、ぜひ参考になさってください。

ピアノがある部屋に必要な収納とは

ピアノがある部屋に置く収納は、通常の収納とは求める点が異なるので注意が必要です。

ここでは、ピアノがある部屋にあると重宝する、3種類の収納をご紹介します。

楽譜を大量に収納できる丈夫な本棚

ピアノがある部屋には、楽譜を大量に収納できる丈夫な本棚があると便利です。自宅にピアノがある場合、所有する楽譜の冊数も相当数にのぼることが多いでしょう。

楽譜は、一般的な書籍よりもサイズが大きいものが多く、冊数がかさむと収納場所に困ることが多々あります。そのため、ピアノのある部屋には、楽譜を大量に収められる本棚があると便利です。

ただ、楽譜1冊1冊はそれほど重くないですが、数十数百とまとまると相当な重量になり、耐久性の低い本棚だと棚板がゆがんだり割れたりする可能性があります。

そのため、ピアノのある部屋に置く本棚は、棚板にしっかり厚みがあり、耐久性の高い丈夫なものを選ぶことが大切です。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_672/

限られた空間を有効利用できるカート式収納

ピアノのある部屋では、使いたいときだけ移動させられるカート式の収納があると便利です。

ピアノはサイズが大きいので、置くだけで部屋のスペースを圧迫し、新たに収納家具を置く場所を確保するのが難しいケースもあります。特に、壁付きで設置するアップライトピアノではなく、グランドピアノを設置する場合、スペースの大部分をピアノが占めることも少なくありません。

そのようなときに便利なのが、キャスターが付いたカート式の収納です。カート式収納は、楽譜などを収納できるほか、使い方によっては天板に物を置いて使用することもできるので、サイドテーブルのように使うこともできます。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_529/

A3サイズの楽譜ファイルにも対応した収納

ピアノがある部屋に置く収納は、A3サイズにも対応したものを選んでおくと安心です。ピアノがある部屋では、主に楽譜を収納することが多いですが、1枚1枚が分かれている楽譜はファイル保管することになります。

現在市販されている楽譜ファイルは、A4サイズのものが主流ではありますが、中には一部A3サイズのものもあります。そのため、A3サイズにも対応した収納を選んでおかないと、一部の楽譜が同じ場所に収納できず、使い勝手が損なわれてしまいかねないので注意しましょう。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_130/

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_130/

ピアノがある部屋の収納の選び方

ここでは、ピアノがある部屋の収納の選び方ポイントを4つご紹介します。

使い勝手が良くおしゃれな収納を実現するため、ぜひ参考になさってください。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_529/

コンパクトで大容量のもの

ピアノがある部屋の収納は、コンパクトで大容量のものを選びましょう。大前提として、ピアノがある部屋は空間的に余裕がないことが多いです。

一般的に、アップライトピアノであれば約2畳、グランドピアノの場合は約4畳の広さが、設置するために必要だといわれています。部屋全体の広さで言うと、アップライトピアノなら4畳ほど、グランドピアノなら8畳ほどの広さが最低ラインになるでしょう。

そのように限られたスペースで、移動のための動線を確保したうえで、大量の楽譜を収められる収納を設置するためには、コンパクトかつ大容量のものが求められます。

転倒防止策が施せるもの

ピアノのある部屋に収納を設置する際は、転倒防止策が施せるものを選びましょう。万一地震が発生した際、本棚などの収納が倒れると、ピアノが損傷する原因になります。

外観が損傷するだけでなく、調律も狂ってしまった場合、高額な修理代金、調律代金がかかる可能性もあります。転倒防止には、収納と壁をボルト留めしたり、天井との間に板をはめ込んだりといった対策が効果的です。

また、移動可能なカート式収納の場合は、揺れで収納が動かないよう、キャスターにストッパーが付いているものを選ぶと良いでしょう。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

