子供の成長は早いもので、「以前までは余裕をもって使っていた子供部屋が、いつの間にか手狭に・・・」ということが起きてしまいがちです。
子供が快適に過ごすために、狭い子供部屋問題を解決してあげたいものですが、すぐにリフォームやリノベーションをしたり、引越しをしたりするのはコストがかかるため現実的ではありませんよね。
狭い子供部屋であっても、収納やレイアウトを工夫することで、コンパクトながらも快適に使えるようになります。
この記事では、子供部屋の狭さを解消する工夫や、その際に役立つおすすめ家具などを解説していきます。
記事の後半では、収納家具やレイアウトの工夫により快適な空間を実現した実例も多数ご紹介しています。
子供部屋の狭さで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
子供部屋が狭く感じてしまうようになる原因とは?
狭い子供部屋のレイアウトを工夫するためには、まず子供部屋が狭く感じてしまう原因を確認しておくことが大切です。
ここでは、子供部屋が狭く感じられる代表的な3つの原因を確認していきましょう。
狭く感じる原因① 子供の成長にあわせて物が増える
子供部屋が狭く感じられる原因の1つは、成長にあわせて物が増える点にあります。
子供は日々着実に成長し、その過程で遊ぶおもちゃであったり、勉強に使う学習道具であったりと、どんどん物が増えていきます。
その結果、どこかで収納スペースに無理が生じ、物が整理整頓出できない状況になって部屋が散らかり狭く感じられるようになります。
子供の成長を考えれば、部屋が狭くなる日が来るのは必然だといえるでしょう。
狭く感じる原因② そもそもの間取りが狭い
子供部屋が狭いと感じられる原因には、そもそも間取り自体が狭いことも考えられます。
一般的に、子供部屋の広さは6畳程度が平均値です。これより狭い子供部屋の場合は、成長して身体が大きくなるにつれて狭く感じられるようになります。
特に、6畳以下の子供部屋の場合、ベッドや学習机を置くのも難しく感じられるため、家具やレイアウトを工夫したり、リビングも生活空間にするなどの工夫が必要になるでしょう。
狭く感じる原因③ 子供の人数が増えた
子供部屋を1人で使っているうちはよかったものの、2人、3人と人数が増えて狭くなっていくというケースもあります。
最初から複数人の子供を想定して子供部屋を作っていればよいですが、すべての親御さんがそこまで計画を立てているわけではありません。その結果、子供が増えるにつれて1人が使えるスペースは減り、それぞれの子供が成長するに伴い、どんどん子供部屋が手狭に感じられるようになります。
子供部屋が狭く感じるのを解消するポイント
子供部屋が狭いからといって、リフォームやリノベーションをして部屋を大きくしたり、より広い子供部屋のある家に引っ越すのは簡単にできることではありません。
多くの場合は、今の子供部屋を工夫して使っていくことになるので、狭さを解消するための工夫を施す必要があります。
ここでは、子供部屋の狭さを解消するために試したいポイントを、厳選して5つご紹介します。
狭さを解消するポイント① 子供部屋に充分な収納スペースを確保する
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_413/
子供部屋が狭く感じられるとき、物が片付いていないことが原因になっている場合も多いです。
おもちゃや勉強道具などを収納できるよう、充分な収納スペースを確保しておくと、狭い子供部屋でも快適に活用できるでしょう。
しかし、収納すべき物が多い場合は、それぞれの収納家具がスペースを埋めてしまい、より、部屋を手狭に感じさせる一因になってしまいます。
そのため、狭い子供部屋の収納としては、壁面収納棚など、物のカテゴリーを問わずまとめて収納できる大容量収納家具がおすすめです。
狭さを解消するポイント② 子供部屋に2役をこなす収納家具を設置する
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狭い子供部屋では、家具をなるべく少なくまとめることが重要です。そのため、1つで2つ分の役割を果たす家具の導入が、子供部屋の狭さを解消するのに役立ちます。
たとえば、本棚と勉強机が一体化した家具を設置すれば、それぞれを設置する場合に比べて、大きくスペースを省けるので子供部屋をいたずらに狭くすることが避けられます。
その他にも、収納棚を備えたベッドや、1床分の面積で2床分の役割を果たす2段ベッド、テレビボードとしても使える本棚など、1台で2役をこなす家具を活用すると、狭い子供部屋でも充分に快適な暮らしを実現できます。
狭さを解消するポイント③ 子供部屋の壁面を収納スペースにする
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狭い子供部屋に限らずですが、壁面がデッドスペースとして残されていることが多いです。
その場合、壁面を収納スペースとして活用するだけで、部屋全体の使い勝手が大きく向上します。
子供部屋の壁面に収納棚を設置し、高さを利用して床の上にあったもの量を収納すれば、空間をより広く活用することができます。
狭さを解消するポイント④ 収納家具で子供部屋を間仕切りする
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1つの子供部屋を2人、3人でシェアする場合、空間を仕切るための間仕切りを設けることが多いです。しかし、パーテーションやカーテンなどの単なる仕切りを部屋に追加すると、その分だけ空間が狭く感じられてしまいます。
そこでおすすめしたいのが、シェルフなどの収納家具を間仕切りとして活用する方法です。ひとりひとりの子供たちの子供部屋として空間を仕切れると同時に、共有の収納スペースが生まれます。
その結果、たくさんの家具や収納を設置する必要がなくなるため、狭いと感じられた空間を有効に活用でき、部屋をすっきり見せることができるでしょう。
