デッドスペースになりがちな壁面を活用した「壁面収納」は、大容量なだけでなく、ディスプレイしながら収納できるのも魅力のひとつです。
ですが、なかなかおしゃれな感じにディスプレイできないとお悩みの方もいらっしゃるかもしれませんね。おしゃれに見せるには、収納家具のサイズ選びやアイテムの飾り方にコツがあります。どれも分かっていれば、簡単なことばかり。壁面収納を購入する前に、ディスプレイのポイントを知っておくと、イメージ通りのおしゃれな壁面収納に仕上げやすくなります。
そこでこの記事では、厳選した8つの事例をもとに、壁面収納でおしゃれにディスプレイするコツをご紹介します。素敵なアイデアを、ぜひご自宅のインテリアに活用してください！
壁面収納とは？
出典：マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_606/
壁面収納とは、室内の壁を利用した収納のことを言います。床や壁と一体となった造り付けタイプや、家具として設置するタイプなどさまざまな収納があります。
いずれも収納する奥行きを抑えて壁全体に設置するので、少ない床面積でもたっぷりと収納量を確保できるのが特徴です。
さらに、収納の一部をディスプレイスペースとしても使えるオープン棚なら、本以外にもインテリアを収納することで、お部屋の雰囲気作りをおしゃれにしてくれる効果も期待できます。
そんな単に収納スペースを増やすだけでなく、お部屋をおしゃれにまとめたい方や、お気に入りアイテムを飾りながら収納したい方に支持されているのが「壁面収納」です。
この記事で取り上げるのは、家具のように置くタイプの壁面収納です。工事なしで気軽に導入できるため、今住んでいるのが賃貸マンションでも戸建て住宅でも、収納やディスプレイのお悩みを解決するヒントになるでしょう。
壁面収納のメリットとは
出典：マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_610/
壁面収納を設置すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
大容量の収納ができるという実用的な面だけでなく、インテリアがおしゃれになる、片付けがしやすくなるなど、デザイン性や使い勝手にもメリットがあります。
ここでは代表的なメリットを5つ、ご紹介します。
壁面収納のメリット①「大容量の収納スペースをおしゃれに確保できる」
分譲マンションや建売住宅は、どうしても収納スペースが少なめ。壁面収納を設置すれば、大容量の収納スペースを確保できます。
しかも、壁の幅や天井の高さにぴったりと収まるデザインなので、まるで造り付けの家具のようなお部屋との一体感のある雰囲気を作り出せます。
大容量でしかもおしゃれな収納を確保できるのが、壁面収納の一番のメリットと言えます。
壁面収納のメリット②「収納をディスプレイに使える」
収納というと、クローゼットや押し入れのように「隠す」収納をイメージするかもしれません。
しかし、壁面収納はその一部を「ディスプレイ棚」としても活用できる「見せる」収納です。
おしゃれな画集の表紙を見せながら収納したり、お気に入りのオブジェを飾ったりすれば、所有者の個性を表現した個性的なディスプレイが完成します。
収納を、おしゃれなインテリアにも活用できる点もメリットですね。
壁面収納のメリット③「デッドスペースを有効活用できる」
壁面収納は、奥行きを抑えた薄型タイプがほとんどです。そのため、普通の家具は置きにくい柱や梁のでっぱりがある場所に置けたり、据え置きの家具より圧迫感がないので天井近くまで高さを伸ばして収納スペースとしたりと、お部屋のデッドスペースを有効活用できます。
家具が置きづらい空間すら活用して、スッキリと収納を設置できるのも魅力です。
壁面収納のメリット④「魅力的なファミリーライブラリーができる」
本好きな方なら、壁面収納に家族みんなで使える「ファミリーライブラリー」を作ってはいかがでしょうか？
壁面収納は、家族みんなの本を1カ所に集められるほどの収納力を持っています。リビングに置けば、読書を通じたコミュニケーションも活発になりそうですね。
壁面収納のメリット⑤「部屋をスッキリと、片付けやすくなる」
使ったものを元の場所に戻すのが、お部屋の片付けの基本ですよね。
壁面収納なら、大容量の収納場所が1カ所にまとまっているだけでなく、使ったものをもとあった場所へ戻すのがとても簡単です。手軽さから家族みんなが片付けやすくなるメリットがあります。片付けが苦手な人こそ、壁面収納をおすすめです。
壁面収納でおしゃれにディスプレイする4つのコツ
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せっかく壁面収納を設置するなら、おしゃれにディスプレイしたいものですよね。ごちゃごちゃした生活感が出ないよう、魅力的にディスプレイするには知っておきたい「コツ」があります。ここでは代表的なものを、4つご紹介します。