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可動式・組み立て式

ピアノのある部屋に収納を設置する際は、可動式・組み立て式のものを選びましょう。なぜかというと、収納の場所を移動したくなった際、移動がしやすくなるからです。

もし据え置き型の大型収納を設置した場合、移動させるには、中の収納物を一度出したうえで、持ち上げて運ばなければなりません。そうなると、労力がかかるのはもちろんですが、ピアノや壁、床などに当たって傷を付けるリスクも生まれます。

その点、可動式の収納であれば、底部にキャスターが付いていることで、軽い力だけで移動できます。また、可動式でない場合も、組み立て式なら解体して移動ができるので、模様替えなどの際にも安心できるでしょう。

見た目がおしゃれ

ピアノがある部屋の収納は、見た目のおしゃれさも重視することがポイントです。ピアノがある部屋で、音楽に包まれて充実した時間を過ごすうえで、部屋はおしゃれであるに越したことはありません。

特に壁面本棚などの大型収納の場合、部屋全体のイメージに与える影響が大きいので、おしゃれなデザインのものを選びましょう。なお、幅広いインテリアに馴染むものとしては、天然木でできた収納がおすすめです。

ピアノを置く部屋は多くの場合フローリングですが、木製の収納はフローリングと好相性であり、他の家具とも自然に馴染むので、おしゃれな空間に仕上がります。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_564/

ピアノがある部屋の収納本棚の設置実例をご紹介

ここからは、ピアノがある部屋の収納本棚の設置実例を厳選してご紹介します。

これからピアノがある部屋に収納本棚を置こうか悩んでいる方は、ぜひ参考になさってください。

ピアノがある部屋の収納本棚の設置実例①

こちらでは、ピアニストの方が自宅で営んでいるレッスン室に、マルゲリータの「Shelf(シェルフ)壁一面の本棚奥行き350mm」「Shelf ロータイプ本棚」を設置しています。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_735/

録音用の機材や、ゆったり座れるソファーなどが配置されていますが、壁面というデッドスペースに収納本棚があることで、すっきりした空間に仕上がっています。

防音材や仕上げ材の影響で柱や梁の奥行が深くなっているところ、本棚がぴったりフレームに収まるように設置されているので、全体に安定感が生まれています。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_735/

向かって左側のロータイプ本棚では、天板上に音響機材やモニタースピーカー、棚の内部にはCDや書籍が整然と並べられています。

底部にはキャスターが付いているので、移動させて掃除したり、模様替えしたりといった作業も容易です。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

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向かって右側にある天井までの壁面本棚には、主に楽譜関連の書籍が収納されています。

天井と本棚の間は、フィラー板を介してしっかり密着していて、転倒防止対策になっています。そのため、万一地震などが起きた際も安心して利用できます。

ピアノがある部屋の収納本棚の設置実例②

こちらでは、完全防音が施され、グランドピアノが2台設置されている音楽室兼ピアノ教室に、マルゲリータの収納棚を3点設置しています。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

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まず、壁面には「Shelf(シェルフ)壁一面の本棚 奥行350mm ロータイプ」と「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を組み合わせた特注本棚が並びます。

ロータイプ本棚は、窓面のカーテンをかわすように設置され、天板上には写真やオブジェがディスプレイされています。また、天井まである壁面本棚には、オペラのスコアを中心としたピアノ曲の楽譜、専門書籍などがずらりと並びます。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_529/

ほとんどの楽譜が壁面本棚に収まっていますが、収まらなかったものは前面に設置した「Storage Cart(ストレージカート)キャスター付き収納カート」に収納されています。

カートの両側に引手が付いているため、力をそれほど加えなくても簡単に移動ができます。また、キャスターすべてにストッパーが付いているので、万一の地震発生時などにピアノにぶつかることを予防できます。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_529/

キャスター付き収納カートは、特注加工して設置された、跳ね上げ式机板の台としても使用されています。

譜面に書き込んだり楽譜を置いたりする際には、机板を跳ね上げ、下に収納カートを潜り込ませることで安定感を高めます。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_529/

