近年、自宅で仕事ができるようにワークデスクを導入する方が増えていますが、その中でも人気が高いのがL字型デスクです。
しかし、L字型デスクに興味はあるものの、何に注意して選べば良いかわからず、なかなか購入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、L字型デスクのメリットや種類、選び方のポイントなどについて、詳しく解説していきます。
また、記事の後半ではおすすめの商品や、おしゃれな設置実例もご紹介するので、L字型デスクの設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
L字型デスクとは?
L字型デスクとは、名前の通り天板がアルファベットのLのような形になっているワークデスクのことです。
形がL字になっていることで、椅子を回転させるだけで作業スペースを切り替えられ、趣味から仕事まで幅広い用途に便利であるため、近年人気が高まっています。
特にコロナ禍以降は、テレワークや在宅勤務が一般的になったこともあり、自宅に十分なワークスペースを確保したいニーズから、L字型デスクを選ぶ方が増加傾向にあります。
L字型デスクのメリット
自宅のワークスペースにL字型デスクを設置することには、多くのメリットがあります。
ここでは、代表的な4種類のメリットについて、詳細を確認していきましょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_618/
メリット① 作業スペースを広く取れる
L字型デスクの1つ目のメリットは、作業スペースを広く取れる点です。
一般的なデスクだと、作業スペースが限られているため、天板が物で溢れかえってしまい、作業効率が落ちてしまいかねません。
その点、L字に天板が延長されているL字型デスクであれば、PCや資料などを置いてもスペースに余裕が生まれ、快適に趣味や仕事に没頭できるでしょう。
メリット② 複数台のモニターを置ける
L字型デスクの2つ目のメリットは、複数台のモニターを設置できる点です。近年のモニターは大型のものが多いので、一般的なデスクに2台以上置くと机上スペースが圧迫され、それ以外の作業がしにくくなります。
その点、L字型デスクでは天板が2面に分かれているので、複数台のモニターを設置しても作業スペースを圧迫することがありません。
たとえば、天板の各面に1台ずつモニターを設置したり、片面に2台置いてデュアルモニターにしたりと、アイデア次第で色々は配置が楽しめます。
メリット③ 事務作業とPC作業を同時進行できる
L字型デスクの3つ目のメリットは、事務作業とPC作業の同時進行が可能になる点です。
一般的なデスクの場合、天板スペースに余裕がないため、キーボードがあると資料が広げられず、事務作業かPC作業いずれかの作業しかできないことが多々あります。
その点、L字型デスクであれば、天板の各面を事務作業とPC作業に割り当てれば、向きを変えるだけで切り替え、作業を同時に進められるようになります。
そのため、複数の作業を同時に行う必要があるマルチタスク業務の場合は、L字型デスクの恩恵を特に得られやすいといえるでしょう。
メリット④ デスク上でオンオフを切り替えられる
L字型デスクの4つ目のメリットは、デスク上にいながらにしてオンオフを切り替えられることです。
一説によると、人間の集中力は90分が限界で、最も集中できる長さは15分程度だといわれています。
しかし、だからといって15分ごとに席を立つのも面倒で、集中力が切れそうになりつつも、そのまま作業し続ける方も多いのではないでしょうか。
その点L字型デスクなら、椅子を回転させるだけで作業面を変えられるので、座ったままでも気分転換ができます。
たとえば、正面に仕事道具を、側面に気分転換用のアイテムを置けば、気軽にオンオフを切り替え、集中力を維持しながら作業を進めやすくなるでしょう。
L字型デスクの種類
ひとくくりにL字型デスクといっても、そこにはいくつか種類があるので、ニーズに合わせて適切なものを選ぶことが大切です。
ここでは、代表的な4種類のL字型デスクについて、特徴などの詳細を確認していきましょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/cd-stg-set03-br.html
一体型タイプ
一体型タイプは、天板がL字に成形されている最もスタンダードなL字型デスクです。
天板に継ぎ目がなく安定感を得やすい点が大きなメリットですが、左右を入れ替えることができないので、レイアウトが限られる点に注意が必要です。
そのため、一体型のL字型デスクを購入する際は、希望する場所に配置できるか、事前に寸法をしっかり計測しておくようにしましょう。
分離タイプ
分離タイプは、2台のデスクを連結させて使用するL字型デスクです。
一体型とは異なり、左右を入れ替えて配置もできるので、幅広いレイアウトに対応できる点が大きなメリットです。また、後から模様替えをしたり、引越したりする際にも柔軟に対応できます。
分離タイプにデメリットは特にありませんが、販売しているメーカーがそれほど多くないので、信頼できるメーカーの製品を選ぶようにしましょう。
収納付きタイプ
