多くのオフィスでは、業務に使う資料などでたくさんの本を使用するため、本棚の設置が欠かせません。
しかし、いざオフィスに設置する本棚を選ぼうにも、どのような素材のものを選べば良いか分からず、迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
オフィスに設置するのであれば、本棚は木製のものがおすすめです。この記事では、なぜ木製が良いのかの理由や、選ぶ際の注意点、おすすめ商品などについて、詳しく解説していきます。
記事の最後では、オフィスに木製本棚を設置している実例もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Contents
オフィスに設置する本棚の素材の選択肢
オフィスに本棚を設置する際、まずどのような素材のものを選ぶか決めることが大切です。
ここでは、オフィスに設置する本棚でよく使われる3種類の素材について、特徴を確認していきましょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_362/
スチール製本棚
オフィスに本棚を設置する際、頑丈さを重視する場合はスチール製がよく選ばれます。
スチールは重さや衝撃に強いため、大量の本を収めても歪みにくい点がメリットです。しかし、金属ゆえに錆びなどの劣化が生じやすい点に注意が必要です。
なお、金属だからといって必ずしも耐荷重が高いとは限らず、薄い棚板などの場合、スチール製でもたわむ可能性があるので注意しましょう。
プラスチック(樹脂製)本棚
オフィスの本棚の設置費用を安価にしたい場合には、プラスチック(樹脂製)本棚という選択肢もあります。
プラスチック製のメリットは金額が安いことのほか、重量が軽くて運びやすい点も挙げられます。
その一方、プラスチック製の本棚は見た目が安っぽく見えやすいので注意が必要です。
そのため、見た目のおしゃれさや重厚感を重視するのであれば、他の素材を検討すると良いでしょう。
木製本棚
オフィスに設置する際に間違いないのが、木製の本棚です。
しっかり厚みのある天然木であれば、スチールに負けず劣らずの強度があり、棚板のたわみなどを気にせずに長く使い続けられます。
また、木製本棚は他のインテリアとの相性も良く、たいていのオフィス空間に自然と馴染んでくれるでしょう。
木製本棚は、スチール製やプラスチック製に比べると金額が高いものが多いですが、その分長く使い続けられることを考えると、最もおすすめの選択肢だといえます。
オフィスに設置する木製本棚のスタイル
オフィスに木製本棚を設置する場合、大きく「扉付き」「引き出し式」「オープンラック」の3つのスタイルに分かれます。
それぞれにメリット・デメリットが異なるので、ニーズや好みに合わせて、適切なスタイルの木製本棚を選ぶことが大切です。
ここでは、それぞれの特徴について、詳しく確認していきましょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_479/
扉付き本棚
扉付きとは、名前の通り前面に開閉扉が付いたタイプの木製本棚です。
扉の種類は大きく開き戸と引き戸に分かれますが、どちらも本を「見せない収納」として隠せる点が大きなメリットです。
一方で、扉付き収納は取り出す度に開閉が必要な点がデメリットとして挙げられます。
そのため、オフィスで資料などの本を参照する機会が多い場合は、使い勝手を含めて注意が必要でしょう。
引き出し式本棚
引き出し式とは、手前に引き出すトレーに本を収納するタイプの木製本棚です。
引き出し式のメリットは、扉付きと同様に、本を見せない収納としてすっきり収められる点です。
引き出しを開けない限りは、中に何が入っているかわからないので、乱雑さなどが隠せます。
その一方、引き出し式は奥に入れた本が取り出しにくくなる点がデメリットとして挙げられます。
また、中身を確認するには上から覗きこむ必要があるので、背丈より高い場所に設置すると、本の取り出しが難しくなります。
オープンラック本棚
オープンラックとは、前面に扉や引き出しが付いていない、シンプルなスタイルの木製本棚です。
オープンラックタイプのメリットは、収納している本が確認しやすい点にあります。整然と並べられた本の背表紙を見て、目的の本をすぐに取り出せるでしょう。
一方のデメリットとしては、収納した本が「見せる収納」として露出するので、乱雑に置くと目立ちやすい点が挙げられます。
ただ、このデメリットは棚の一部にケースなどを入れ、見せる収納と見せない収納を同居させることで解消が可能です。
オフィスに置く木製本棚を選ぶ際の注意点
オフィスに安全かつ使い勝手の良い木製本棚を設置できるようにするには、いくつか注意点があります。
ここでは、オフィスに置く木製本棚を選ぶ際の注意点を5つご紹介していきます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_626/
