無垢材のテーブルについてメリット・デメリットやお手入れ方法を解説

無垢材のテーブルについてメリット・デメリットやお手入れ方法を解説

ご家庭やオフィスに新しくテーブルを設置するにあたって、せっかくなら無垢材を使ったものを検討している方もいらっしゃるでしょう。
しかし、そのメリットやデメリットなどの詳細や、どうお手入れすれば良いかが分からず、購入をためらっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、無垢材テーブルの具体的なメリット・デメリット、詳しいお手入れ方法などについて、詳しく解説していきます。
記事の後半では、おすすめの製品や、おしゃれな設置実例もご紹介するので、これから無垢材テーブルの購入を検討している方は、ぜひ参考になさってください。

無垢材テーブルとは?

無垢材テーブルとは、天然無垢の木材を使用しているテーブルです。

テーブルの天板にはプラスチックやガラスなど、色々な素材が使われますが、その中でも木材は安定感があり見た目に高級感もあるため、高い人気を誇ります。

特に無垢材テーブルは、天板全体が木でできていることから、薄い木材で表面を覆った突板材と異なり、使い込んでも表面が剥げてくる心配がなく長く使えます。

そのため、無垢材テーブルは家庭の食卓から、オフィスでのワークテーブルに至るまで、幅広いシーンで利用されています。

無垢材テーブルとは?

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_415/

無垢材テーブルはDIYできる?

無垢材テーブルをDIYしようと考える方も多いです。確かに、DIYが成功すれば費用を安く抑えられ、自分の理想とする無垢材テーブルを手に入れられるでしょう。
しかし、無垢材は天然素材なので、反りや歪みが生じやすく、非常に扱いが難しいです。慣れない方がDIYで無垢材テーブルを作ると、思った通りのものができず、結果的に時間と労力、そして制作費用が無駄になってしまうことも考えられます。
そのため、日頃から木材の扱いに慣れていなければ、無垢材テーブルはDIYより専門メーカーのものを購入することをおすすめします。

無垢材テーブルの種類

無垢材テーブルは、大きく「一枚板」を使ったものと「集成材」を使ったものの2種類に分けられます。種類によって特徴が異なるので、ニーズに合った方の製品を選ぶことが大切です。
それぞれの違いについて、以下で詳しく確認していきましょう。

無垢材テーブルの種類

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_381/

無垢材テーブルの種類① 一枚板

一枚板とは、丸太から削り出した無垢材をそのまま天板に使用したものです。
一枚板は、無垢材本来のナチュラルな見た目が特徴的で、高級感を得られます。ただし、1つの丸太から削り出せる一枚板は限られているため、価格が非常に高価になります。
また、温度や湿度によって反りや歪みが生じることがあるため、設置場所やお手入れに注意を払う必要があるでしょう。

無垢材テーブルの種類② 集成材

集成材とは、ブロック状に切り出した小さな無垢材を、専用接着剤で貼り合わせて一枚の板にしたものです。
集成材は細かいパーツを組み合わせていることから、一枚板より製造しやすく、その分金額がリーズナブルになっています。また、加工がしやすく、反りや歪みも生じにくいので、それほどお手入れに気を使わなくても、長く綺麗に使い続けられるでしょう。
そのため、初めて無垢材テーブルを購入する際は、一枚板より集成材を使ったものを選ぶことをおすすめします。

無垢材テーブルのメリット

家庭やオフィスで無垢材テーブルを使うことには、多くのメリットがあります。
ここでは、特に代表的な4種類のメリットについて、詳細を確認していきましょう。

無垢材テーブルのメリット

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_288/

メリット① 丈夫で長持ちする

無垢材テーブルの1つ目のメリットは、丈夫で長持ちする点です。
一枚板にしても集成材にしても、無垢材はもともと自生していた木を原料としています。木は十分な強さとしなやかさを備えていて、昔から色々な家具や建物などの素材として活用されてきました。
たとえば、数百年前に建てられた木製の神社や寺などの多くが、未だ現役で使われている事実からも、無垢材が丈夫で長持ちすることは明らかです。
そのため、無垢材テーブルは適切にお手入れをしながら使えば、何十年と長く使い続けられるでしょう。

メリット② 経年変化を楽しめる

無垢材テーブルの2つ目のメリットは、使い続けるほどに経年変化を楽しめる点です。
一般的に、物は年月を経るごとに劣化するといわれています。しかし、無垢材は時間とともに木の色が深くなり、ツヤが増していくので、経年変化をプラスのものとして味わえます。
また、どのような経年変化をするかは、実際の使用状況や手入れの仕方によって異なります。そのため、長く使えば使うほど、自分だけのオリジナルな無垢材テーブルとして、より愛着のある一品に育ってくれるでしょう。

メリット③ 傷や汚れが目立ちにくい

無垢材テーブルの3つ目のメリットは、傷や汚れが目立ちにくい点です。
テーブルを使っていくうえで、天板に傷や汚れが付くのはある程度避けられないことです。しかし、無垢材は傷や汚れが付いても木目に馴染み、あまり目立ちません。もし付いた直後は目立っていたとしても、オイルなどでメンテナンスをすれば目立たなくなっていきます。
プラスチックや金属、ガラスなどの素材の場合、一度できた傷は目立つ存在としてネガティブに映ります。しかし、無垢材にできた傷や汚れは、ポジティブな経年変化の一部としてテーブルの味わいを増してくれるでしょう。

