住宅やオフィスでダイニングテーブルを設置する際、人数に応じたサイズ選びが非常に重要です。小さいと食事や仕事がしづらく、ストレスが生じやすくなってしまいます。
特に、8人で使う可能性がある場合、なかなか市販では大きなサイズがなく、どれくらいのサイズにすべきか悩んでしまうでしょう。
そこで今回の記事では、8人用ダイニングテーブルを選ぶ際のポイントや、素材や形状の選択肢について、詳しく解説していきます。また、記事の後半では、おすすめのダイニングテーブル商品を厳選してご紹介します。
これから8人掛けのダイニングテーブルの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
8人掛けダイニングテーブルのサイズを決めるポイント
ここでは、8人掛けで使用するダイニングテーブルを選ぶ際、サイズ選びで重視したい4つのポイントをご紹介します。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_423/
ポイント① テーブルの幅サイズ
ダイニングテーブルにおいて、ストレスなく食事や仕事をするためには、1人あたり幅60cmは必要です。そのため、片側4人ずつ合計8人で使うとなると、合計で幅240cmはあるのが望ましいといえます。
しかし、幅240cmあるダイニングテーブルは、既製品では非常に少ないので、製品選びには注意が必要です。
ポイント② テーブルの奥行サイズ
ダイニングテーブルの奥行きは、1人あたり約40cmが目安となります。
そのため、向かい合って座る8人掛けの場合だと、40cm×2で、最低80cmの奥行きは欲しいでしょう。
なお、幅(長辺)240cm・奥行き(短辺)80cm以上のダイニングテーブルであれば、短辺の部分に人が座っても、幅80cmが確保できます。そのため、2つの長辺に4人ずつ、2つの短辺に1人ずつ配置して、10人掛けダイニングテーブルとしても使えるでしょう。
ポイント③ 椅子の高さとのバランス
8人掛けのダイニングテーブルを椅子付きで使う場合、テーブルの天板と椅子との間の長さ(差尺)が27~30cmは必要です。これより差尺が短いと、ダイニングテーブルを使う際に脚が窮屈に感じられます。
不安な場合は、70~72cm程度の高さのダイニングテーブルを選んでおくと、幅広い椅子の高さと相性よく使えるでしょう。
ポイント④ テーブル周囲の動線・椅子の引きしろ
8人掛けのダイニングテーブルを使う際は、椅子を引いたり、後ろを人が通ったりします。そのため、テーブルの周囲に動線が作れるよう、十分なスペースを確保しておくことが重要です。
具体的な数値としては、ダイニングテーブルの周囲に100cm程度の広さがあれば十分でしょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_369/
8人掛けダイニングテーブルの素材の種類
ここでは、8人掛けダイニングテーブルの天板によく使われる、5種類の素材の特徴について、詳しく確認していきましょう。
無垢材
無垢材は、天然木から切り出した一枚板を、そのままダイニングテーブルの天板として使用するものです。
天然木らしい風合いを楽しめるのが無垢材のメリットですが、節や欠けが多いなど、ものによって品質にバラつきが出やすくなります。
また、天然木から取れる一枚板には限りがあるので、8人掛けのダイニングテーブル用のサイズとなると、価格が高価になりやすい点も注意しましょう。
集成材
集成材は、天然木の木片を専用の接着剤で固め合わせた素材です。
複数の木片が組み合わさっているので、無垢材より価格がリーズナブルになります。それでも使われている木片は天然木なので、風合い豊かな表情が楽しめます。
また、天然木は節や欠けなどが生じやすいですが、よい部分を厳選して集成材にすることで、より美しい天板が実現されます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_311/
突板材
突板材は、薄くスライスした木の板を、合板などの表面に貼り付けた素材です。
突板材のメリットは、軽くて値段が安いわりに、無垢材や集成材と似た天然木らしい見た目が楽しめる点です。しかし、実際は数ミリ程度の薄い板が貼られているだけなので、経年によって味わいが増すことはありません。
また、使用していて天板に傷が付いた場合、中の合板が見えてしまうことがあるので注意しましょう。
メラミン樹脂化粧板
メラミン樹脂化粧板とは、合成樹脂の一種であるメラミン樹脂を、合板などの表面に貼り付けて作る素材です。
メラミン樹脂は傷や汚れに強いので、天板を長くきれいな状態に保てます。また、木目調など色々なデザインが選べるのも嬉しいポイントです。
ただし、色柄によっては仕上がりが安っぽく見える場合もあるので、画像だけで判断せず、実際に目で見て選ぶべき素材だといえます。
