部屋に間仕切りを設置する際、パーテーションなど色々な選択肢がありますが、特におすすめなのは「シェルフ」を間仕切りにすることです。
今回の記事では、シェルフが間仕切りにおすすめである理由や、具体的なメリット、選ぶ際の注意点などを詳しく解説します。
記事の最後では、おしゃれなシェルフ間仕切りの設置実例もご紹介するので、お部屋の間仕切り選びでお悩みの方は、ぜひ参考になさってください。
Contents
間仕切りの種類
部屋を仕切るために使われる間仕切りには、いくつかの種類があり、それぞれに特徴が異なります。
ここでは、代表的な6種類の間仕切りについて、その詳細を確認していきましょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_346/
間仕切り① 間仕切り壁
間仕切りを設置する際、壁をリフォームして新設する方法があります。
壁をつくることで、1つの部屋を完全な2つの空間に分けられ、視線や音などを遮ることができます。
ただし、間仕切り壁は一度つくると、簡単には取り外せない点に注意が必要です。そのため、恒常的に部屋を仕切りたいなら良いですが、一時的な間仕切りとしたい場合は、他の選択肢を検討した方が良いでしょう。
間仕切り② 自立型パーテーション(衝立)
自立型パーテーションは、床に置いて使用する間仕切りで、別名「衝立」と呼ばれることもあります。
自立型パーテーションは、比較的安価かつ手軽に設置できる点が大きなメリットです。薄型で軽量なものも多く、後から場所を変更することもできます。
ただし、自立型パーテーションは事務的な印象のものが多く、部屋のインテリアにおしゃれに馴染ませるのが難しいので注意しましょう。
間仕切り③ 卓上パーテーション
卓上パーテーションは、デスクやテーブルの上に置いて使用する間仕切りです。先ほど挙げた自立型パーテーションの小型バージョンのような見た目をしています。
卓上パーテーションを設置すると、1つのデスクやテーブルを複数人で使う際、それぞれのプライバシーを確保できます。そのため、オフィスのワークスペースなどでよく使われます。
ただし、先ほどの自立型と同じく、卓上パーテーションも事務的な印象で、おしゃれな印象を演出するのは難しいです。
間仕切り④ アコーディオンカーテン
アコーディオンカーテンは、ジャバラ状の生地を伸び縮みさせて使用する、折りたたみ式の間仕切りです。
アコーディオンカーテンのメリットは、開閉によって手軽にレイアウトを変更できる点にあります。開けば広いスペースを確保でき、閉じれば仕切りや目隠しとして機能します。
ただし、アコーディオンカーテンを設置するためには、天井や床に専用のレールを取り付ける必要があります。後から取り外すこともできますが、傷や跡が残る可能性があるので注意しましょう。
間仕切り⑤ パネルドア
パネルドアは、パネル状になっている板戸を伸び縮みさせて使う間仕切りです。先ほどのアコーディオンカーテンが柔らかい生地を使っていたのに対し、パネルドアは木製やプラスチック製の硬い素材を使用しています。
パネルドアのメリットも、開閉で手軽に仕切りの有無を変えられる点にあります。アコーディオンカーテンより素材が硬質なので、よりしっかり部屋を分けられます。
一方、設置するのに相応の費用がかかる点、そして床や天井にビス穴などを開ける必要がある点に注意が必要です。
間仕切り⑥ 収納家具(シェルフ)
以上挙げた5種類はすべて間仕切り専用の設備ですが、間仕切りとしてシェルフなどの収納家具を使う手段もあります。
収納家具は一般的に、部屋の壁際や隅に置くことが多いですが、敢えて中央などに設置することで、おしゃれな間仕切りとしての機能も持たせることが可能です。
収納家具を間仕切りとして使うと、間仕切り用に設備を別途増やす必要がないので、結果的に部屋を広々と使えるようになります。
部屋の間仕切りにはシェルフがおすすめ!そのメリットとは?