収納付きタイプは、机上や机下に収納棚が設けられているL字型デスクです。
収納付きタイプのメリットは、デスク周りに十分な収納スペースを確保できる点です。そのため、趣味や仕事で使う物の量が多い場合は重宝するでしょう。
しかし、収納棚がある分、作業スペースが狭くなる可能性があるので注意が必要です。
心配な場合は、一度収納無しのL字型デスクを設置し、必要に応じて収納棚を後付けして対応すると良いでしょう。
座卓(ロー)タイプ
座卓タイプは、床に座った状態で使用する想定のL字型デスクです。
座卓タイプは、他のタイプより高さが抑えられているため、部屋を広く見せられます。
ただし、床に座って長時間作業すると、腰などに負担がかかるので注意が必要です。
ちょっとした作業に使うデスクとしては便利ですが、テレワークなどで長時間使う前提の場合は、他のタイプのL字型デスクを検討した方が良いでしょう。
L字型デスクのおしゃれで使いやすいレイアウト
ここでは、L字型デスクを設置する際におすすめしたい、おしゃれで使いやすいレイアウトを2種類ご紹介します。
レイアウト① コーナー配置型
コーナー配置型は、部屋の四隅にある角を活かしてL字型デスクを配置するレイアウトです。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/base_index.html
部屋の角はデッドスペースになりがちなので、L字型デスクを置くことでスペースの有効活用ができます。
また、壁付けで設置することで、作業時に余計な情報が目に入らなくなり、集中力を高めることも期待できるでしょう。
レイアウト② 穴熊囲い型
穴熊囲い型は、L字型デスクの一方を壁付に、もう一方を部屋の内側に向けて配置するレイアウトです。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/base_index.html
穴熊囲いは、作業時に目を上げれば部屋を見渡せるので、仕事中に子どもの様子を確認したり、テレビを観たりしたい場合に便利です。
また、PC内蔵のカメラで映した際に背景が壁になるので、オンライン会議や配信をよく行う場合は、部屋の片づけなどを気にせずに済むでしょう。
使いやすいL字型デスク選びのポイント
ここでは、使いやすいL字型デスクを選ぶために押さえておきたいポイントを、3つ厳選してご紹介します。
これからL字型デスク選びを始める方は、ぜひ参考にしてください。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_449/
ポイント① デスクのサイズ
L字型デスクを購入する際は、幅や奥行きといったデスクのサイズに注意して選びましょう。
一般的に、ワークデスクの幅は80cm以上が適切だといわれています。しかし、PCモニターを置いたり資料を広げたりすることを考えると、最低でも120cm以上の幅があるL字型デスクがおすすめです。
また、奥行きは45cm以上あるものを選びましょう。奥行きが45cmより短いL字型デスクだと、PCモニターやキーボードを置いただけでスペースが圧迫され、手狭に感じられる可能性が高くなります。
ポイント② レイアウトを変更できるか
L字型デスクを購入する際は、後からレイアウトを変更できるかも確認しておきましょう。
特に賃貸などで後から引っ越す可能性がある場合は、手軽にレイアウトを変えられる分離タイプがおすすめです。
一体型のL字型デスクの場合は、後からのレイアウト変更が難しいことが多いので、後悔しないようレイアウト場所をしっかり決めてから購入すると良いでしょう。
ポイント③ デスク周りに収納が追加できるか
L字型デスクを購入する際は、設置後にデスク周りに収納を追加できるかも確認しておきましょう。
購入時には収納が要らないと感じられた場合でも、使っていくうちに荷物が増え、収納スペースが足りなくなることは多々あります。
後から収納棚を増設する際、L字型デスクと違うメーカーのものだと、デザインが合わないことが考えられます。
そのため、L字型デスクを選ぶ時点で、その他にも収納家具がラインナップされているメーカーなのかを確認しておくと良いでしょう。
おしゃれで使いやすいL字型デスクのおすすめ商品5選
ここでは、おしゃれで使いやすいL字型デスクのおすすめ商品を、5つ厳選してご紹介します。
なかなか良いL字型デスクが見つからずにお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
おすすめL字型デスク①『マルゲリータ Tavola BASE デスクの組み合わせによる仕事基地』
マルゲリータの「Tavola BASE デスクの組み合わせによる仕事基地」は、2台のワークデスクを組み合わせて作る、分離型のL字型デスクです。
一般的なL字型デスクと同様、座った状態で使うデスクを連結することもできますが、マルゲリータでは、スタンディングデスクと組み合わせるスタイルもおすすめしています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/cd-stg-set02-wh.html
座った状態と立った状態を切り替えることは、仕事における気分転換に効果があるといわれています。