おしゃれディスプレイのコツ①「壁面収納の幅や高さを、壁面に揃える」
おしゃれに見せるには、ベースとなる壁面収納が収まりよくデザインされていることが大切です。
まるでオーダーメイドで造り付けにしたかのように、ぴったりと収まるサイズの壁面収納にしておくと、中にどんなものを入れてもおしゃれに見えます。
壁の幅や天井の高さと同じサイズを選んだり、セミオーダーでぴったり合わせたりするといいでしょう。
おしゃれなディスプレイのコツ②「壁面収納の色や素材を、壁や床に合わせる」
おしゃれにディスプレイするには、壁面収納そのものがお部屋のインテリアに調和していることが大切です。
そこでポイントになるのは、壁面収納の色や素材選び。ホテルライクな真っ白な部屋なら白い壁面に見えるような素材感が合いますし、リノベーションしたインダストリアルな室内なら、グレーや塗装していない無地の木が似合います。
全体のバランスをよく検討して、相性の良いものを選びましょう。
おしゃれディスプレイのコツ③「棚にあえて空きスペースを設ける」
壁面収納は大容量ではありますが、スペースいっぱいにものを詰め込んでしまうと、生活感や圧迫感が出てしまいます。
おしゃれに見せるコツは、あえて空きスペースを作り８割ぐらいの収納量に抑えること。
あえて収納スペースを空けてそこに観葉植物やオブジェなどを置いてみましょう。あえて空白を作ることで抜け感が演出されて、おしゃれな雰囲気がアップします。
おしゃれなディスプレイのコツ④「同じ種類のアイテムを並べる」
ディスプレイするアイテム選びにも、おしゃれに見せるコツがあります。
それは、ひとつの場所に同じ種類のアイテムを集めて並べること。雑貨、写真、本など種類をそろえるだけで、まとまりのあるおしゃれな雰囲気になります。
一段ごとに置くアイテムの種類を変えるのも、いいアイデアですね。
インテリアの専門用語では「グルーピング」と呼ばれるテクニックで、簡単に取り入れられるので、ぜひ試していただきたい手法です。
思わずマネしたくなる！壁面収納でおしゃれにディスプレイする事例8選
ここからは、マルゲリータの壁面収納家具を導入いただいた事例をご紹介します。
収納スペースが増えただけでなく、使い勝手やインテリアの完成度も高いものばかり。様々なバリエーションを集めたので、ぜひご自宅の参考にしてくださいね。
壁面収納の事例①「リビングのアルコーブに壁一面の本棚」
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マンションリビングの1番奥に「Shelf・壁一面の本棚 奥行250mm」を設置した事例です。
縦板の上部を梁の形に合わせてカットするオプションを採用いただき、壁際にぴったり沿わせています。
本だけでなく、子供たちのおもちゃも飾りながら収納。気軽に取り出して遊び、簡単に片付けられるので、いつもお部屋はスッキリしています。
リビングに置いた壁面収納のおかげで、家族それぞれが楽しめるくつろぎスペースになりました。
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壁面収納の事例②「アパレルオフィスの間仕切り収納をダークグレイに」
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こちらは、アパレルブランドのオフィスに導入いただいた事例です。
間仕切りがわりに置かれた「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」は、現地で施工する際にグレーに塗装されました。
この色味が、無機質なコンクリートの天井に露出配管がアクセントになったインダストリアルな空間によく似合っています。
Shelfは木の素材そのものの色で仕上げているので、空間に合わせて色味を変えるアレンジも楽しめるのが魅力ですね。
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壁面収納の事例③「背板の一部を鏡に替える」
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マンションのモデルルームに設置された事例です。
採用されたのは「Shelf 開口部のある本棚」。背板のないデザインなので、アクセントクロスの淡いピンク色も楽しめます。
今回は、上からから3段目にミラーの背板を付けました。このミラーが窓のような効果を発揮し、隣に部屋があるような奥行を感じさせる「抜け感」を演出しています。
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壁面収納の事例④「DJブースと壁面収納」
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戸建て住宅のリビングに採用された事例です。