狭さを解消するポイント⑤ リビング学習を取り入れる
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子供部屋が狭い場合、リビング学習を取り入れるのも効果的です。
もともと子供部屋の間取りが狭かった場合、いくら収納や家具を工夫しても限度があるかもしれません。
その場合、学習はリビングで、遊びや就寝は子供部屋で、と分ければ子供部屋が狭くなる原因を軽減できるでしょう。
ただし、単にリビングへ学習道具を移しただけでは、今度はリビングが狭くなってしまいます。
リビング学習を取り入れるときは、収納とデスクが一体になっているなど、学習道具がしっかり収納できながらも余分なスペースを取らない際は、充分な収納容量のある家具の導入がおすすめです。
リビング学習を実現する家具については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。あわせてお読みください。
マルゲリータ・コラム:「リビング学習におすすめの実例7選!レイアウトや収納はどうする?」
子供部屋の狭さを解消する おすすめの多機能家具
狭いと感じられる子供部屋では、収納を中心に1つで2役をこなす多機能家具を導入するのが効果的です。
ここでは、子供部屋が狭く感じられるのを解消するのに効果的な、おすすめの多機能家具を4種類ご紹介します。
多機能家具の例① シェルフ(壁面収納)
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_625/
狭い子供部屋の壁面にシェルフ(壁面収納)を設置すると、デッドスペースになりがちな壁面を利用して、おもちゃから勉強道具まで、たくさんのものを収納することができます。
また、壁面に設置する以外に、2人以上で使う子供部屋の間仕切りとして利用することもできます。その場合は、設置することで圧迫感が生まれないよう、背板が無く、光を通すシェルフを選ぶとよいでしょう。
多機能家具の例② デスク付き本棚
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_412/
子供部屋にシェルフを設置するなら、デスク付きのものもおすすめです。
勉強道具を収納するシェルフとデスクが一体化接しているため、限られたスペースを有効に利用することができます。座った姿勢でシェルフに手が届いて勉強道具や教科書の出し入れをスムーズに行えるので、高い収納力を確保しつつ、集中力を途切れさせることなく、学習できます集中できる環境にもなっています。
できれば収納部分は天井近くまであるハイタイプのシェルフを選ぶのがおすすめです。
子供の成長に合わせて増え続けるものをすべて片付けられるので、収納家具を何度も買い替える必要がありません。
多機能家具の例③ 収納付きベッド
出典:ベッド・マットレス通販専門店 ネルコンシェルジュ neruco公式サイト https://www.i-office1.net/shop/36100053/
子供部屋にベッドを置く場合、収納付きのベッドを採用すれば、同じスペースに就寝と収納という2つの役割を持たせられるので、子供部屋の狭さを解消させることができます。
多機能家具の例④ 2段ベッド
出典:無印良品公式サイト https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550344503102
2人で子供部屋をシェアする場合、ベッドを2つ設置するだけでも結構なスペースを必要とします。そのため、ベッドを縦に連結させて、1床分で2床の就寝スペースを実現する2段ベッドを採用すれば、子供部屋の狭さをだいぶ解消させられるでしょう。
子供部屋の家具やレイアウトを工夫するアイデア実例7選
最後に、狭く感じてしまう子供部屋でもレイアウトの工夫次第で快適に過ごせるという、アイデア溢れる実例を7つご紹介します。
ご自宅の子供部屋を工夫したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
子供部屋のアイデア実例① 壁一面の収納本棚
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_507/
こちらのご家庭では、2人の子供の勉強部屋に「Shelf(シェルフ) 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置しています。
2人はそれぞれ、本棚と直行して窓に向かうように設置した勉強机と、本棚を背にして平行に置かれた勉強机を使って、1つの部屋を共有しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_507/
本棚の中には書籍だけでなく、幼い頃から子供たちの近くにあった人形や縫いぐるみも置かれ、成長過程の一瞬を切り取ったような空間が実現しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_507/
子供部屋のアイデア実例② デスク付き収納本棚
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_560/
こちらのご家庭では、戸建て住宅の子供部屋の壁面に「Shelf デスク付き本棚」を設置しています。
壁一面の本棚と対をなすようにベッドが置かれ、コンパクトで使いやすい子供部屋に仕上がっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_560/
本棚には子供の本だけでなく、家族が読む本も収納されていて、みんなで仲良く使っている様子がうかがえます。
最下段には専用カセットの「ファイルボックス1列」が挿入され、見せない収納として活用されています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_560/
