オフィスを移転する際、オフィス家具の扱いについては、いくつかの選択肢があります。移転前の家具をそのまま利用する、すべてを新しく買い替える、あるいはレンタルやサブスクリプションタイプを利用するなど、どの選択肢が最適か迷ってしまうこともあるでしょう。特に、オフィス家具のレンタルやサブスクは比較的新しいスタイルであり、そのメリットやデメリットがよくわからない方も多いのではないでしょうか。そこでここでは、オフィス移転時における家具や収納の選び方について、ポイントや注意点を詳しく解説していきます。これからオフィス移転を控えている方や、家具の選択に悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にして、最適なオフィス家具選びに役立ててください。
Contents
オフィス移転時に家具・収納はどうするべきか
オフィスを移転する際、移転後の家具・収納を用意する選択肢について、それぞれのメリットやデメリットを詳しく確認していきます。
①オフィス移転時に家具付きの物件に移転する
新しいオフィスに移転する際、あらかじめ家具が備え付けられている物件を選ぶという方法があります。家具付きオフィスを選べば、移転後に家具を1つひとつ買い揃える手間や時間、そして購入費用を削減できるのが大きなメリットです。また、移転作業が迅速に完了するため、新しいオフィスでの業務をスムーズに開始することができます。しかし、家具付きオフィスにはデメリットもあります。自社のニーズに合わせて家具を選ぶことができないため、オフィスの機能性やレイアウトに制限が生じることがあります。また、備え付けの家具は一般的にオーソドックスなデザインが多いため、独自性を重視したり、おしゃれなオフィスづくりを目指したい場合には、希望通りの環境を作りづらい点に注意が必要です。オフィス選びの際には、こうしたメリット・デメリットを踏まえて最適な選択を検討しましょう。
②オフィス移転時にリース家具を利用する
オフィスを移転する際には、リース家具を利用するという選択肢もあります。リース家具とは、購入する代わりに、月々の使用料を支払って一定期間家具を借りることができるサービスです。リース家具の大きなメリットは、導入費用を抑えられる点です。家具を購入するよりもレンタル料金は通常安価で、初期コストを削減できるため、オフィス移転時の予算を抑えたい場合には非常に効果的です。特に、短期的な利用や移転後すぐに稼働したいときに、柔軟に対応できる選択肢です。また全額経費で落とせる点もメリットです。しかし、注意点も存在します。長期間使用する場合、月々のレンタル料金が積み重なることで、最終的には購入するよりも割高になる可能性があります。また、レンタル家具は自社の資産にはならず、契約期間が終了すれば返却しなければならないという制約もあります。
一方で、将来的にオフィスの移転などに伴い家具を処分する必要が出た際、レンタル家具なら処分費用がかからないというメリットもあります。これにより、引越しやレイアウト変更時の負担を軽減でき、柔軟な対応が可能です。レンタル家具は、使用期間や将来の計画に応じて慎重に選ぶ必要がありますが、短期利用やコストを抑えたい場合には有効な選択肢となります。
③オフィス移転時にサブスク型の家具を利用する
近年では、サブスクリプション(サブスク)型のオフィス家具サービスも増加しており、オフィス移転時にこうしたサービスを活用することも可能です。サブスク型の家具サービスは、音楽や電子書籍などと同様に、月々定額の料金を支払うことで、必要な分だけオフィス家具を使用できる仕組みです。レンタル家具が、基本的に1つずつの家具に対して料金が発生するのに対し、サブスク型サービスは定額制で、複数の家具を使い放題というプランが多いのが特徴です。これにより、コストを一定に抑えつつ、必要に応じてオフィスの規模や用途に合わせて柔軟に家具を揃えることができます。ただし、サブスク型もレンタル家具と同様、経費で落とせる反面、オフィス家具が自社の資産にはならないという点に注意が必要です。中には、一定期間利用するとそのまま購入できるオプションを提供するサービスもありますが、通常の購入価格よりも割高になることが多い点も考慮する必要があります。
④オフィス移転後に前オフィスの家具を利用する
オフィスを移転する際、前オフィスの家具をそのまま利用するという選択肢もあります。この方法の最大のメリットは、新しい家具を購入する費用を節約できる点です。特に、オフィスの規模やレイアウトが新旧であまり変わらない場合、既存の家具を違和感なく引き続き使用できるでしょう。しかし、前オフィスの家具をそのまま使うことで、新しいオフィスのデザインや雰囲気に合わなかったり、レイアウトの変更により使い勝手が悪く感じられる可能性もあります。たとえば、移転後のオフィスが広くなったり、フリーアドレス型に変更した場合、既存の家具では対応しきれないことがあるため、新しいオフィスに合わせて家具を一部新調する必要が出てくるかもしれません。このように、前オフィスの家具を再利用するかどうかは、オフィスの新しいデザインや使い勝手を考慮して慎重に判断することが重要です。
