床に座る生活 | 座卓 / Tavola (No.02)  | マルゲリータ使用例 シンプル おしゃれ 部屋 インテリア レイアウト

おしゃれな座卓をご紹介 和室に置く座卓の選び方とは?

床に座って生活するスタイルでは、座卓が重宝します。
和室に合う座卓を選べば、空間全体に統一感が生まれ、おしゃれな雰囲気になるでしょう。
しかし、座卓の購入を検討されている場合、そもそも「座卓」にはどういう種類があって、どういう視点で選べば良いのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、座卓と他のテーブルとの違い、そして種類や効果的な選び方などについて解説します。また、記事の後半ではおすすめの製品や、実際の設置事例をご紹介します。
これから座卓を購入しようか検討している方は、ぜひ参考にしてください。

座卓とは

座卓とは、畳や床に座った状態で使う背の低いテーブル(卓)を意味します。
別の名称で「座敷卓」と呼ばれることもあります。座卓の歴史は古く、食卓として奈良時代には中国から伝わっていました。
しかし、上下の人間関係が強くなるにつれ、食事には徐々に膳が用いられるようになりました。その後、座卓は江戸時代以降にふたたび普及し始めたとされています。
明治の頃には、床に座って食事をする日本の文化と、ダイニングテーブルに集まって食事をする西洋の文化が合わさり、座卓が食卓として使われるようになりました。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_337/

座卓・ローテーブル・ちゃぶ台・文机の違い

座卓と似たものに「ローテーブル」や「ちゃぶ台」、「文机」があります。
ここでは、それぞれの違いについて詳しく確認していきましょう。

座卓とローテーブルの違い

座卓とローテーブルの違いは、主に3つあります。
1つ目の違いは、座卓が和室用の家具である一方、ローテーブルが洋室用の家具である点です。
2つ目の違いは、座卓が食卓として使うイメージが強いのに対して、ローテーブルは食卓としては使われない点にあります。
そして3つ目の違いは、座卓が床に座って使う想定なのに対して、ローテーブルはソファーとセットで使う想定であることが多い点です。そのため、一般的には座卓よりローテーブルの方が、天板が高く設定されています。

座卓とちゃぶ台の違い

一般的に座卓とちゃぶ台の違いは、用途が食卓に限定されているか、そして脚を折りたためるかどうかの2点です。
まず、座卓が読書用や仕事用など食卓以外にも色々な用途で使える一方、ちゃぶ台は一般的には食卓としてしか使われません。
なお、ちゃぶ台を漢字で書くと「卓袱台」ですが、これはもともと「しっぽくだい」と読んでいました。それが、中国語で食事をすることを「チャフン」と言うことから、徐々にちゃぶ台と呼ばれるようになったようです。

続いて、一般的なちゃぶ台は天板の下にある脚を折りたためる仕様になっていて、使わないときは折りたたんでコンパクトに収納できます。一方、座卓は基本的に脚を折りたたまない据え置き型のテーブルを意味するケースが多いです。ただ、近年では折りたたみ式の座卓、折りたたまないちゃぶ台も販売されているので、座卓とちゃぶ台の違いは昔より分かりにくくなってきています。

座卓と文机の違い

座卓と文机の違いは、主に2つあります。
1つ目の違いは、何の用途で使うかです。座卓は読書や仕事の場、そして食卓などと幅広い用途で使われます。一方、文机は食卓としては使われません。
2つ目の違いは、使う人数と設置される場所です。座卓は、複数人で使うことを想定して、主にリビングやダイニングなどに置かれます。一方の文机は基本的に1人、多くても2人で使う想定で、主に書斎や個人の部屋などに置かれます。
ただ、メーカーによっては座卓と文机を同じ名称で販売している場合もあるので、購入する際は寸法などを確認するようにしましょう。

出典:マルゲリータ公式サイト「文机」 https://www.margherita.jp/tavola/fzk_index.html

座卓の種類

ひとくくりに座卓といっても、実際には形の種類が色々あるので、ニーズに合わせて適切なものを選ぶことが大切です。
ここでは、代表的な3種類の座卓の形について、詳細を確認していきましょう。

座卓の種類

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/ztk-1500-900-rw.html

円形座卓

円形座卓は、天板が円形をしている座卓です。
天板が円形だと、複数人で座った際に、それぞれの顔を合わせやすいメリットがあります。しかし、座った際に天板の手前が丸くなっているため、使用するスペースが狭くなりやすい点に注意が必要です。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/liscio/circlelowtable_index.html

楕円形座卓

楕円形座卓は、円形よりも横に広がった形をしている座卓です。
天板が楕円形だと、円形よりも並んで座りやすくなります。ただし、長辺と短辺のどちらの座るかによって、天板の使い勝手に差が出やすいので注意しましょう。