部屋の間仕切りには色々な選択肢がありますが、特におすすめなのは、収納家具であるシェルフを間仕切りに使うことです。
ここでは、シェルフを部屋の間仕切りにすることで得られる、具体的なメリットを4つご紹介します。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_790/
メリット① 間仕切りと収納の両方の役割を果たせる
シェルフを間仕切りとして使う1つ目のメリットは、間仕切りと収納の両方の役割を果たせる点です。
パーテーションなどの間仕切りには、当然ながら間仕切りとしての機能しかありません。しかし、シェルフには書籍や小物などを収める収納家具としての機能もあるので、より空間を有効活用できます。
そのため、狭小で収納家具と間仕切り両方を設置できないスペースなどでは、特に重宝するでしょう。
メリット② おしゃれなインテリアになる
間仕切りにシェルフを採用すると、おしゃれなインテリア代わりにもなります。
パーテーションなどの間仕切りだと、実用性重視のものが多いため、部屋のインテリアと合わせるのが難しいことが多いです。
その一方、シェルフはデザイン性が高く、木製で高級感があるものも多いので、その他のインテリアとも相性良く馴染んでくれます。
また、先々に間仕切りが不要になった場合でも、純粋な本棚として利活用ができるため、長く使っていける家具といえるでしょう。
メリット③ 模様替えがしやすい
シェルフは一度設置した後でも移動できるので、模様替えがしやすい点もメリットです。
たとえば、リフォーム工事で壁を新設してしまうと、部屋の用途が変わった際の模様替えが難しくなります。また、アコーディオンカーテンやパネルドアの場合、レールを設置した場所から動かせないので、これらも模様替えの自由度は高くないといえるでしょう。
しかし、シェルフなら何度でも場所を変更できます。特に組み立て式のタイプであれば、分解して部屋を移動させることも可能なので、模様替えや引っ越し時にも対応できます。
それに加え、部屋の中央から壁面まで置き場所に制限もないので、部屋の形に合わせて幅広い模様替えのバリエーションが実現できます。
メリット④ 施工工事の必要がない
間仕切りとしてシェルフを設置すると、施工工事の必要がない点も大きなメリットになります。
壁を新設したり、パネルドアなどを設置したりする場合、施工工事が必要で、相応の手間と費用がかかります。
その点、シェルフは既製品を設置するだけなので、そのような工事が不要です。そのため、費用が安上がりになるのはもちろん、賃貸などで施工工事が難しい場所でも、気兼ねなくおしゃれな間仕切りが実現できます。
間仕切りとしてシェルフを設置する際の注意点
間仕切りとしてシェルフを設置すると、多くのメリットが得られますが、一部注意点もあります。
ここでは、特に注意したいポイントを5つご紹介します。これからシェルフをご自宅に設置する予定の方は、ぜひ参考になさってください。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_787/
注意点① 部屋に圧迫感を生まないか
間仕切りとしてシェルフを設置する際は、部屋に圧迫感を生まないか注意しましょう。
特に、背の高いハイタイプのシェルフは部屋に圧迫感を生みやすく、おしゃれな空間づくりが難しくなる可能性があります。
そのため、背の高いシェルフを間仕切りにする際は、圧迫感を軽減できるよう、背板のないオープンタイプのものを選ぶと良いでしょう。
注意点② 棚板の耐荷重は十分か
間仕切り用に使うシェルフでは、棚板の耐荷重が十分かもしっかり確認しておきましょう。
棚板の耐荷重が不十分だと、収納した本や小物などの重量によって、徐々に棚板がたわんでしまいます。その結果、せっかくデザインはおしゃれでも、見栄えの悪い間仕切りになりかねません。
棚板の耐荷重は、主に素材と棚板の厚み、ピッチの長さによって決まります。長くたわまずに使い続けるために、天然木や金属などの耐久性の高い素材で、厚みがあってピッチの短い棚板を使っているシェルフを選びましょう。
注意点③ 耐震性は確保されているか
シェルフを間仕切りとして使う際は、耐震性が確保されているかも確認しましょう。
地震大国の日本では、いつどこで地震が起こってもおかしくありません。その際、耐震性が不十分な間仕切りだと、転倒して怪我や事故に至るリスクが生まれます。
間仕切りとして設置すると、壁にボルト留めはできないので、天井との隙間をフィラー板などで塞ぐ対策が効果的です。そのような耐震性を高めるオプションが利用できるか、購入前にチェックすると良いでしょう。
注意点④ インテリアに合うおしゃれなデザインか
