壁面収納をおしゃれにするアイデアと実例をご紹介

壁面収納をおしゃれにするアイデア5選 収納家具選びのコツと実例をご紹介

壁面収納は、空間を有効活用しながらおしゃれなインテリアを実現できる便利な収納方法です。
しかし、壁面収納をおしゃれに取り入れるためには、家具選びや設置方法、インテリアとのバランスを考慮することが重要です。

この記事では、壁面収納の種類やメリットを踏まえつつ、おしゃれに見せるアイデアを詳しくご紹介します。
また、賃貸住宅でも使える壁に穴を開けない方法や、おしゃれな設置実例もご紹介します。
これから壁面収納を導入しようか検討している方は、ぜひ参考にしてください。

壁面収納とは?

壁面収納とは、壁の一部または全面を活用した収納システムを指します。
一般的な家具とは異なり、壁を利用することでスペースを有効に使えるため、限られた空間でも多くの収納を確保できるのが特徴です。

壁面収納をおしゃれにするアイデアと実例をご紹介

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_688/

壁面収納には、本棚やキャビネット、テレビボード一体型のもの、デスクと一体化したタイプなど、さまざまな種類があります。
オープンシェルフを活用して「見せる収納」としたり、一部に扉や引き出しを付けて「隠す収納」と組み合わせたりなど、ライフスタイルに合わせた選択が可能です。

壁面収納のメリット

壁面収納には、一般的な収納家具にはない多くのメリットがあります。
ここでは、その主なメリットを3つご紹介します。

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出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_749/

大容量の収納スペースを確保できる

壁面収納の最大のメリットは、床のスペースをほとんど使わずに収納力を大幅にアップできることです。
特に天井までの高さを活用した本棚やキャビネットは、大量の本や雑貨をすっきりと収められます。
物が多くなりがちなリビングや書斎に設置すれば、部屋全体をすっきり整理整頓できるでしょう。

デッドスペースを有効活用できる

壁面収納を活用することで、壁というデッドスペースを有効活用できるメリットもあります。
たとえば、ソファの後ろやテレビの周り、廊下の一部などの壁面に設置することで、家の中のスペースを無駄なく使えるようになります。

部屋をおしゃれに演出できる

壁面収納には、インテリアの一部として、部屋をおしゃれに演出できるメリットもあります。
たとえば、オープンシェルフにお気に入りの雑貨や観葉植物を飾れば、見せる収納として空間にアクセントを加えられるでしょう。
また、生活感があるものは扉や引き出しで隠せば、メリハリの効いた収納が実現します。

リビングをおしゃれにする壁面収納の種類

ひとくくりに壁面収納といっても、さまざまな種類があります。
ここでは、主な9種類の壁面収納について、それぞれの違いや特徴を詳しく確認していきましょう。

オープンシェルフ

オープンシェルフは、扉のない棚で、内容物を見せる収納として活用できるタイプの壁面収納です。
本や雑貨、小物をディスプレイしながら整理でき、インテリアのアクセントとしても機能します。

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出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/

たとえばマルゲリータの 「Shelf(シェルフ)壁一面の本棚」 は、シンプルで洗練されたデザインが魅力で、リビングの雰囲気をおしゃれに演出します。
収納量も多いので、おしゃれで大容量の収納を確保したい方におすすめです。

キャビネット

キャビネットは、扉付きの収納スペースを備えたタイプの壁面収納です。
内容物を隠すことで、生活感を抑えながらスッキリとした空間を作れます。
シンプルなデザインと機能性を兼ね備え、収納量を確保することができます。

出典:SHIRAI STORE 公式サイト

壁面収納をおしゃれにするアイデアと実例をご紹介

出典:ベルメゾン公式サイト

チェスト

チェストは、引き出し付きの壁面収納で、小物や衣類を分類しながら整理できるのが特徴です。
特に、リビングで使用する場合は、書類やリモコン、雑貨などを整理整頓する際に重宝します。