角形座卓

角形座卓は、天板が四角形になっている座卓です。
角形座卓は、天板が四辺に分かれていて、使用するスペースが広くなります。そのため、円形や楕円形と比べると、幅広い用途に使えるでしょう。
角形座卓はさらに、正方形と長方形のものに分けられます。食事などをする際は、縦幅よりも横幅が広い方が使いやすいですが、使用するスペースにもよりますので、用途やお部屋の状況によって座卓を選ぶことをおすすめします。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/liscio/lowtable-70-70.html

座卓の天板

座卓は木製のものが多いですが、その天板に使われる木材には「一枚板」「集成材」「突板」の3種類があります。それぞれに特徴が異なるので、ニーズに合った製品を選ぶことが大切です。
各天板の詳細について、以下で確認していきましょう。

座卓の天板

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/ztk-2400-900-rw.html

天板① 一枚板

一枚板とは、天然木の丸太を削り出して一枚の板状になった木材を、そのまま座卓の天板に用いたものです。
一枚板は、天然木本来の質感や味わいを最大限に楽しめるのが魅力です。ただし、長く使い続けると反りや歪みが生じる可能性があり、日光に当たると変色しやすいので、適切な手入れが必要になります。

そして、一枚板は1本の丸太から僅かな量しか取れないため、価格が非常に高額になる点に注意が必要です。

天板② 集成材

集成材とは、小さなブロック状に切り出した木材を、専用の接着剤で貼り合わせて座卓の天板にしたものです。
集成材は、一枚板と同様に木材の質感を楽しめます。しかし、細かいブロックが組み合わされているため、一枚板ほど反りや歪みが生じにくく、長く綺麗に使い続けられます。

また、1つ1つのブロックが小さいため、1本の丸太から集成材の材料を無駄なく確保できます。そのため、一枚板に比べると制作コストが安く、リーズナブルな値段で同等品質のものが手に入ります。
そのため、一枚板に強いこだわりがある場合を除き、座卓の天板は集成材が最もおすすめだといえます。

天板③ 突板

突板とは、ベニヤ板やMDFなどの芯材に、1~2mmほどに薄くスライスした木材を貼り合わせて作る座卓の天板です。
突板は、薄いとはいえ表面に天然木材を使っているので、見た目は一枚板や集成材と非常に似ています。しかし、実際に使われている天然木は非常に僅かなので、木の風合いや味わいを楽しむのは難しいです。

また、天板に傷が付くと、そこから内部の芯材が見えてしまい、見た目が損なわれる可能性があります。そのため、高級感や長く使えることを重視するのであれば、突板よりも一枚板や集成材の方がおすすめだといえます。

座卓の選び方

ここでは、買ってから後悔しないよう、座卓のおすすめの選び方を4つご紹介します。
これから座卓を購入しようとしている方は、ぜひ参考にしてください。

座卓の選び方

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/ztk-1800-900-br.html

選び方① シンプルでおしゃれなデザイン

座卓は、なるべくシンプルでおしゃれなデザインのものを選びましょう。
座卓は比較的サイズの大きい家具なので、そのデザインが部屋の印象を大きく左右します。特に和室は、空間全体がシンプルにまとまっていることが多いので、座卓もシンプルなデザインのものが好相性だといえます。

選び方② 作りが丈夫かどうか

座卓を選ぶ際は、作りが丈夫かどうかも確認しましょう。
特に重要なのは脚の接合です。脚と天板の接合に隙間や歪みがあると、座卓で何か作業する度に天板が揺れ、ストレスを感じます。

丈夫さを重視するのであれば、折りたたみ式の座卓よりも据え置き型の座卓の方がおすすめです。折りたたみ式は脚を折りたたむ構造上、どうしても隙間や歪みが生じやすくなるためです。
可能であれば、売り場やショールームなどで購入前に実際の製品を確認し、天板にグラつきが生じないかチェックすると良いでしょう。

選び方③ 天板でコストをかけ過ぎない

座卓を選ぶうえで、天板にコストをかけ過ぎないことも重要なポイントになります。
特に天板が一枚板のものは、価格が非常に高額になります。天板にコストがかかり過ぎたものは、実用品というより工芸品に近く、使い勝手や耐久性はコストに比例しないことが多いです。
そのため、長く快適に使える座卓を選ぶうえでは、コストパフォーマンスの高い集成材を使った製品を選ぶのが良いでしょう。

選び方④ 差尺(天板の高さ)に注意する

座卓を選ぶ際は、差尺に注意しましょう。
差尺とは、天板から座面までの距離のことを意味します。一般的なテーブルや机では、天板から椅子の座面までの差尺は27~30cmほどが適切だといわれています。しかし、座卓の場合は床に直接座るため、椅子に座る場合より長めの差尺が必要です。もし差尺が短いと、足元が窮屈に感じられ、正座や胡坐の姿勢が取りにくくなります。