間仕切り用のシェルフ選びでは、インテリアに合うおしゃれなデザインかどうかも重要なポイントになります。間仕切りは部屋の中央など、目立つ場所に設置するので、そのデザインが空間のおしゃれさを大きく左右します。迷った際におすすめなのは、天然木でできた間仕切りシェルフです。天然木はフローリングとの相性が良く、その他の木製家具とも自然に馴染むので、大半の部屋におしゃれにマッチします。
注意点⑤ 移動式か据え置き型か
シェルフを間仕切りとして設置する際、移動式か据え置き型かも最初に検討すべきポイントです。一度置いたら動かさず、長い間同じ場所で使うなら、据え置き型が良いでしょう。その一方、日によって場所を移動させる必要がある場合は、底部にキャスターの付いた移動式の方が適しています。移動式を選ぶ場合は、地震などで揺れた際に倒れたり動いたりしないよう、キャスターにストッパーが付いているものを選ぶと、より安心して使えます。
間仕切りに使えるおしゃれなシェルフおすすめ4選
ここからは、マルゲリータが展開している間仕切りに使えるおしゃれなシェルフを、厳選して4つご紹介します。これから間仕切り用におしゃれなシェルフを購入しようか検討している方は、ぜひ参考になさってください。
間仕切りに使えるおしゃれなシェルフ『Shelf 壁一面の本棚』
マルゲリータの『Shelf 壁一面の本棚』は、床から壁までを有効活用できる、おしゃれなシェルフです。壁面収納として設置するだけでなく、部屋の中央などに間仕切りとして設置することもできます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-2400-2400-ex.html
棚の奥行が180mm・250mm・350mmの3種類展開されているので、収納物のサイズや部屋との相性によって選べます。また、幅もグリッド7コマ分から3コマ分まで選べ、より詳細なニーズがあれば、形状やサイズを変更するオーダー加工も可能です。
間仕切りに使えるおしゃれなシェルフ『Shelf カウンター付き本棚』
マルゲリータの「Shelf カウンター付き本棚」は、本棚の全面に横長のカウンターが付いている、おしゃれで使い勝手の良いシェルフです。カウンター部分は本棚の棚板より厚みがあるので、デスクとして使用できます。そのため、間仕切り・収納家具・デスクという3つの機能を1つにまとめられます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-2400-ex-counter.html
本棚にカウンターが付いている分、通常のシェルフよりも揺れに強い点も嬉しいポイントです。また、天井との隙間をフィラー板で埋めることで、さらに耐震性を高めることもできます。
間仕切りに使えるおしゃれなシェルフ『Shelf 開口部のある本棚』
マルゲリータの「Shelf 開口部のある本棚」は、中央付近に大きな開口部を設けた、おしゃれなシェルフです。開口部には、大型TVを置いてリビングボードとして使えます。また、それ以外にもアートや写真を置いたり、お気に入りのフィギュアを並べたりなど、アイデア次第で色々な使い方ができます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-2400-room233.html
その他の製品も含め、マルゲリータのShelfシリーズには、組み合わせてより機能的にできる「専用カセット」のご用意もあります。こちらを併せて使うことで、見せる収納と見せない収納を同居させた、よりおしゃれな間仕切りにできるでしょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-cassette_index.html
間仕切りに使えるおしゃれなシェルフ『Shelf ロータイプ本棚』
マルゲリータの「Shelf ロータイプ本棚」は、腰丈程度の高さにつくられた、幅広いシーンで間仕切りとして使いやすいおしゃれなシェルフです。高さが3段階、幅が2段階ラインナップされているので、部屋の広さや用途に合わせて適切なサイズを選べます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-3.html
また、ロータイプ本棚は専用のキャスターセットを取り付けることで、移動式の間仕切りにすることも可能です。キャスターにはワンタッチのストッパーが付いているので、揺れなどにも強く安心して使用できます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-3-caster.html
シェルフを間仕切りに使用しているアイデア溢れるおしゃれな設置実例
