【File 662】間仕切りとしてリビングを仕切る - マルゲリータお客様事例

リビング学習にぴったりの机をご紹介 コンパクトにレイアウトするおすすめの方法を解説

小学校の入学準備のひとつが、「学習机」です。近年は、子供が安心して勉強に集中できることから「リビング学習」が注目されています。

しかし、「リビング学習」という考え方が比較的新しいため、そもそもどうやって学習するの?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

リビング学習をする机には、ダイニングテーブルやコンパクトな学習机、さらに収納付きのカウンターデスクを使うといった選択肢があります。
今回の記事では、それぞれどのような特徴があるのかを解説していきましょう。
そして記事の後半では、実際の使用実例もご紹介します。リビング学習の机選びを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Contents

リビング学習にぴったりの机には、どんなタイプがある?

リビング学習のための机として、以下の3つが挙げられます。

・ダイニングテーブル
・コンパクトな学習机
・デスク付きの収納棚

まずは、それぞれの特徴やメリットデメリットを知りましょう。

リビング学習の机① 2人以上でもOK「ダイニングテーブル」

リビング学習の机① 2人でもOK「ダイニングテーブル」

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_545/

リビング学習の代表的なスタイルが、ダイニングテーブルを机代わりに使う方法です。特に低学年の間は、ダイニングで宿題をするご家庭も多いようです。
ダイニングテーブルで学習するメリットとしては、次の3つが挙げられます。

・テーブルが広く、教科書やノートを広げやすい
・きょうだいで一緒に机を使える
・新たに机を買う必要がない

ダイニングテーブルでリビング学習をするメリットは、なんといってもテーブルが広いこと。教科書やノートをたくさん出していても、ストレスがありません。きょうだいがいるなら、なおさらこの広さはメリットでしょう。新たに学習机を買わなくていいので費用の負担がなく、リビングが狭くなることもありません。

一方で、デメリットもあります。
・食事時には机を片付けなくてはいけない
・文房具やランドセルを置く場所がない
・机の明るさや椅子の高さに配慮が必要

デメリットは、学習専用スペースでないことと収納場所がないことです。
宿題が途中でも夕食の時間になったら片付けなくてはいけないため、集中力が途切れたり学用品をなくしたりしがちです。収納がないことがネックになるので、近くに学用品を置く収納棚が必要です。
また、学習に適した照明の明るさや正しい姿勢がキープできる椅子の高さなどが確保しづらいのも気になる点です。

リビング学習の机② 省スペース「コンパクトな学習机」

リビング学習の机② 「コンパクトな学習机」

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_536/

リビング学習を想定した、コンパクトな机を導入するご家庭もあります。
コンパクトな学習机のメリットには、次のようなものがあります。

・学習に適した照明や椅子の高さに調整できる
・学用品を机に出しっぱなしにできる
・好きな場所に机を置ける

専用の学習机で、リビング学習でも照明や椅子の高さを調整しやすい点がメリット。教科書やノートを出しっぱなしにできるので、好きなペースで学習に集中できます。また、窓際や壁際、キッチンの隣など、子供が集中しやすい好きな場所に置けるのもメリットです。

デメリットとして気になるのは、次のような点です。

・リビングが狭くなる
・コンパクトなので、教材を広げにくい
・きょうだいの人数分置くにはスペースが必要

新たに学習専用の机を置くので、どうしてもリビングが狭くなります。きょうだいがいる場合は、人数分の机を置けないケースもあるでしょう。また、学習机がコンパクトなためにたくさんの教材を広げづらい点も気になります。

リビング学習の机③ 収納も兼用「デスク付き収納棚」

リビング学習の机③ 収納も兼用「デスク付き収納棚」

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_598/

3つ目の選択肢として提案するのが、リビング収納と学習机を兼用できる「デスク付き収納棚」です。
メリットとしては、次のような点があります。

・リビング収納と学習机が兼用でき、省スペースになる
・ランドセルや学用品もまとめて収納できる
・日用品も一カ所にまとめて収納でき、片付けやすい

リビング収納や学習机、本棚といった機能をひとまとめにできるのが大きなメリットです。1台で2役、3役をこなせるので、それぞれの家具を置くより省スペースで設置できます。リビング学習で課題になりがちな学用品も一緒に収納でき、リビングがすっきり片付けやすくなるでしょう。

気になるのは、次のような点です。

・収納棚のサイズが大きく、置く場所を選ぶ
・学習机を購入するより費用がかかる

多機能な家具だけに、全体のサイズが大きくなることもあります。リビングダイニングの広さにフィットしたものを選ぶといいでしょう。

ダイニングテーブルを机にしてリビング学習する場合のレイアウト

広々としたダイニングテーブルを机にしてリビング学習をする場合、どのようなことに注意してレイアウトしたらいいのでしょうか?
リビング学習がはかどるレイアウトのポイントをお伝えします。