種類の異なるデスクを組み合わせることにより、たとえば座った姿勢でオン、立った姿勢でオフと、同じ場所にいながらにしてオンオフを切り替えやすくなります。
デスク幅は150cm・180cm・240cmが展開されているので、同じ幅を繋げても良いですし、用途に合わせて異なる長さを組み合わせても良いでしょう。
おすすめL字型デスク②『マルゲリータ Shelf カウンター+スタンディングデスク付き本棚』
「Shelf(シェルフ) カウンター+スタンディングデスク付き本棚」は、壁面本棚とワークデスク、スタンディングデスクが一体になったL字型デスクです。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-counter-stgdesk_index.html
本棚とデスクが一体になることで、省スペースの中に作業スペースと収納スペースが同居した、使い勝手の良い空間が実現します。
スタンディングデスクは、本棚の左右どちら側にでも取り付け可能なので、お部屋のレイアウトに合わせて選択できます。
おすすめL字型デスク③『サンワダイレクト L字型パソコンデスク』
シンプルなデザインで使いやすいL字型デスクです。
長い方が横幅150cm、短い方が90cmになっており、レイアウトに合わせて付け替えて使用できます。
出典:サンワダイレクト公式サイト https://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/100-DESKH011BK
おすすめL字型デスク④『ニトリ L型コーナーデスク』
天板に合成樹脂化粧板を使用した、シンプルデザインで使いやすいL字型デスクです。
天板と脚をクロスバーで固定することでグラつきが抑えられ、安定した使い心地になっています。
出典:ニトリ公式サイト https://www.nitori-net.jp/ec/product/6201717/
おすすめL字型デスク⑤『オフィスコム GE-N147RL』
サイズと奥行きのバリエーションが豊富なL字型デスクです。
配線ダクトとカバーが付いているので、PCを設置しても机上が散らかりにくく、すっきり使用できます。
出典:オフィスコム公式サイト https://www.office-com.jp/products/detail.php?product_id=231938
L字型デスクのおしゃれな設置実例
最後に、L字型デスクをおしゃれに設置している実例を3つご紹介します。
どれもアイデアに溢れるおしゃれなレイアウトに仕上がっているので、これからL字型デスクを設置する予定の方は、ぜひ参考にしてください。
L字型デスクのおしゃれな設置実例①
こちらの実例では、戸建て住宅で書斎として使っている細長い部屋に、L字型デスクとして「Tavola BASE デスクの組み合わせによる仕事基地」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_624/
ワークデスクとスタンディングデスクを組み合わせることで、座った姿勢と立った姿勢を切り替えて仕事に取り組めます。
たとえば、日常的な業務は座った姿勢で行い、オンライン会議は立った姿勢で行うようにすれば、在宅ワークでも姿勢による気分転換ができるでしょう。
L字型デスクのおしゃれな設置実例②
こちらの実例では、戸建て住宅の書斎に「Tavola 作業テーブル スチール脚(SL)」を組み合わせたL字型デスクを設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_300/
幅が短い方のデスクにはPCモニターを置き、もう一方のデスクには電子ピアノを設置しています。
天板をL字型にすることで、椅子を回転させるだけでモニターとピアノを行き来でき、アイデアを形にしやすい空間に仕上がっています。
L字型デスクのおしゃれな設置実例③
こちらの実例では、戸建て住宅の書斎に「スタンディングデスク+カウンター付き本棚」を設置しています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_449/
大容量の壁面収納とワークデスクが一体になることで、PC作業だけでなく、資料などの閲覧もしやすい書斎空間が実現されています。
スタンディングデスクには普段プリンターが置かれていますが、気分転換をしたいときにはPCをこちらに置き、立った姿勢でも仕事ができるようになっています。
まとめ
今回は、L字型デスクの特徴やおすすめの使い方、おしゃれな使用実例などについて、詳しく確認してきました。
L字型デスクは作業スペースを広く取れるため、自宅の書斎やテレワーク用スペースとして非常におすすめです。
今回ご紹介したことを参考に、サイズやレイアウトの相性に気を付けてL字型デスクを選び、理想的な作業空間を実現させましょう。
マルゲリータの公式サイトでは、記事の中でご紹介したL字型デスク以外にも、色々な種類のデスクやテーブル、収納家具などを多数ラインナップしています。お客様の使用実例も多数掲載されているので、書斎などに設置する家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。