子供部屋のアイデア実例③ 3人兄弟のためのレイアウト
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_333/
こちらのご家庭では、マンションの一室を3人兄弟のための子供部屋とし、「Shelf アンダーカウンター本棚」を設置しています。
アンダーカウンター本棚を2つ並べて3つに仕切り、3人兄弟がそれぞれのスペースを確保して仲良く使っています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_333/
アンダーカウンター本棚は、壁面本棚の上部を取り除き、壁面をそのまま活かした状態にしておけます。
デスクの目の前の壁に知育ツールや写真などのギャラリーを設けることが可能です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_333/
子供部屋のアイデア実例④ 2人の子供の共有本棚に
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_527/
こちらのご家庭では、新築戸建ての2階の一室を子供部屋とし、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置しています。
部屋はスライドドアで2間に区切られており、それぞれに勉強机が設けられていますが、本棚は2人の子供が共有で使う目的で置かれています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_527/
本棚にはランドセルを含むそれぞれの道具、教材が収納されています。
また、本棚の中央上部に開口部を設けることにより、高い位置にある窓からの採光を遮ることなく、明るい室内になっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_527/
子供部屋のアイデア実例⑤ 間仕切り本棚で子供部屋を姉妹で仲良く使う
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_605/
こちらのご家庭では、2人姉妹の子供部屋に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置し、間仕切りとして空間を緩やかに仕切っています。
本棚の両側にはデスクを伸ばし、それぞれの学習机として使っています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_605/
背板の無い本棚は両側から使え、照明の光がそのまま反対に抜けるため、間仕切りでありながら圧迫感がありません。
また、それでいながら穏やかに空間が仕切られるので、お互いの視線は遮られ、プライバシーが確保されています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_605/
子供部屋のアイデア実例⑥ 玩具ボックスを組み合わせた壁面収納
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_280/
こちらのご家庭では、子供部屋の壁面収納として「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置しています。
最下段の棚板はあえてなくし、それぞれのセルが床面と壁面と縦横の棚板とで構成されるようにカスタムされています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_280/
また、最下段セルには、キャスターを付けた専用カセット「ファイルボックス1列」が、コンテナーの様に収納されています。
ファイルボックスは2歳の子供のおもちゃ箱として使われ、今後の成長に合わせて上部のセルが活きていくようなイメージに仕上がっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_280/
子供部屋のアイデア実例⑦ 壁一面に専用カセット付きの収納本棚
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_163/
こちらのご家庭では、新築戸建て住宅の一室に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置しています。この部屋を子供部屋として、これからそれぞれのセルに順次本を入れていく予定になっています。
木造住宅であるため、転倒防止策として壁の石膏ボードを通して間柱(木の下地)に本棚を固定しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_163/
まだ物がほとんど入っていない状態ですが、棚の下段には「奥行350mm専用のカセット」があらかじめ用意され、見せる収納と見せない収納が共存する形に仕上げられています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_163/
まとめ
今回は、子供部屋が狭くなってしまう原因や、快適に過ごすためのポイント、おすすめ家具などを詳しくご紹介してきました。
子供は日々成長していくため、昔はちょうどよかった部屋でも、成長に連れて狭くなっていきます。そんなとき、わざわざリフォームやリノベーションをしたり、家を引っ越したりしなくても、アイデア次第で同じ部屋を快適な空間に変えることが可能です。
マルゲリータ公式サイトでは、記事の中で紹介したい以外にも、たくさんのアイデア溢れる子供部屋の実例をご紹介しています。
子供部屋の狭さを解消し、子供たちに快適な暮らしをさせてあげるためにも、ぜひチェックしてみてください。