注意点① 収納する書籍と奥行きが合っているか
オフィス用の木製本棚選びでは、まず収納する書籍と本棚の奥行きが合っているか確認しましょう。
たとえば、文庫本やコミック本などに特化した薄型本棚の場合、奥行きが15~20cm程度になっていることが多いです。しかし、専門書や辞典、画集などを置く場合、これでは厚みが足りずに、はみ出してしまう可能性があります。
反対に、基本的に小型の書籍しか収納しないのに、奥行きに余裕がある本棚を選ぶと、手前が空いて取りづらくなってしまいます。
そのため、オフィスに設置する木製本棚を探す際は、事前に収納する本のおおまかなサイズを確認しておきましょう。
注意点② 棚板の耐荷重が高いか
オフィス用の木製本棚を購入する際は、棚板の耐荷重がしっかりしているかを確認することが大切です。
耐荷重が低い本棚だと、本の重みで棚板がたわみ、使い心地や見た目が損なわれてしまいます。使い始めは問題なくても、何ヶ月何年と時間が経つに連れてたわむこともあるので、注意が必要です。
一般的に、棚板はピッチが狭く分厚いほど耐荷重が高くなるので、購入前に必ず確認しておきましょう。
注意点③ 耐震性が確保されているか
オフィス用に背の高い木製本棚を購入する際は、耐震性が確保されているかも確認が必要です。
大きな地震が発生すると、家具は振り子の原理で大きく揺れ、最悪の場合は倒れてしまいます。本のたくさん収納された本棚が倒れると、怪我などの二次被害に繋がりかねません。
木製本棚の耐震性を高めるには、壁と本棚をボルトやピンで留めたり、天井との間にツッパリ棒や木板を挟んだりなどの対策が効果的です。
新しく木製本棚を購入する際は、これらの仕様が備わっているか確認しておきましょう。
注意点④ 後からのカスタマイズが可能か
オフィスに木製本棚を導入する際は、後からカスタマイズ可能な製品を選んでおくと、より汎用性が高くなります。
たとえば、先述のようにオープンラック型の木製本棚は、収納本がすべて見えてしまうことが懸念点でした。そのため、一部を扉付きや引き出し式にできるようカスタマイズできるものを選ぶと、見せる収納と見せない収納を同居させられます。
どのようなカスタマイズが可能かは、販売メーカーによって異なるので、ニーズに合うオプションがあるか、事前にチェックしておきましょう。
注意点⑤ 空間に圧迫感を生まないか
木製本棚をオフィスに設置する場合は、空間に圧迫感を生まないように注意が必要です。
特に人の背丈以上もある大型本棚の場合は、設置場所やサイズなどによって、強い圧迫感に繋がる可能性が高いので注意しましょう。
木製本棚の圧迫感を抑えるには、背板なしにして光を透過させたり、できる限り薄型にして省スペースに設置したりするのが効果的です。
オフィスにおすすめのおしゃれな木製本棚5選
ここからは、オフィスへの設置におすすめしたい、おしゃれな木製本棚を5つ厳選してご紹介します。
なかなか良い木製本棚が見つからずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
オフィスにおすすめの本棚①『マルゲリータ Shelf 壁一面の本棚』
こちらは、素材に天然のシナ合板を使用した、大型の木製本棚です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-2400-ex.html
最大約2.4m×2.4mのサイズまでバリエーションがあるので、オフィスの天井まで目一杯本を収めた壁面収納が実現できます。
奥行きは18cm、25cm、35cmの3つが展開され、収納する本との相性に応じて、適切なサイズが選べます。
また、「専用カセット」や「トレー」などのオプションが充実しているので、見せる収納と見せない収納を同居させるカスタマイズも可能です。
【奥行350専用カセット】
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-cassette_index.html
【トレー】
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-tr_index.html
オフィスにおすすめの本棚②『マルゲリータ Shelf ロータイプ本棚』
こちらは、腰丈程度の高さで使いやすい、小型の木製本棚です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-3.html
高さが1コマから3コマ、横幅が5コマか7コマと選べるので、オフィスのスペースや好みに合わせて、適切なサイズのものが選べるでしょう。
また、別売りのキャスターベースと組み合わせれば、必要に応じて場所を変えられる移動式本棚としても活用できます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-1800-3-caster.html
