長机は、幅広い用途で使える便利な家具ですが、サイズや素材などのバリエーションが豊富なので、何を選べば良いか迷っている方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、長机の構造の種類やサイズの選び方、後悔しない長机選びのポイントなどについて、詳しく解説していきます。
また、記事の後半では長机のおすすめ商品や、真似したいおしゃれな使用実例も豊富にご紹介します。
これからご家庭やオフィスに長机を設置しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
長机とは?
長机(ながづくえ)とは、通常の机より横幅が広く作られている机です。「長テーブル」と呼ばれることもあります。
長机のサイズは、一般的に横幅1800mm前後のものが多いですが、それよりコンパクトなものや、より大きなものも含めて長机と総称されることが多いです。
長机は、家庭でのダイニング・リビングテーブルから、オフィスでのワークテーブルに至るまで、幅広い用途に使われています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_288/
長机の構造の種類
長机は、構造の点から「据え置き型」「折りたたみ式」「跳ね上げ式」の3種類に分類できます。
それぞれにメリット・デメリットが異なるので、1つずつ詳細を確認していきましょう。
据え置き型
据え置き型とは、一箇所にずっと置いた状態で使い続けるタイプの長机です。
据え置き型は、折りたたんだり分解したりする必要がないため、各部の接合がしっかりしていて、安定感があるのが大きなメリットです。
その一方、安定感を生むために重量が重く作られているのが一般的なので、後から移動するのは難しい点がデメリットとして挙げられます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-sl_index.html
ただ、家庭のダイニングテーブルやオフィスのワークテーブルなど、長机は一箇所で長く使い続けることが多い家具です。
そのようなシーンでは、据え置き型の長机を選んでおくと、高い満足度を得られるでしょう。
折りたたみ式
折りたたみ式とは、脚を内側に折りたたむことで、コンパクトに収納できるタイプの長机です。
折りたたみ式のメリットは、必要に応じて出し入れでき、空間を色々な用途に使える点です。たとえば、広い多目的スペースを一時的に集合会議に使うようなシーンで重宝するでしょう。
出典:カグクロ公式サイト https://www.kagukuro.com/table/folding/w1500-d450-original/
一方、折りたためる構造ゆえに、据え置き型よりは接合が緩くできているため、安定感が得にくい点がデメリットとして挙げられます。
また、天板のサイズも据え置き型に比べると小ぶりなものが多いので、大人数で使う際は注意が必要です。
跳ね上げ式
跳ね上げ式とは、天板を縦に跳ね上げることで、複数枚を並べて収納できる長机です。スタック式と呼ばれることもあります。
跳ね上げ式のメリットは収納が容易である点と、底部にキャスターが付いていて、少ない力で簡単に移動ができる点にあります。
折りたたみ式の場合は、収納時に長机を持ち上げる必要がありますが、跳ね上げ式は転がすだけなので、力の弱い女性などでも難なく片付けができるでしょう。
出典:オフィスコム公式サイト https://www.office-com.jp/products/detail.php?product_id=383730
一方、跳ね上げ式も折りたたみ式と同様に、天板の安定性が保ちにくい点がデメリットとして挙げられます。
天板の奥行も狭いものが多いので、資料やPCを広げるなど、天板を広く使いたいシーンでは注意が必要だと言えます。
長机のサイズの選び方
長机は、主に何人くらいで使うのかによって、適切なサイズの選び方が変わってきます。
ここでは、「4~6人掛け」「8人以上」の2通りに場合分けして、適切なサイズの選び方を確認していきましょう。
4~6人掛けの長机
机の天板スペースには1人あたり最低600mm、余裕をもって使いたいなら1人あたり800mmの横幅が必要といわれています。
そのため、片側2人ずつの計4人、片側3人ずつの計6人で使う前提であれば、1600(800×2)~2400(800×3)mmの横幅が適正サイズだと言えます。
先述の通り、横幅1800mmが長机としては一般的なサイズなので、迷ったら1800mm以上のものを選ぶようにしましょう。
また、奥行きに関しては1人あたり400~450mmが適正なので、向かい合わせで使うことを考え、奥行き800~900mmの長机を選ぶと良いでしょう。
8人以上で使う長机
8人以上で使う長机の場合は、横幅2400mm以上あるものが望ましいです。
しかし、既製品の長机において、横幅2400mmを超えるものは非常に少なく、たいていはオーダーメイド扱いで費用が高額になります。