長いリビングダイニングの壁面に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm ロータイプ」を中心に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」の異なる高さの2種類を組み合わせて設置。建物の窓の位置をよけて採光を確保しながら、テレビ台と収納を兼ねた壁一面のリビングボードを作り上げました。
向かって右側には、DJをされる主人の大切なレコードコレクションを見せる収納。収納最上部はDJブースになっています。
リビングで使う細々とした生活用品もうまく収納しながら、テレビ台、趣味スペースとしても活用したアイデアです。
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壁面収納の事例⑤「特注玩具ボックスを組み合わせた収納」
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マンションの一室に、お子様のための壁面収納を設置された事例です。
「Shelf / 壁一面の本棚 奥行350mm」の最下段の棚板をはずし、キャスター付きの「ファイルボックス」を収めた特注仕様です。
かわいいデザインのおもちゃはディプレイし、さまざまなサイズや色味のおもちゃはコンテナに隠して収納。
おもちゃを分かりやすく並べた収納は、お子様の知育にも良い影響があるそう。片付けについて学ぶきっかけにもなります。
メリハリのある使い方で、お子様がいてもいつもスッキリと片付けることができるアイデアですね。
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壁面収納の事例⑥「L型に配置された壁面収納」
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戸建て住宅のリビングに、テレビ台と本棚として2台の「Shelf 壁一面の本棚」を採用いただいた事例です。
ソファの正面には、中央に開口部のある本棚をテレビ台として設置し、その左に本棚を並べました。棚の高さが揃っているので、L字型の造り付け収納のような仕上がりです。
趣味のボードゲームの箱や下垂観葉植物が整然としたディスプレイよいアクセントになっていておしゃれですね。
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壁面収納の事例⑦「ダイナミックな構成の戸建て住宅の中に」
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戸建て住宅の階段を上がった2階ホールに設置された「ファミリーライブラリー」としての壁面収納の事例です。
壁面の横幅いっぱいに合わせ、高窓の下にちょうど収まるサイズで、高級感のある造作家具のような収まりがおしゃれな雰囲気を演出しています。
広めにとった2階ホールに本棚収納を置くことで、廊下がセカンドリビングに生まれ変わっています。気持ちの良い吹き抜けに置かれた一人がけソファは、最高の読書空間となっています。
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壁面収納の事例⑧「ご夫婦の寝室の収納に」
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ご主人のテレワークスペースを兼ねた寝室に、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置いただいた事例です。
注目したいのは、「見せる収納と見せない収納」の使い分けたディスプレイです。仕事で使われる各種ビジネス書は書籍ごとのサイズを合わせてセルに陳列して「見せる収納」。それ以外の書類や生活雑貨などは、壁面収納の最下部に「ファイルボックス 1列」を採用してその中へ「見せない収納」。Shelfの自由に収納スタイルを組み合わせる機能を上手に使って寝室におしゃれな収納空間をお造りになられた事例です。
出典：マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_610/
まとめ
壁面収納は、おしゃれに大容量の収納スペースを確保するのにおすすめの家具です。
シンプルなデザインと木そのものの素材感が魅力のマルゲリータの家具なら、幅広いインテリアスタイルに馴染みます。壁面の幅や高さに合わせてカットするオプションや、ボックス収納を組み合わせると、どんな空間にもフィットする造り付け家具のような仕上がりを実現できます。
マルゲリータのサイトでは、ほかにもさまざまな収納アイデアを掲載しています。サイトをチェックして、ご自宅にぴったりの家具を探してみてください！