⑤オフィス移転後に新しいオフィスに合わせて家具を買い替える
オフィスを移転する際に、新しいオフィスに合わせて家具を買い替える方法も有効です。この選択肢のメリットは、使い勝手やデザインを考慮して、新オフィスに最適な家具を選ぶことができる点です。社員の働き方に合った家具を導入すれば、業務の効率が向上し、よりクリエイティブで快適な作業環境を実現できるでしょう。もちろん、家具一式を買い替えるには相応のコストがかかります。しかし、オフィスの使い勝手が向上し、社員のモチベーションや生産性が上がると考えれば、長期的には有意義な投資となるでしょう。また、耐久性があり、使い勝手の良い家具を選ぶことで、長期的にはレンタルやサブスクリプション型サービスを利用するよりも、コストを抑えられる可能性が高まります。これにより、企業としても合理的な選択をすることができます。
オフィス移転時の家具・収納選びのポイント
ここでは、オフィス移転時に家具・収納を選ぶ際のポイントについて、詳しく確認していきます。これからオフィス移転の予定がある方は、ぜひ参考にしてください。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_674/
ポイント① オフィスのレイアウト・デザインに合わせた家具選び
オフィス移転時には、新しいオフィスのレイアウトやデザインに合わせた家具を選ぶことが重要です。オフィス家具は、使い勝手だけでなく、オフィス全体の印象を左右するインテリアとしても大切な要素です。どれほどデザイン性の高いオフィスでも、家具が凡庸であれば、その魅力が半減してしまう可能性があります。そのため、オフィス移転を機に家具を買い替える場合は、新しいオフィスのスタイルや雰囲気にマッチする、おしゃれで機能的な家具を選ぶことをおすすめします。これにより、オフィス全体のデザインが引き立ち、働く環境もより快適で魅力的なものになるでしょう。
ポイント② 固定席なのかフリーアドレスなのか
オフィスを移転する際には、新しいオフィスが固定席制かフリーアドレス制かによって、適切な家具を選ぶことが重要です。社員が各自の定位置で作業する固定席の場合、社員の人数分のデスクやチェアを確保する必要があります。加えて、個別の収納スペースなども考慮する必要があるでしょう。一方、フリーアドレスの場合、社員が自由に場所を変えて作業をするため、全員分のデスクやチェアを用意する必要はありません。特に近年では、テレワークの増加により、オフィスのレイアウトをコンパクトかつ柔軟にし、必要な家具だけを厳選する企業が増えています。これにより、広々としたレイアウトが実現し、スペースを有効活用できるため、開放感のあるオフィス環境が整います。
ポイント③ 間仕切りの工夫でフレキシブルな間取りや動線に
オフィス移転時には、間仕切りを工夫してオフィスの間取りや動線をフレキシブルに設計することで、使いやすいオフィス環境を実現できます。広々としたオープンスペースとプライベートな個室空間の両方を備えるには、それぞれに専用のスペースが必要です。しかし、間仕切りを活用すれば、同じ空間を用途に応じて柔軟に仕切ることが可能になります。最近では、さまざまなデザインやサイズの間仕切りが販売されており、オフィスのイメージや機能に合わせて選べます。可動式の間仕切りを採用することで、会議や個別作業に応じて簡単にレイアウトを変更できるため、効率的かつ快適なオフィス環境を作り出すことができます。
ポイント④ 耐久性の高さ
オフィス移転時に家具を購入する際には、耐久性の高さにも注目することが重要です。オフィス家具は日々多くの人が使用するため、使用頻度が高く、壊れたり不具合が発生することもあります。そのため、耐久性の高い家具を選ぶことで、長期にわたり安心して業務に集中できる環境を整えられます。さらに、耐久性の高い家具は長年使用できるため、買い替えの頻度を減らし、結果的にランニングコストの削減にもつながります。初期投資はやや高めになるかもしれませんが、長い目で見れば、コストパフォーマンスの高い選択と言えるでしょう。
ポイント⑤ 会議室の利用頻度の増加