ダイニングテーブルをキッチンと横並びにする

まずご紹介したいのは、キッチンとダイニングテーブルの位置関係です。
間取り的に可能なら、キッチンと横並びの位置にダイニングテーブルを置いてみましょう。親子で同じ向きからノートを見られるため、スムーズにリビング学習を指導することができます。調理の合間に、質問に答えたりまる付けしたりするのも簡単です。

収納を近くに用意する

ダイニングテーブルを机にしてリビング学習をする場合、ネックになるのが学用品の収納場所です。収納が近くにないと、床にランドセルや学用品を置いてしまったり、すぐに宿題に着手できないことも。ランドセルからドリルやプリントを出し、鉛筆削りやノートを並べて、宿題を始めるという一連の流れをさえぎらないような配置を考えましょう。
もし、収納を置けない場合は、机の下にワゴンのような収納棚を置くのもおすすめのアイデアです。

テレビに背を向ける位置に座る

リビング学習では、どの椅子に座るのかも大切なポイントです。テレビが見える位置では、どうしても気が散ってしまうもの。集中をさえぎらないように、テレビに背を向けて座れる場所を、リビング学習の定位置にしましょう。
どうしてもテレビが気になってしまう子供の場合は、テレビに目隠しの布をかけたり机の位置自体を移動してしまうのもいい方法です。

学習机でリビング学習する場合のおすすめレイアウト

続いて、学習机やデスク付き収納棚を使ってリビング学習をする場合のおすすめレイアウトについてご紹介します。
位置が移動できるのが、専用の学習机のメリット。最適な場所に置くためのポイントを解説します。

壁に向かって学習机を配置する

どんな間取りでも選びやすいのが、壁に向かって学習机を置くレイアウトです。目の前の壁にひらがな表や時間割をはったり、本棚を置いたりすることができ、机について学習しやすい環境を整えることができます。
リビングには背を向けているので、家族と一緒にいても集中しやすいも嬉しいポイントです。

窓際に学習机を置く

学習するときの明るさを重視したいなら、窓際に学習机を置くスタイルもおすすめです。注意したいのは、机の上に直射日光が大きく入る位置は避けること。ノートが白く光って、かえって字が読みにくくなります。明るすぎる場合は、レースのカーテンやブラインドで調整してみましょう。

対面キッチンの向かい側に学習机を置く

宿題に親のサポートが必要な低学年のうちは、学習机をキッチンのそばに置くと集中しやすくなります。おすすめは、対面キッチンで向かい合う位置です。
調理中でも会話しながら宿題をさせることができ、子供のペースに合わせて学習できるメリットがあります。奥行きの小さい学習机を選ぶと、動線をじゃましません。

リビング学習がはかどる、おすすめレイアウト事例10選

リビング学習をする学習机には、ダイニングテーブルや学習机、デスク付き収納棚といった選択肢があります。それぞれの特徴を活かしたレイアウトで、子供が楽しく学習できる環境を整えましょう。
ここでは、さまざまなリビング学習の実例を見ながら、おすすめのレイアウトを紹介します。

リビング学習机の実例① ダイニングテーブルとロータイプ本棚のレイアウト

リビング学習机の実例① ダイニングテーブルとロータイプ本棚のレイアウト

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_650/

都内のマンションで、ダイニングテーブルを学習机として利用している事例です。きょうだい2人でも、ダイニングテーブルなら広々と使えます。
クレヨンや色鉛筆、折り紙といった子供が使う小物類は、すぐ後ろに置いた「Shelf ロータイプ本棚」に収納しています。リビング学習で使う本やワーク類も並べることができ、どこに何があるか一目瞭然。今は2つの本棚を並べて使っていますが、将来はそれぞれの子供部屋へ移動する計画です。

リビング学習机の実例② ランドセルも置ける壁面収納とダイニングテーブル

リビング学習机の実例② ランドセルも置ける壁面収納とダイニングテーブル

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_413/

こちらの戸建て住宅でも、ダイニングテーブルを学習机として活用しています。低学年の間は、親と一緒に宿題ができるダイニングテーブルを学習机として使うご家庭も多いようです。
ランドセルや学用品は、リビングの壁面に設置した「Shelf カウンター付き本棚」に収納。リビング学習に便利なだけでなく、学校へ持って行く荷物の確認や書類のサインなど、親のサポートもしやすくなります。また、学用品以外の日用品や家族が読む本も1箇所にまとめることができ、リビングがスッキリと片付きます。

リビング学習机の実例③ アンダーカウンター本棚とダイニングテーブル

リビング学習机の実例③ アンダーカウンター本棚とダイニングテーブル

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_545/

こちらの事例では、リビングでもダイニングでもリビング学習ができるようなレイアウトを取り入れています。ダイニングテーブルから簡単に手が届く位置に本棚を設置し、本棚のカウンターを延長して学習机としています。
同じ空間で過ごしていても、家族それぞれが好きな机を使って読書や学習に集中することができる配置です。