そのため、座卓の差尺としては33~35cm辺りがおすすめです。テーブルや机と違い、座卓の差尺計算では椅子の高さを気にする必要がなく、製品スペックに記載されている高さがそのまま差尺になります。購入前に必ず確認しておきましょう。

おすすめの座卓をご紹介

ここでは、おすすめの座卓を厳選してご紹介します。
これから座卓を購入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

おすすめの座卓①『マルゲリータ Tavola 座卓』

マルゲリータ Tavola 座卓」は、天板から脚まですべてが無垢集成材でつくられた、シンプルでおしゃれな座卓です。

おすすめの座卓①『マルゲリータ Tavola 座卓』

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/ztk_index.html

天板が4本の線で囲まれる面で支えられ、更に天板そのものを加えた全体が一つの安定した塊になっています。そして、プレート状の脚が立体的なX,Y,Zの三方向に互いを嵌合(かんごう)させることで、安定感のある剛性が保たれています。

おすすめの座卓①『マルゲリータ Tavola 座卓』

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/ztk_index.html

「幅2400 × 奥行900 mm」「幅1800 × 奥行900 mm」「幅1500 × 奥行900 mm」の3サイズが用意されていて、部屋の広さや使用人数に合わせて選べます。目安としては、8人なら幅2400、6人なら幅1800、そして4人での使用なら幅1500がおすすめです。

おすすめの座卓①『マルゲリータ Tavola 座卓』

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/ztk_index.html

また、天板の素材はハックベリー集成材とラバーウッド集成材から選べます。
ハックベリー集成材は、自然塗料によって仕上げられたホワイトとブラウンの展開です。そしてラバーウッド集成材は、ウレタンクリア塗装によるナチュラル色で展開されています。

おすすめの座卓②『カリモク家具 モダン座卓』

こちらは、ナチュラルな雰囲気がおしゃれな座卓です。
天板から脚に至るまで、天然のオーク材を贅沢に使用しています。天板には、すり傷や熱などに強いシリコンアクリル塗装を施しているので、長く綺麗に使えます。

おすすめの座卓②『カリモク家具 モダン座卓』

出典:カリモク家具 公式サイト

おすすめの座卓③『無印良品 楕円こたつ』

こちらは、楕円形の天板が使いやすいシンプルな座卓です。
天板の下にはヒーターが付いているので、冬場にはこたつとしても使えます。ヒーター部は厚みが抑えられているので、座卓として使う際も快適に過ごせるでしょう。

おすすめの座卓③『無印良品 楕円こたつ』

出典:無印良品 公式サイト

座卓の設置事例

ここでは、座卓のおしゃれな設置例を2種類ご紹介します。
座卓を実際に設置したイメージを掴みたい方は、ぜひ参考にしてください。

設置事例①

こちらの事例では、リフォームした戸建て住宅のリビングに「マルゲリータ Tavola 座卓」を設置しています。

リフォームした戸建て住宅のリビングに「マルゲリータ Tavola 座卓」を設置

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_471/

広い窓から庭の様子が見える開放的な空間に、無垢集成材の座卓が非常にマッチしています。床と天板の色味がリンクしていることで、全体の統一感も図られています。

リフォームした戸建て住宅のリビングに「マルゲリータ Tavola 座卓」を設置

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_471/

座卓の一方にはラグが敷かれ、もう一方にはソファーが設置されています。そのため、ラグに座って座卓として使う、ソファーと合わせてローテーブルとして使うという2役ができます。

設置事例②

こちらの事例では、高台の丘陵にあるテラスハウスのリビングに「マルゲリータ Tavola 座卓」を設置しています。

高台の丘陵にあるテラスハウスのリビングに「マルゲリータ Tavola 座卓」を設置

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_337/

ダイニングキッチンから繋がるリビングは大きな開き戸や掃き出し窓などの開口部が随所に設けられています。そこに明るいブラウンの座卓を設置することで、天板が柔らかに日差しを受け、開放感を演出しています。

高台の丘陵にあるテラスハウスのリビングに「マルゲリータ Tavola 座卓」を設置

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_337/

また、フローリングと座卓天板の色調が揃えられ、集成材の木目とフリーリングの方向が合っていることも、空間全体に統一感を生んでいます。

まとめ

今回は、座卓について詳しく確認してきました。座卓は日本に古くからあり、床に座る生活スタイルとマッチする家具です。
和室に置く座卓を選ぶうえでは、なるべくシンプルなデザインで、作りが丈夫なものを選びましょう。
天板には、コストパフォーマンスの高い集成材を使用しているものがおすすめです。また、座った際に足元が狭くならないよう、天板の高さ(差尺)にも注意しましょう。
今回ご紹介したことを参考にして、ご自宅の和室にマッチする、おしゃれで使いやすい座卓を選んでください。

マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介した座卓以外にも、色々なおしゃれインテリアを多数ラインナップしています。お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的な家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。