壁面収納をおしゃれにするアイデアと実例をご紹介

出典:無印良品 公式サイト

たとえば、無印良品の「木製チェスト4段」は、天然木を活かしたシンプルなデザインで、どんな空間にも馴染みやすい仕様になっています。

サイドボード

サイドボードは、腰丈程度の高さの低い家具で、コンパクトな壁面収納としても活用できます。
上部に天板があり、装飾品や植物を飾ることで、インテリアとしても楽しめる点が魅力です。

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出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_881/

たとえば、マルゲリータの「Shelf(シェルフ)ロータイプ本棚」 は、シンプルながら高級感のあるデザインが特徴で、圧迫感を抑えながら収納スペースを確保できます。
おしゃれな空間を演出しつつ、実用的な収納を取り入れたい方におすすめです。

テレビボード一体型収納

テレビボード一体型収納は、テレビを中心に据えながら、周囲のスペースを有効活用できる壁面収納です。
リビング収納とテレビボードをまとめることで、省スペースでの大容量収納を実現できます。

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出典:ディノス 公式サイト

たとえば、ディノスの「壁面収納テレビ台」は、生活用品を隠しつつ、配線に配慮された構造になっているので、テレビをすっきり壁面に設置できます。

壁掛けタイプ壁面収納

壁掛けタイプは、壁に直接取り付けることで、省スペースで収納を確保できる壁面収納です。
特に、賃貸住宅におけるちょっとした収納で使われることが多く、ホッチキスやピンなどで留める、壁に穴を開けずに設置できるタイプが人気です。

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出典:ニトリ 公式サイト

たとえば、ニトリの「ワイヤーウォールシェルフ」 は、3点ピンで石膏ボードの壁に簡単に取り付けられ、本や観葉植物、小物をおしゃれにディスプレイできます。

ディスプレイラック

ディスプレイラックは、雑貨やフィギュア、アート作品などを飾るための壁面収納です。
おしゃれなアイテムを見せながら収納できるため、インテリアの個性を演出するのに適しています。

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出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_722/

たとえば、マルゲリータの「Shelf(シェルフ)ロータイプ本棚 移動式」 は、ディスプレイ収納としても活用でき、フィギュアやオブジェを美しく飾れます。
底部には移動用のキャスターが付いているので、模様替えや掃除が簡単に行えます。
背板のないシンプルで洗練されたデザインが空間に馴染みやすく、所有アイテムを見て楽しみたい方におすすめです。

壁面収納付きデスク

壁面収納付きデスクは、作業スペースと収納を一体化し、ワークスペースを効率良く確保できる壁面収納です。
作業をしながら棚にある資料などにアクセスできるため、書斎や勉強スペースに設置すると、特に重宝します。

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出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-counter_index.html

たとえば、マルゲリータの「Shelf(シェルフ)カウンター付き本棚」 は、大容量本棚の前面がカウンター(デスク)になっていて、省スペースに作業空間を実現できます。
見た目もおしゃれなので、収納力と作業スペースを両立しながら、スタイリッシュな空間を演出したい方におすすめです。

埋め込み収納

埋め込み収納は、壁の一部をくり抜いて収納スペースを確保するタイプの壁面収納です。
オーダーメイドで作るため、空間をスッキリ見せられますが、設置後のレイアウト変更が難しい点に注意しなければなりません。

埋め込み収納を設置するためには、基本的に専門業者による施工が必要となります。
そのため、イメージが漠然としていたり、先々模様替えをする可能性があったりする場合は、他の方法を検討すると良いでしょう。

壁面収納をおしゃれにするアイデア5選

壁面収納は、取り入れるだけでも部屋をすっきりさせられますが、よりおしゃれに見せるためには工夫が必要です。
ここでは、壁面収納をおしゃれにするために効果的な5つのアイデアをご紹介します。

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出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_689/