リビング学習机の実例④ カウンターデスクとダイニングテーブルを使い分け

リビング学習机の実例④ カウンターデスクとダイニングテーブルを使い分け

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_285/

こちらの戸建て住宅では、「Shelf アンダーカウンター本棚」をダイニングに設置し、お子様のリビング学習スペースとして使っています。
学用品やおもちゃは机の下に収納できるので、目に入る場所はいつもすっきり。細々したものはボックスに入れて、隠す収納もうまく組み合わせています。

リビング学習机の実例⑤ 学習机の付いた壁面本棚でコンパクトにレイアウト

リビング学習机の実例⑤ 学習机の付いた壁面本棚でコンパクトにレイアウト

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_496/

吹き抜けのあるリビングに設置されているのは、「Shelf カウンター付き本棚」です。幅広のカウンター机は、リビング学習だけでなく家族みんなで使えるワークスペースとして活躍。お子様の学用品は、手の届きやすい机の下に収納しています。
棚の一部を時計やオブジェのディスプレイスペースとしても使っており、リビングをおしゃれに彩っています。

リビング学習机の実例⑥ カウンター机付き本棚で、スッキリ収納

リビング学習机の実例⑥ カウンター机付き本棚で、スッキリ収納

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_487/

都内マンションで、リビングのリフォームを機に「Shelf カウンター付き本棚」を導入いただいた事例です。
机には3人分の椅子を置き、家族みんなのワークスペースとしてご利用いただいています。机の奥行きは450mmあり、リビング学習もパソコン作業も十分できる広さが確保できます。
また、書類などをコンパクトに収納できる専用カセット「A4書類収納用引き出し段」を活用いただき、すっきりと収納されています。

リビング学習机の実例⑦ 窓際に学習机と収納棚を置く

リビング学習机の実例⑦ 窓際に学習机と収納棚を置く

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_536/

こちらは眺めのいい高台に位置する、戸建て住宅の事例です。緑豊かな景色が広がるリビングの窓際に、お子様の学習机をレイアウト。学用品が効率よく収納できるよう、机の両側に「Storage Cart キャスター付き収納カート」を置き、さらに「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」も導入しています。
本やランドセルを整然と並べ、専用カセットの引き出しをうまく組み合わせているため、全体的にすっきりした印象です。

リビング学習机の実例⑧ リビングの学習机に本棚収納を並べてレイアウト

リビング学習机の実例⑧ リビングの学習机に本棚収納を並べてレイアウト

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_570/

こちらの戸建て住宅では、隣接した和室をリフォームしてリビングと一体化させ、家族のワークスペースとして使っています。
大人のパソコンデスクとして「Shelf カウンター付き本棚」を配置、お子様はもともと使っていた学習机に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350」を組み合わせて使用しています。家族全員の本や学用品となるとかなりの量ですが、たっぷり収納できる本棚なので十分に収まっています。

リビング学習机の実例⑨マンションのリビング一角をデスク付き収納で間仕切り

リビング学習机の実例⑨マンションのリビング一角をデスク付き収納で間仕切り

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_662/

こちらは、カウンター付き本棚を「間仕切り」としてレイアウトし、リビングの一角に学習机スペースを作った事例です。導入いただいたのは「Shelf カウンター+スタンディングデスク付き本棚」。窓際のスタンディングデスクは大人用、手前のカウンターは子どもの学習机として使っています。
身近に机があることで、すぐに宿題に取り掛かったり気軽に質問ができたりして、低学年の間はとても便利な配置です。

リビング学習机の実例⑩ デスク付き収納本棚で、リビングの一部を学習スペースに

リビング学習机の実例⑩ デスク付き収納本棚で、リビングの一部を学習スペースに

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_346/

こちらの事例でも、「Shelf カウンター付き本棚」を間仕切りとして使っています。リビングに隣接したこの部屋は、将来は壁を入れて2部屋に分ける予定です。しかし今のところは工事なしで間仕切りができる、カウンター付き本棚を学習机として活用しています。
背板のない本棚は、反対側からの光を通し、間仕切りとして使っても室内が暗くなりません。また、本棚は両側から使えるメリットも。しばらくはこのスタイルで学習するとのことです。

まとめ

さまざまな事例を見ながら、リビング学習におすすめの机についてご紹介してきました。
広さにメリットのあるダイニングテーブルでリビング学習をするなら、学用品の収納スペースを確保し、集中しやすい位置に座らせましょう。コンパクトな学習机を選ぶなら、置く場所にあったサイズを選びレイアウトも工夫が必要です。

散らかりやすいリビングでおすすめなのは、デスク付きの収納棚をリビング学習に利用するアイデアです。リビング収納と学習スペースを1カ所にまとめるので省スペースでリビング学習が実現。リビングもスッキリ片付けやすくなります。

マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介した導入事例のほか、様々なテーブルや収納の使用実例をご紹介しています。これらの実例を参考にして、リビング学習の机選びにお役立てください。