一方で、使わないとき机板は本棚前面にすっきり収まり、その前に収納カートを置くことで、インテリアを崩すことなく溶け込んでいます。

ピアノがある部屋の収納本棚の設置実例③

こちらでは、戸建て住宅にてピアノを設置した音楽室に、マルゲリータの「Shelf(シェルフ)壁一面の本棚250mm」と「Shelf 壁一面の本棚350mm」を組み合わせた特注の壁面収納を設置しています。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_564/

壁面本棚の空隙を利用し、トール型のスピーカーを両側に据えたオーディオ機器が配置されています。

本棚に大量に収納された楽譜やCD、専門書などと相まって、壁面一帯が音楽一色で埋まっています。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_564/

壁面本棚は、上部が350mm、下部が450mmと、上下で奥行きを変えています。

その主な理由は、レコードターンテーブルを設置するために必要な奥行を下部に確保するためです。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_564/

レコードターンテーブルから下のラインの奥行をすべて揃えることで、水平に通った安定感のある形状になっています。

また、レコードターンテーブルの上部にある横板は、蓋を開ける際に十分なスペースを確保するため、横板を抜いて仕上げられています。

ピアノがある部屋の収納本棚の設置実例④

こちらでは、リビングダイニングと可動間仕切りで仕切られたスペースの壁面に、マルゲリータの「Shelf(シェルフ)開口部のある本棚」を置き、電子ピアノを設置しています。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_759/

向かって右側の壁面本棚は、電子ピアノの横幅に合わせて、棚板を特注で作成しています。

電子ピアノの下部にも収納棚があることで、無駄なスペースが極力生まれないように工夫されています。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_759/

一方、向かって左側の本棚の開口部には、大型テレビが設置されています。テレビ画面の延長線上には、リビングと隔てるための可動式間仕切りがあります。

間仕切りを開けた状態でリビングのソファーに座ると、家族全員がラックスしながらテレビを楽しめるスペースに早変わりします。

A3サイズの収納をご紹介

ピアノがある部屋にコンパクトな収納を設置したい場合は、楽譜ファイルを収める前提で、A3サイズの収納を選ぶことが大切です。

ここでは、ピアノがある部屋への設置におすすめしたい、A3サイズ対応の収納を2種類ご紹介します。

書類収納棚

マルゲリータの「Piano(ピアノ)」シリーズの収納棚は、A3サイズの楽譜ファイルなどを収納したい場合におすすめです。

スライドトレー式で、楽譜ファイルなどを横にした状態で出し入れできるため、楽譜を傷めることなく収納できます。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/piano/pno-a3_index.html

トレー式のA3書類棚

マルゲリータの「Carta(カルタ)」シリーズは、大量の楽譜ファイルなどを効率良く仕分け・整理できる収納棚です。

底面がわずかに傾斜するデザインになっているため、収納した楽譜ファイルを目で確認しやすく、出し入れもとてもスムーズになります。

ピアノがある部屋のおすすめ収納・本棚

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/carta/crt-a3-tr_index.html

別売りの「専用キャスターベース」を底部に取り付けることが可能なので、カート式収納としての利用もおすすめです。

まとめ

今回は、ピアノがある部屋の収納・本棚をテーマに選び方や設置実例、おすすめ商品などについて、詳しくご紹介しました。

ピアノがある部屋では、たくさんある楽譜を収納するため、大容量の収納・本棚が求められます。また、転倒防止策が施せたり、移動できるように可動式であったりと、状況に合わせて機能性にも着目して選ぶことが大切です。

今回ご紹介したことを参考に、おしゃれで使い勝手の良い収納・本棚を設置し、快適にピアノを演奏できる空間を実現させましょう。

マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介した収納家具以外にも、色々なおしゃれインテリアを多数ラインナップしています。お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的な家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。