見せる収納と見せない収納を組み合わせる

壁面収納をおしゃれに見せるには、「見せる収納」と「見せない収納」をバランスよく組み合わせることが大切です。
扉付き収納だけでは圧迫感が出るため、あまりおすすめできません。

壁面収納の一部をオープン収納にして、お気に入りの本や雑貨をディスプレイすると、インテリアのアクセントになります。
見せたいものは飾り、生活感のあるものは隠すことで、スタイリッシュな空間が完成します。

収納するアイテムに統一感を持たせる

壁面収納に置くアイテムに統一感を持たせると、整った印象になり、おしゃれ度がアップします。
たとえば、本の背表紙の色を揃えたり、同じ色・デザインの収納ボックスを使ったりすると、すっきりとした見た目をキープできます。

また、収納するアイテムのカテゴリーを揃えることで、視覚的にまとまりが生まれ、より洗練された雰囲気を演出できます。

敢えて空きスペースをつくって余白を設ける

壁面収納のスペースをすべて埋めてしまうと圧迫感が出るため、適度な「余白」を作るのがポイントです。
オープンシェルフなら、全部の棚に物を置かず、一部をあえて空けて抜け感を演出すると、洗練された印象になります。

また、収納の隙間にアートや観葉植物を配置すると、程よい抜け感が生まれ、空間にメリハリが生まれます。

おしゃれな小物やオブジェなどを飾る

壁面収納の一部に観葉植物やアートフレーム、デザイン性のあるオブジェを取り入れると、空間に個性が生まれます。
さらに、間接照明で小物やオブジェを照らすと、よりおしゃれな雰囲気を演出できます。

特に、壁面に取り付けるLEDライトやスポットライトを活用すると、収納全体を魅力的に見せられるでしょう。

アイテムの定位置管理を徹底する

壁面収納を美しく保つには、アイテムの定位置を決めることが重要です。
収納から出したものは、使い終わったら必ず元の場所に戻す習慣をつけると、部屋や収納棚が散らかることを予防できます。

また、家族で共有する壁面収納の場合、誰が見ても分かりやすい仕組みを作ることで、片付けを習慣化しやすくなります。

おしゃれで使いやすい壁面収納を選ぶコツ

壁面収納を選ぶ際は、デザインだけでなく使いやすさも重視することが大切です。
ここでは、理想的な壁面収納を選ぶコツを4種類ご紹介します。

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出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_537/

壁面の幅や高さに合うオーダー加工が可能なブランドを選ぶ

壁面収納は、設置スペースにぴったり合う製品を選ぶことで、無駄なく美しく収納できます。
既製品で合わない場合は、オーダー加工が可能なブランドを選ぶと、統一感のある仕上がりになります。

特に天井までの本棚や、壁いっぱいに広がる収納を検討している場合は、サイズ調整ができるものが便利です。

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出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/customorder.html

たとえばマルゲリータの壁面収納は、お部屋の形状に合わせてカット・オーダー加工サービス(有料)が受けられます。
複雑な形状の梁に合わせたり、壁のエアコンやコンセントを避けたりなど、オリジナルなオーダー加工を施すことで、造作家具のようにぴったり収まります。

>>マルゲリータのオーダー加工について詳しくはこちら

収納したい物量より余裕のあるサイズを選ぶ

壁面収納は、なるべく収納したい物量より余裕のあるサイズを選びましょう。
収納量にぴったりのサイズではなく、少し余裕を持った収納を選ぶことで、将来的に物が増えた場合にも対応できます。

また、棚に適度な余白を設けることで、すっきりとした印象を保ちやすくなります。

生活動線を考慮してサイズや設置場所を決める

壁面収納を設置する際は、生活動線を考慮することも重要です。
たとえば、リビングや玄関などの人が頻繁に通る場所に設置する際は、圧迫感を避けるために奥行きや高さを抑えると良いでしょう。