オフィスにおすすめの本棚③『マルゲリータ Shelf カウンター付き本棚』
こちらは、前面に横長のカウンターが付いた木製本棚です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-2400-ex-counter.html
木製本棚とデスクがセットになったような構成になっているので、オフィスのスペースを有効活用できます。手に届く範囲によく使う資料などを収めれば、仕事の効率も高まるでしょう。
また、立った状態でも使用できるよう、別途スタンディングデスクが付いたタイプも用意されています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-2400-counter-stgdesk.html
オフィスにおすすめの本棚④『ニトリ 木製キャビネット(NT書庫 オープン)』
オフィスの本をすっきり収められる、オープンラックタイプのシンプルな木製本棚です。
上下や左右に連結可能なので、後からオフィスの本が増えた際も安心でしょう。
出典:ニトリ公式サイト https://www.nitori-net.jp/ec/product/3511043-3511042s/
オフィスにおすすめの本棚⑤『無印良品 木製キャビネット 木扉 オーク材突板』
シンプルなデザインで、幅広いオフィスに馴染む扉付きの木製本棚です。
扉によって中身を隠せるので、見せない収納として活用できます。もちろん、本以外のオフィス用品も収納可能です。
出典:無印良品 公式サイト https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550512851615
オフィスに木製本棚を設置しているおしゃれな実例
最後に、オフィスに木製本棚を設置している実例を4つご紹介します。
どのオフィスもおしゃれなレイアウトになっているので、これから木製本棚を設置する際は、ぜひ真似してみてください。
木製本棚のオフィス設置実例① 絵本出版社の分室会議室に
こちらの実例では、絵本出版社の会議・図書室の両側の壁面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を複数台設置しています。
背板のない本棚なので、背面にあるアクセントウォールの色が活き、圧迫感のないおしゃれな雰囲気に仕上がっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_755/
木製本棚のオフィス設置実例② 新しいオフィスを天然木で構成する
こちらの実例では、新しいオフィスの壁面収納として、壁と柱の間のアルコープに「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を2台並べて設置しています。
天井までぴったり収まるようにフィラー板が挟まれているため、万一の地震でも安心な耐震性が確保されています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_656/
木製本棚のオフィス設置実例③ 本棚で間仕切りされたオフィススペース
こちらの実例では、制作会社のオフィスに間仕切りとして「Shelf カウンター付き本棚」を設置しています。
手前に見える本棚側は打ち合わせスペースに、反対のカウンター側は作業スペースと分けることで、効率の良いオフィス空間に仕上がっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_399/
木製本棚のオフィス設置実例④ ロータイプ本棚を研究室の入口間仕切りに
こちらの実例では、大学の研究室に「ロータイプ本棚 奥行350mm 移動式」を間仕切りとして設置しています。
底部にキャスターが付いているので、必要に応じて場所を変えられ、柔軟なオフィスレイアウトが実現できます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_394/
まとめ
今回は、オフィスに設置する木製本棚をテーマに、選ぶ際の注意点や、おすすめ商品などについて、詳しく確認してきました。
木製本棚をオフィスに設置すると、壁面収納や間仕切りなど、色々な用途で使用できます。今回ご紹介したことを参考に、オフィスにある本のサイズや量に合わせて、おしゃれで使いやすい木製本棚を選びましょう。
マルゲリータの公式サイトでは、記事の中でご紹介した木製本棚以外にも、色々な種類の収納家具を多数ラインナップしています。お客様の使用実例も多数掲載されているので、木製本棚をはじめオフィス家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。