オフィス移転時には、使い勝手の良い会議室を設計するための家具選びも非常に重要です。近年、WEBミーティングの普及により、会議室の使用頻度が増加しています。そのため、会議室での効率を高めるためには、快適さと実用性を兼ね備えた家具を選ぶことが求められます。たとえば、天板が広く、作業や会議に十分なスペースを提供するテーブルや、長時間座っても疲れにくい座り心地の良いチェアを選ぶことは、生産性の向上に寄与します。会議がスムーズに進むような家具を揃えることで、会議室の使いやすさが向上し、社員のアイデアや議論がより活発になるでしょう。
移転後も使いやすいオフィス家具の選び方
オフィスを移転する際、現在使用しているオフィス家具が新旧いずれのオフィスでも使い勝手が良ければ、そのまま使用し続けることが可能です。家具を無駄にせず、コストを削減するためにも、移転後も活用できる家具を選ぶことは非常に重要です。ここでは、移転後も使いやすいオフィス家具を選ぶ際のポイントについて詳しく確認していきます。新しいオフィスのレイアウトや働き方に合わせて、どのように既存の家具を適応させるかを考慮し、効果的に再利用するためのヒントを紹介します。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_381/
デスク・テーブルの選び方
クリエイティブなオフィス環境を実現するためには、知的創造の基盤となるデスクやテーブル選びが非常に重要です。特に、デスクやテーブルの天板の広さと奥行きには十分な余裕があることが望まれます。具体的には、1人で使用するデスクであれば、幅は100cm、奥行きは最低でも70cmあるものが理想的です。この広さがあれば、快適に作業でき、複数の資料やデバイスを同時に使用することができます。また、近年では固定席デスクを無くし、フリーアドレス用の大型テーブルを導入するオフィスも増えています。この場合、複数人が同時に使っても窮屈にならないように、十分な幅と奥行きのあるテーブルを選ぶことが大切です。クリエイティブな作業環境を支えるために、スペースに余裕を持たせた家具選びが鍵となります。
チェアの選び方
オフィスでの生産性を向上させるためには、チェア選びが非常に重要です。まず、チェアの高さは、座ったときに足の裏が床にしっかりと付く状態が適切とされています。そのため、社員一人ひとりの身長や体格に合わせて高さ調整ができるチェアを選ぶことが望ましいでしょう。さらに、チェア選びでは背もたれの存在も大切なポイントです。背もたれがないチェアでは、長時間の作業中に疲労が溜まりやすいため、必ず背もたれ付きのチェアを選びましょう。背もたれには、腰を支えるものから首までサポートするものまで、さまざまなタイプがあります。特にPC作業が多い職場では、背もたれが大きいタイプを選ぶことで、姿勢が安定し、疲労の軽減に役立ちます。最適なチェアを選ぶことで、快適な座り心地を提供し、仕事の効率をさらに高めることができます。
収納家具の選び方
オフィスの収納家具を選ぶ際には、拡張のしやすさと収納力の高さを重視することが大切です。オフィスで使用する資料や備品は、時間とともに増加していくため、必要に応じて棚や収納スペースを追加できる家具を選ぶことで、柔軟で使い勝手の良い作業環境が整います。また、オフィスでは複数人が同時に資料にアクセスすることが多いため、大量の資料を一箇所に効率的に収納できることも重要です。収納力を最大限に活用するためには、天井付近まで利用できるハイシェルフを採用するのがおすすめです。これにより、デッドスペースを最小限に抑えつつ、限られたスペースを最大限に活用でき、より効率的なオフィス収納を実現できます。
オフィス移転時におすすめのマルゲリータのオフィス家具
ここからは、マルゲリータの製品ラインナップの中から、オフィス移転時におすすめのオフィス家具を厳選してご紹介いたします。機能性とデザイン性を兼ね備えたアイテムを揃えておりますので、オフィス家具選びに迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。移転後の新しいオフィス環境を最適化し、効率的で快適な空間を作るためのヒントとなる製品をご紹介します。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-ro-2400-900-br.html
スタンディングデスクと組み合わせられるワークデスク
マルゲリータの「Tavola(タヴォーラ)コンソールデスク」は、壁に沿わせて設置できるコンパクトサイズのワークデスクです。デスク上にはモニター、キーボード、ノートPCを十分に配置できる広さがあり、快適な作業スペースを確保します。これにより、リモートワークやオフィスでの多様な働き方にも対応でき、限られたスペースでも効率的に作業ができる理想的なデスクとなっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/cd-stg-set03-br.html