メリット④ 冬でも天板が冷たくならない

無垢材テーブルの4つ目のメリットは、寒い冬でも天板が冷たくならない点です。
プラスチックや金属、ガラスなどの素材は熱伝導率が高いため、冬は気温に比例して天板が冷たくなります。その一方、無垢材は熱伝導率が非常に低い素材なので、冬でも天板が冷たくならず、触った際に快適な温度に保たれます。
これは、夏の日差しを受けた場合も同様で、他の素材だと天板が熱くて触れないほどになる可能性がありますが、無垢材ならそれほど温度が上がらずに済みます。

無垢材テーブルのデメリット

以上見てきたように、無垢材テーブルには多くのメリットがありますが、それと同時にいくつかのデメリットもあります。
買ってから後悔しないためには、事前にデメリットを理解し、ニーズと照らし合わせて購入することが大切です。
ここでは、特に注意したい4種類のデメリットについて、詳細を確認していきましょう。

無垢材テーブルのデメリット

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_369/

デメリット① 値段が高い

無垢材テーブルは、値段が高い点がデメリットになり得ます。
特に一枚板は天然木から直に削り出して作るため、どうしても金額が高くなってしまいます。しかし、細かい木片を組み合わせる集成材の場合は、一枚板ほど高くはならず、ある程度リーズナブルな金額で購入が可能です。
そのため、無垢材テーブルの値段がネックに感じられる場合は、集成材を天板に使用している製品を中心に選ぶと良いでしょう。

デメリット② 反りやひび割れが生じる可能性がある

無垢材テーブルは、使用していくうちに反りやひび割れが生じる可能性があります。
木の中には細かい穴が無数に空いていて、そこから空気や湿気を吸収したり放出したりすることで、日々微妙に伸び縮みしています。これが天板の反りやひび割れの原因になり得るのです。
しかし、無垢材テーブルに使われる木は、通常しっかり乾燥させることで、日常生活で極端な反りやひび割れが生じないようになっています。特に集成材の場合は、複数の木片が組み合わされていることから、一枚板より反りやひび割れのリスクは少ないといえます。
それでも心配な場合は、天板の裏に幕板が付いているなど、十分な対策が取られている製品を選ぶと良いでしょう。

デメリット③ 水分や熱でシミや変色が生じることがある

無垢材テーブルは、水分や熱を原因として、天板にシミや変色が生じることがあるので注意しましょう。
たとえば天板に水をこぼした場合、拭き取らずに放置すると、その部分だけシミになる可能性があります。また、鍋やヤカンなどの熱いものを直に置くと、その部分だけ変色する恐れがあります。
しかし、水はすぐに拭き取る、熱いものを置く際は厚手の敷物を使うといったことを意識していれば、それほど心配する必要はないでしょう。

デメリット④ 直射日光によって色が変化する

無垢材テーブルは、長い間直射日光に晒しておくと、色が変化する可能性があるので注意しましょう。
私たち人間の肌が日焼けするのと似たイメージで、無垢材も直射日光に触れ続けることで、茶が濃くなったり、色が褪せたりします。
そのため、色の変化が気になる場合は、直射日光が当たらない場所に置くと良いでしょう。また、一部にだけ日が当たる場合は、テーブルの置く向きを定期的に変える対策も効果的です。

<h2>無垢材テーブルのお手入れ方法</h2>

無垢材テーブルを長く綺麗に使い続けるためには、定期的に手入れすることが大切です。
ここでは、日常的なお手入れ方法と、表面仕上げの違いに基づくお手入れ方法の違いについて、詳しく確認していきましょう。

無垢材テーブルのお手入れ方法

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_240/

日常的なお手入れ方法

無垢材テーブルの日常のお手入れは、基本的に乾拭きをすれば問題ありません。
もし汚れが気になる場合は、雑巾を堅く絞って水拭きしてください。このとき、水分が多いままの雑巾だと、天板にシミができる原因になるので注意しましょう。

オイル(自然塗料)仕上げのお手入れ方法

オイル(自然塗料)仕上げとは、無垢材に自然由来のオイルを染み込ませているテーブルです。
オイル仕上げの場合、日常的なお手入れは乾拭きで問題ないですが、経年によってオイルが揮発していくので、年に1~2回程度はオイルを塗り込むのが効果的です。
事前に全体を水拭きし、ある程度乾いたら、綿布などでオイルを塗り広げていきます。その後、表面に余ったオイルを拭き取り、十分に乾燥させれば完了です。
塗り込むオイルは無垢材の種類によって異なるので、製品の説明書などを見て確認しましょう。