ガラス
ダイニングテーブルの中には、天板にガラスを使用しているものもあります。
天板がガラスだと、非常にスタイリッシュな印象になるので、ダイニング空間をおしゃれに演出してくれるでしょう。
しかし、ガラス製の天板は、指紋や埃などの汚れが目立ちやすく、水拭きした後はカルキ汚れが残りやすいので、お手入れの仕方に工夫が求められます。
また、衝撃を加えると割れる恐れがあるので、子どものいる家庭などでは注意が必要でしょう。
8人掛けダイニングテーブルの形状の種類
ここでは、8人掛けで使うダイニングテーブルの、形状の種類の選び方についてご紹介します。
長方形
長方形は、ダイニングテーブルの形状として最もオーソドックスなものです。
長方形のダイニングテーブルは、奥行きに対して幅が広く取られているので、1人ひとりが天板を広く使用できます。8人で使う場合だと、長辺に4人ずつ座るか、長辺に3人ずつ短辺に2人ずつ座るか、いずれかの形になるでしょう。
先述の通り、ダイニングテーブルをストレスなく使用するには、1人あたり幅60cm・奥行き40cmが目安となります。そのため、長辺に4人ずつであれば幅240cm以上・奥行き80cm以上が、長辺に3人ずつ短辺に2人ずつであれば、幅180cm・奥行き80cm以上が必要です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-2400-900-br.html
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-2400-900-wh.html
正方形
4つの辺の長さが同じである正方形は、ダイニングテーブルの形状として非常に人気があります。
8人で使う場合、各辺に2人ずつ座ることになるので、幅80cm以上が必要となります。ただし、左右それぞれで幅と奥行きを共有する形になるので、長方形に比べると1人ひとりのスペースが少なくなります。
そのため、正方形のダイニングテーブルは、8人で談笑する分にはよいですが、食器や資料などを置く場合は、スペースが手狭になりやすいので注意しましょう。
出典:カグオカ 公式サイト https://kaguoka.com/works/table/buna_diningtable_typeS_w1500d1400_3drawers.html
円形・楕円形
円形・楕円形のダイニングテーブルは、角がない形状なので、小さな子どもがいる家庭でも安心して使えます。また、座っている人それぞれが視線を合わせやすい点もメリットです。
ただし、手前が丸みを帯びた天板は、長方形や正方形などの手前が平らな天板に比べて、大人数で使うとスペースが手狭になりやすくなります。
出典:トレジャーランド 楽天市場店 https://item.rakuten.co.jp/takara21/sbkt182-9-cote351/
ダイニングテーブルは脚の形や素材が選べるものを
8人で使用するダイニングテーブルとなると、全体のサイズが非常に大きくなります。そのため、家具としての実用性だけでなく、部屋全体のイメージを決めるインテリアとしても重要な意味を持ちます。
その際、天板とともに印象を大きく左右するのが「テーブルの脚」の要素です。脚が鉄製なのか木製なのか、色が何色なのかなどによって、同じ天板でも異なった印象のダイニングテーブルになります。
そのため、部屋の雰囲気に合った製品が選べるよう、天板だけでなく、脚の形状も複数から選べる商品がおすすめです。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-ro-2400-900-rw.html
8人掛けダイニングテーブルのおすすめ6選
ここでは、8人で使用するダイニングテーブルとしておすすめしたい、おしゃれな商品を6つ厳選してご紹介します。
これからダイニングテーブル選びをする方は、ぜひ参考にしてください。
おすすめダイニングテーブル① 『マルゲリータ Tavola(タヴォーラ)ダイニングテーブル スチール脚(SL)』
「Tavola(タヴォーラ)ダイニングテーブル スチール脚(SL)」は、天然木の天板にスチール製のスリムな脚が付いた、スタイリッシュでおしゃれなダイニングテーブルです。
テーブルの脚は、構造的に成立可能なサイズまで細くし、天板が宙に浮いているような形になっています。そのため、8人で使用しても手狭になりにくく、広々と快適に使用できます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-sl-2400-900-wh.html
サイズは「幅2400 × 奥行900 mm」と「幅1800 × 奥行900 mm」の2種類が選べますが、8人で使う想定なら「幅2400 × 奥行900 mm」がおすすめです。