Tavola コンソールデスクは、幅2400mm、1800mm、1500mm、1200mmと、さまざまなサイズから選ぶことができます。そのため、オフィスでの働き方やレイアウトに合わせて、最適なサイズのデスクを設置することが可能です。広めのサイズを選べば複数のデバイスや資料を同時に配置でき、コンパクトなサイズは限られたスペースに最適です。多様なオフィス環境に柔軟に対応できる、機能的なデスクです。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/cd-stg-set01-wh.html
また、Tavola コンソールデスクには、立った姿勢で使えるスタンディングデスクも用意されています。それぞれを単体で設置するのはもちろん、組み合わせて設置すれば、気分や仕事内容に合わせて使い分けられ、より生産性の高いオフィスが実現します。
フリーアドレスにも対応する大きなテーブル
マルゲリータの「Tavola ダイニングテーブル」は、広々とした天板が特徴で、オフィスでの使用に最適なテーブルです。最大の特徴は、既製品には珍しい幅2400mmという広さで、会議室のミーティングテーブルとして設置するのはもちろん、フリーアドレス用のワークデスクとしても十分な作業スペースを提供します。広々とした天板により、複数人での作業やミーティングでも快適に使用でき、その使い勝手の良さを実感できるでしょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_546/
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_362/
Tavola ダイニングテーブルの天板には、上質な無垢集成材が使用されています。非常に硬くで耐久性が高い材質なので、オフィスで長期間使用しても、表面に傷があまり付かず、美しい状態を長く楽しめます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/base_index.html
ワークスペースの面積を最大限に広くする壁面収納
マルゲリータの「Shelf(シェルフ)壁一面の本棚」は、オフィスの壁面に設置することで、資料や書籍を大量に収納できる壁面本棚です。Shelf 壁一面の本棚は、さまざまなサイズの本に対応できるよう、奥行きで3通り、高さで3通りの組み合わせをもとに、全4タイプの基本形が用意されています。そのため、オフィスのレイアウトや、資料との相性に合わせて、最適なサイズの壁面収納が選べます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_614/
また、Shelf 壁一面の本棚は、天井との間にフィラー板を設置することで、転倒防止対策が取れます。壁面とボルト留めなどをする必要がないので、移転したばかりのオフィスであっても、壁に傷を付けずに天井までの壁面収納を実現できます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf_index.html
壁面収納と机を一体にしてさらなる効率化を
ワークデスクと収納を一体化した、コンパクトで収納力に優れたオフィス家具が「Shelf カウンター付き本棚」です。一般的なオフィスでは、個人のデスク周りに袖机や収納ツールが並びがちですが、「カウンター付き本棚」を使用することで、それらの収納機能を本棚のセルに集約し、スペースを効率よく活用できます。さらに、「カウンター付き本棚」を複数台連続して設置すれば、大容量の収納と複数人のワークスペースを確保しつつも、オフィス全体の面積を多く占有しないため、広々とした空間を保ちながら機能性の高いレイアウトを実現できます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_563/
まとめ
今回は、オフィス移転時の家具・収納選びに焦点を当て、選び方のポイントやおすすめのオフィス家具について詳しくご紹介しました。オフィス家具は、生産性の向上だけでなく、オフィス全体の雰囲気にも大きく影響を与える重要な要素です。オフィス移転の際は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にして、機能的でおしゃれなオフィス家具を選んでいただければと思います。マルゲリータの公式サイトでは、この記事でご紹介したアイテム以外にも、幅広いオフィス家具のラインナップをご用意しています。これからオフィス移転をお考えの方は、ぜひ公式サイトをチェックして、最適な家具を見つけてください。