最後に、シェルフを間仕切りに使用している、おしゃれな設置実例を厳選してご紹介します。どの実例もアイデアに溢れるおしゃれなものばかりなので、これから間仕切りシェルフの設置を検討している方は、ぜひ参考になさってください。
おしゃれなシェルフの間仕切り設置実例①
こちらの実例では、戸建て住宅の子供部屋に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置し、空間を緩やかに仕切るおしゃれな間仕切りにしています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_605/
背板のないオープンシェルフなので、シェルフを挟んだ両側に照明の明かりが入り、姉妹それぞれにとって居心地の良い空間になっています。
要所に「専用カセット」を入れ、それぞれの視線を適度に遮ることで、勉強に集中しやすい空間に仕上がっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_605/
おしゃれなシェルフの間仕切り設置実例②
こちらの実例では、マンションのリビング空間を分けるおしゃれな間仕切りとして、「Shelf カウンター+スタンディングデスク付き本棚」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_662/
広々としたリビングに間仕切りシェルフを配することで、家族団らんに加え、仕事や勉強などがしやすいスペースが実現されています。
シェルフのカウンターがない側はダイニング空間として、カウンターがある側はワークスペースとして、家族それぞれが思い思いに利活用しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_662/
おしゃれなシェルフの間仕切り設置実例③
こちらの実例では、大学の研究室に「Shelf ロータイプ本棚 奥行350mm 移動式」を設置し、おしゃれな可動式間仕切りとして活用しています。
こちらの本棚は両面が木口で天然木突板仕上げされていて、背板がないオープンシェルフなので、両側から利用できます。
底部にキャスターが付いているため、スペースを拡張したりレイアウトを変更したりする際も、中の本を出さずにそのまま移動させられます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_394/
おしゃれなシェルフの間仕切り設置実例④
こちらの実例では、戸建て住宅の子供部屋に「Shelf 壁一面のA5判本棚 奥行180mm」を互い違いに2台設置し、おしゃれな間仕切りにしています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_760/
こちらの部屋は子供部屋としては広く、もともと将来的には2部屋に分ける想定で作られました。
今回、そこに間仕切りとしてシェルフを置くことで、それぞれの子のプライバシーが確保された2室が実現されています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_760/
おしゃれなシェルフの間仕切り設置実例⑤
こちらの実例では、制作会社のおしゃれなオフィスに、間仕切り兼収納家具として「Shelf カウンター付き本棚」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_399/
本棚側は打ち合わせスペースに、カウンター側は作業スペースにと空間を住み分けることで、おしゃれかつ効率の良いオフィス空間に仕上がっています。
天井ぴったりのサイズで、業務に使う書籍をたくさん収納するのみならず、造作家具かのようにオフィスをおしゃれに演出してくれています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_399/
まとめ
今回は、間仕切りとしても使えるおしゃれなシェルフについて、詳しく確認してきました。
間仕切りにはパーテーションなどの専用アイテムもありますが、収納家具であるシェルフを使えば、おしゃれに1家具2役が実現でき、空間をより有効活用できます。
今回ご紹介したことを参考に、おしゃれなシェルフを間仕切りとして設置してみてはいかがでしょうか。
マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介したものを含め、数多くのシェルフを掲載しています。サイズや仕様の異なる製品の中には、きっとご家庭やオフィスにぴったりのシェルフがあるはずです。間仕切り用のシェルフをご検討中の方は、この機会にぜひご覧になってみてください。