片側に椅子を4脚ずつ設置しても、1人ひとりが広々と使えるだけの天板スペースが確保でき、快適な時間が過ごせます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-sl_index.html
天板に使われている天然集成材は、ハックベリーとラバーウッドから選択が可能です。
ハックベリー集成材は、自然塗料を施したホワイトとブラウンから選べます。また、ラバーウッドは、ウレタンクリア塗装によるナチュラル色になっています。
オプションとしてガラス塗料コーティングもでき、その場合は耐久性をさらに高めることが可能です。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-ro_index.html
おすすめダイニングテーブル② 『マルゲリータ Tavola(タヴォーラ) ダイニングテーブル スチール脚(RO)』
「Tavola(タヴォーラ)ダイニングテーブル スチール脚(RO)」は、天板は先ほどの「スチール脚(SL)」と同じですが、脚の形状がロの字型のものに変わっています。
ロの字型の脚は、角形スチール材で作られていて、よりテーブルの安定感を強めています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-ro_index.html
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-ro-2400-900-br.html
おすすめダイニングテーブル③ 『マルゲリータ Tavola(タヴォーラ) ダイニングテーブル 木製脚』
「Tavola(タヴォーラ)ダイニングテーブル 木製脚」は、全体が無垢集成材で作られていて、天然木材の温かみが最大限に味わえるダイニングテーブルです。
天板と柱脚板、それに桁と呼ばれる3つの面材が、それぞれXYZ軸の面となって互いに直行し、テーブルとしての剛性を高めています。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-l_index.html
木製脚の下部には、付属のフェルトクッションを装着可能です。
クッションを取り付けると、床の微かな不陸を吸収して、がたつきを防止してくれます。また、床への傷つきを予防する効果も得られます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/tavola/dt-l_index.html
おすすめダイニングテーブル④ 『ニトリ 天然木ダイニングテーブル』
天然木の重量感と温もりが感じられる、おしゃれなダイニングテーブルです。
古典調仕上げが施されているため、長年使い込んだような風合いになっています。幅200cmのものが選べ、長辺と短辺を合わせれば、8人で使用も可能です。
出典:ニトリ 公式サイト https://www.nitori-net.jp/ec/product/4010700s/
おすすめダイニングテーブル⑤ 『IKEA 伸長(伸縮)式ダイニングテーブル』
天然木を使用した、必要に合わせて幅を伸長(伸縮)できるダイニングテーブルです。
幅が最小で180cm、最長で240cmまで調整できるので、片側4脚ずつ椅子を置き、8人でも広々と使えます。
出典:IKEA 公式サイト https://www.ikea.com/jp/ja/p/ekedalen-extendable-table-birch-80340802/
おすすめダイニングテーブル⑥ 『KANEA ダイニングテーブル 4本脚/ウォールナット』
ウォールナット無垢材を使用した、落ち着いた雰囲気のダイニングテーブルです。
全体に流線形デザインがほどこされ、幅240cm・奥行き100cmと天板のサイズも十分なので、8人でも余裕をもって使用できるでしょう。
出典:KANEA 公式サイト https://kaneka-furniture.com/?pid=133413456
まとめ
今回は、8人掛けで使用しやすいダイニングテーブルをテーマに、サイズ選びのポイントや、天板の素材や形状の種類、おすすめ商品などについて、詳しく確認しました。
8人で使うダイニングテーブルとなると、非常に大きなサイズになります。片側4人ずつでゆったり使うには幅240cmほどは欲しいので、長方形が最も有力な選択肢となるでしょう。
今回ご紹介したことを参考に、リビング・ダイニングやオフィスなど、設置場所に合った使いやすいダイニングテーブルを選びましょう。
マルゲリータの公式サイトでは、記事の中でご紹介したダイニングテーブル以外にも、色々な種類のおしゃれ家具が多数ラインナップされています。お客様の使用実例も多数掲載されているので、ダイニングテーブルなどの家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。