ウレタン塗装のお手入れ方法

ウレタン塗装とは、無垢材の表面にウレタンの樹脂を吹きかけて仕上げているテーブルです。
ウレタン塗装の無垢材テーブルは、表面にコーティングがされているので、傷や汚れに比較的強くなっています。そのため、オイル仕上げのような定期的なお手入れは不要ですが、汚れが気になる場合は、洗剤や保護剤を使ったお手入れが効果的です。
その際、使われている樹種や仕上げの詳細によって、適する薬剤が異なる可能性があるので、なるべくメーカーの推奨する方法に従うようにしましょう。

買って後悔しないおすすめの無垢材テーブル3選

ここでは、買って後悔しない、おしゃれで実用的な無垢材テーブルを3つ厳選してご紹介します。
これから無垢材テーブルの購入を検討している方は、ぜひ参考になさってください。

おすすめ無垢材テーブル① 『Tavola ダイニングテーブル 木製脚』

Tavola(タヴォーラ)ダイニングテーブル 木製脚」は、天板から脚に至るまで全体に無垢材を使用した、高級感のある無垢材テーブルです。
天板と柱脚板、それに桁と呼ばれる3つの面材が互いに直交し、それぞれがXYZ軸の面となって剛性を保っています。これにより、天板の安定感が高くなっているので、食卓や作業用テーブルとして設置しても安心です。

おすすめ無垢材テーブル① 『Tavola ダイニングテーブル 木製脚』

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-l_index.html

おすすめ無垢材テーブル② 『Tavola ダイニングテーブル スチール脚(RO)』

Tavola ダイニングテーブル スチール脚(RO)」は、無垢材の天板にロの字型のスチール脚が付いた、スタイリッシュな印象の無垢材テーブルです。
天板は先ほどの木製脚と同じものですが、脚がスチール製に変わるだけで、見た目の印象が変わってきます。設置するスペースとの相性や、ご家族の好みなどに応じて選ぶと良いでしょう。

おすすめ無垢材テーブル② 『Tavola ダイニングテーブル スチール脚(RO)』

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-ro_index.html

おすすめ無垢材テーブル③ 『Tavola ダイニングテーブル スチール脚(SL)』

Tavola ダイニングテーブル スチール脚(SL)」は、スチール製の4本脚で天板を支える、シンプルなデザインでおしゃれな無垢材テーブルです。
「大きな安定した天板が宙にある」というテーブルの理想形を形にするため、構造的に成立可能なサイズまで脚を細くし、天板を宙に浮かせる形に近づけています。

おすすめ無垢材テーブル③ 『Tavola ダイニングテーブル スチール脚(SL)』

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-sl_index.html

真似したいおしゃれな無垢材テーブルの設置実例

最後に、無垢材テーブルをおしゃれに設置している実例を3つご紹介します。
どれもアイデアに溢れる実例なので、これからご家庭やオフィスに無垢材テーブルの設置を検討している方は、ぜひ参考になさってください。

おしゃれな無垢材テーブルの設置実例①

こちらの実例では、マンションの一室に設けられたお茶会スペースに「Tavola ダイニングテーブル スチール脚(SL)」を設置しています。

おしゃれな無垢材テーブルの設置実例①

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_633/

フローリング床の色と似た天板の色を採用することで、全体的に明るい印象に仕上がっています。
天板のサイズにゆとりがあるので、ゆったりと楽しいお茶会を楽しめるでしょう。

フローリング床の色と似た天板の色を採用することで、全体的に明るい印象

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_633/

おしゃれな無垢材テーブルの設置実例②

こちらの実例では、法律事務所の相談室に、「Tavola ダイニングテーブル スチール脚(SL)」を設置しています。

おしゃれな無垢材テーブルの設置実例

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_470/

落ち着いたブラウンカラーの天板により、居心地良く相談のしやすい空間が演出されています。
また、併せて木製の壁面本棚を設置することにより、全体に統一感が生まれ、おしゃれな雰囲気になっています。

落ち着いたブラウンカラーの天板により、居心地良く相談のしやすい空間

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_470/

おしゃれな無垢材テーブルの設置実例③

こちらの実例では、オフィスの作業テーブルとして「Tavola ダイニングテーブル木製脚」を設置しています。

おしゃれな無垢材テーブルの設置実例③

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_382/

高い位置にある窓から豊富に日光が差し込む空間に、明るい色味の無垢材が非常に映えています。
天板から脚まで全体が木でできているので、使い続けるに従って色が深くなり、経年変化も楽しむことができるでしょう。

天板から脚まで全体が木でできているので、使い続けるに従って色が深く

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_382/

まとめ

今回は、無垢材テーブルのメリットやデメリットなどの詳細や、お手入れ方法などについて、詳しく解説しました。
無垢材テーブルは非常に丈夫で長持ちし、傷や汚れが目立ちにくいため、ご家庭やオフィスで広く活躍するおすすめの家具です。
ただし、水分や熱によって変色やシミができたり、経年によって反りやひび割れが生じたりする可能性があります。そのため、信頼できるメーカーの製品を選び、適切にお手入れして使うことが大切です。

マルゲリータの公式サイトでは、記事の中でご紹介した無垢材テーブル以外にも、色々な種類のおしゃれ家具を多数ラインナップしています。お客様の使用実例も多数掲載されているので、無垢材テーブルをはじめ、家庭やオフィスで使う家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

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