ただ、奥行きがしっかり確保された長机であれば、短辺にも1人ずつ座ることにより、最大10人での使用が可能です。
それでもスペースが足りない場合は、特大サイズをオーダーメイドするより、2台を連結して使った方が初期費用を抑えられます。
また、複数台を連結すると、後々レイアウトを変更したり増設したりといったカスタマイズも可能なので、幅広いニーズに対応できるでしょう。
長机の後悔しない選び方
ここまで長机の構造の種類やサイズの選び方について確認してきましたが、それ以外にも重要な選び方のポイントが3つあります。
これらを意識せずに長机を購入すると、設置後にデザインが空間と合わなかったり、使い勝手が悪かったりして、後悔しかねないので注意が必要です。
長机の後悔しない選び方について、以下で順に詳しく確認していきましょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_381/
選び方① 天板の素材
長机を選ぶ際は、天板の素材に注目することが重要です。
長机の天板には、ガラスやプラスチック、突板材など色々な素材が使われていて、それぞれに特徴が異なります。
そのうち特におすすめなのは、木製の天板が使われた長机です。
天然木は重量感があり、小さな振動などを吸収する性質があるので、家庭とオフィスいずれの場合でも快適に使用できるでしょう。
選び方② 脚の素材と形状
長机選びでは、脚の素材と形状にも注意を払いましょう。
まず脚の素材としては、天板と同様に木製か、あるいはスチール製のものがおすすめです。
天板を含めて全体が木製だと、統一感のある雰囲気に仕上がります。また、脚がスチール製の場合は、モダンな雰囲気を演出できるでしょう。
また、脚の形状はシンプルなストレートタイプの4本脚か、板状に支える2本脚のものが間違いありません。
脚の形状が少し変わるだけで、長机全体の印象が大きく変化するので、複数のバリエーションを見比べて選ぶようにしましょう。
選び方③ 椅子の高さとのバランス
長机を購入する前に、併せて使う椅子の高さとのバランスを必ず確かめましょう。
一般的に、椅子の座面と長机の天板の高さバランスは、おおよそ300mm前後が良いと言われています。
これより距離が狭いと、天板と座面に挟まれ、太ももの辺りが窮屈に感じられる可能性があります。また、反対に距離が広すぎると、天板が遠くて腕が疲れる原因になります。
なお、一般的な椅子の座面は400~420mm前後に設定されていることが多いので、セットで使う椅子が未定である場合は、天板の高さが700~720mmの長机を選ぶと良いでしょう。
おしゃれなおすすめ長机3選
ここからは、家庭からオフィスまで幅広いシーンでおすすめしたい、おしゃれな長机を3つ厳選してご紹介します。
なかなか良い長机が見つからずに困っている方は、これらを選んでおけば間違いありません。ぜひ参考にしてください。
おしゃれなおすすめ長机①『マルゲリータ Tavola ダイニングテーブル スチール脚(SL)』
「Tavola(タヴォーラ)ダイニングテーブル スチール脚(SL)」は、木製の天板とスチール製の脚が組み合わされた、シンプルでおしゃれなデザインの長机です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-sl_index.html
長机としては一般的な1800mmのほか、既製品には珍しい2400mmの横幅も展開されています。そのため、8人以上の大人数で使う長机としてもおすすめです。
奥行きも900mmと十分な余裕があるので、食卓からワークテーブルに至るまで、幅広いシーンで活躍するでしょう。
おしゃれなおすすめ長机②『マルゲリータ Tavola ダイニングテーブル スチール脚(RO)』
「Tavola(タヴォーラ)ダイニングテーブル スチール脚(RO)」は、カタカナのロに似た形の脚が特徴の、おしゃれな長机です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-ro_index.html
天板のデザインやサイズ展開自体は「スチール脚(SL)」と同じですが、脚のデザインが変わるだけで、印象が大きく変わります。
そのため、設置予定場所とのデザインの相性によって、お好みのものを選ぶと良いでしょう。
おしゃれなおすすめ長机③『マルゲリータ Tavola ダイニングテーブル 木製脚』
「Tavola(タヴォーラ)ダイニングテーブル 木製脚」は、天板から脚に至るまで全体が天然木で仕上げられた、おしゃれな長机です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-l_index.html
天板と柱脚板、それに桁と呼ばれる3つの面材が互いに直交し、それぞれがXYZ軸の面となって剛性を保っています。そのため、複数人で使った場合でもグラつかず、高い安定感が維持されます。
家庭からオフィスまで|長机のおしゃれな使用実例6選
最後に、家庭やオフィスで長机を設置しているおしゃれな実例を、6つ厳選してご紹介します。