また、背の高い壁面収納を選ぶ場合は、よく使うアイテムを手の届く位置に収納できるかを確認すると、使い勝手が向上します。

インテリアに合った色・デザインを選ぶ

壁面収納は大きな面積を占めるため、部屋の雰囲気に合ったカラーやデザインを選ぶことも大切です。
人気があるものとしては、ナチュラルな木目調、モダンなホワイトやブラック、落ち着いたグレージュなどが挙げられます。

シンプルなデザインで、インテリアと調和する色を選ぶと、空間に統一感が生まれ、飽きずに長く愛用しやすくなるでしょう。

壁に穴を開けない、賃貸もOKな方法とは?

賃貸住宅にお住まいの方や、壁に穴を開けたくない方にとって、大容量の壁面収納を実現するのは難しいと感じるかもしれません。
しかし、適切な設置方法を選べば、壁にダメージを与えずにしっかりと固定できる収納家具を取り入れることが可能です。

その一例としておすすめなのが、フィラー板による突っ張り構造を活用した壁面収納です。

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出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/overturning.html

棚の縦材と天井の間にフィラー板を挟み込むことで、家具が転倒しないようにしっかりと固定されます。
この方法なら、壁にネジや釘などを打ち込む必要がなく、退去時の原状回復の心配も不要です。

また、フィラー板を使用することで、天井にかかる力が分散され、建物への負担も軽減されます。
より適切に設置するため、本棚を設置して内容物を入れた状態で天井との隙間を測定し、そのサイズに合わせてフィラー板を制作します。

賃貸住宅でも設置できるこの方法を活用すれば、限られたスペースを有効活用しながら、おしゃれで実用的な壁面収納を実現できます。

リビングのおしゃれな壁面収納の実例

最後に、リビングに壁面収納を設置している実例を3つご紹介します。
どの実例もアイデアに溢れたおしゃれなものばかりなので、これから壁面収納の設置を予定している方は、ぜひ参考にしてください。

おしゃれな壁面収納の実例①

こちらの実例では、白を基調としたリビングの一段奥まったアルコーブに「Shelf 開口部のある本棚」を設置しています。

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アルコープにぴったり収まるよう、壁面収納のコマ幅をオーダー加工で調整しています。
家族の書籍やおもちゃ、写真立てなどを中央の開口部にまとめ、中心的な見せ場として魅力的にディスプレイしています。

おしゃれな壁面収納の実例②

こちらの実例では、広々したリビングの窓のある壁面に「Shelf 開口部のある本棚」と「Shelf カウンター付き本棚」を2台連結して設置し、大きな壁面収納にしています。

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それぞれの収納家具は、この部屋に合わせてオーダー加工が施されているので、細部の仕様が既製品とは異なっています。
窓を潰さないように開口部を設けることで、室内に自然光が降り注ぎ、明るく居心地の良いリビング空間に仕上がっています。

おしゃれな壁面収納の実例③

こちらの実例では、リビングダイニングの壁面一杯に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を2台連結して設置しています。

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出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_763/

壁面収納の上部には梁が通っていますが、本棚の背面をL字にオーダー加工することで、梁を隠してスタイリッシュに設置できています。
本棚が壁一面を覆うことで、荷物が整理しやすくなるだけでなく、インテリアとしても統一感が生まれています。

まとめ

今回は、壁面収納の種類やメリット、おしゃれに見せるアイデアや選び方のコツなどについて、詳しく確認してきました。
壁面収納は、限られたスペースを有効活用しながら、おしゃれなインテリアを実現できる便利な収納方法です。

「見せる収納」と「隠す収納」のバランスを取ることや、アイテムの統一感を意識することで、壁面収納でさらに洗練された空間を演出できます。
今回ご紹介したことを参考にして、ご自身の住空間に合ったおしゃれで実用的な壁面収納を設置してみてください。

マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介した壁面収納以外にも、色々なおしゃれインテリアを多数ラインナップしています。お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的な家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。