どれもアイデアに溢れる実例ばかりなので、これから長机の設置を予定している方は、ぜひ参考にしてください。
長机のおしゃれな使用実例①
こちらの実例では、マンションのダイニングから繋がる細長いリビングに「Tavola ダイニングテーブル スチール脚(RO)」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_582/
天板に使われている木材とフローリングの色味を揃えることで、空間全体に統一感が生まれています。
また、壁面にテレビ台として、同じ天板と脚を使用した「Tavola コンソールデスク スチール脚(RO)」を設置することで、こだわりのある空間を演出しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_582/
長机のおしゃれな使用実例②
こちらの実例では、法律事務所の相談室に「Tavola ダイニングテーブル スチール脚(SL)」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_470/
全体がダークブラウンに統一された相談室に、テーブル天板の天然木の色合いが自然にマッチしています。
また、壁面には同じくマルゲリータの「Ladder マガジンラック」が置かれ、それぞれの素材感やデザイン性を揃えることで、統一感のあるおしゃれな空間に仕上がっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_470/
長机のおしゃれな使用実例③
こちらの実例では、プライベートオフィスにおけるワークスペースとして「Tavola ダイニングテーブル スチール脚(SL)」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_722/
その他、「Shelf スタンディングデスク付き本棚」や「Shelf ロータイプ本棚」、「Tavola コンソールデスク スチール脚(RO)」など、マルゲリータの家具で室内を固めています。
その結果、全体に統一感が生まれ、居心地の良い空間に仕上がっています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_722/
長机のおしゃれな使用実例④
こちらの実例では、マンションのリビングに「Tavola ダイニングテーブル 木製脚」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_545/
長机のカラーを敢えて部屋全体のベースカラーから外すことで、空間にメリハリを生んでいます。
また、壁面に設置された「Shelf アンダーカウンター本棚」と天板の高さを揃えることで、T字型の机上面を形作り、ワークスペースとしての可能性を広げています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_545/
長机のおしゃれな使用実例⑤
こちらの実例では、図書室で使用する長机として「Tavola ダイニングテーブル スチール脚(SL)」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_448/
長机の周囲には同じく木製の「Shelf 壁一面の本棚」が配され、全体的にナチュラルで居心地の良い空間に仕上がっています。
また、一部の本棚は底部にキャスターを取り付けているので、必要に応じてレイアウトを変更でき、より使い勝手の良い閲覧空間が実現しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_448/
長机のおしゃれな使用実例⑥
こちらの実例では、事務所兼住居のリビング空間に、「Tavola ダイニングテーブル 木製脚」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_240/
フローリング床と長机、そして椅子に使われる木材のカラーリングを揃えることで、空間全体に爽やかな統一感が生まれています。
窓辺から陽光が明るく差し込むので、休憩や昼食などの時間をリラックスして過ごせるでしょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_240/
まとめ
今回は、長机の後悔しない選び方や、おすすめ商品、真似したいおしゃれな使用実例などについて、詳しく確認してきました。
長机は、家庭での食卓から、オフィスでのワークスペースに至るまで、幅広い用途で使える便利な家具です。
今回ご紹介したことを参考に、使用シーンや使用人数に応じて適正なサイズの長机を選び、より居心地の良い空間を作りましょう。
マルゲリータの公式サイトでは、記事の中でご紹介した長テーブル以外にも、色々な種類のおしゃれ家具を多数ラインナップしています。お客様の使用実例も多数掲載されているので、長テーブルをはじめ家庭やオフィスで使う家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。