ワゴンキャスターは、家庭からオフィスまで幅広い環境で活用できる機能的な収納家具です。可動式のため、必要に応じて簡単に移動でき、据え置き型の収納に比べて柔軟なレイアウト変更が可能です。そのため、スペースの有効活用を図りたい場合や、設置場所を固定したくない場合にも適した選択肢となります。しかし、ワゴンキャスターを導入する際は、種類や機能性、使用環境に応じた選定が求められます。適切な製品を選ぶためには、サイズや耐荷重、キャスターの性能など、事前に確認すべきポイントがいくつかあります。本記事では、ワゴンキャスターの代表的な種類や選定のポイント、おすすめの製品について詳しく解説します。導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
- ワゴンキャスターとは
- ワゴンキャスターの種類
- ワゴンキャスター選びで失敗しないためのポイント
- 「スリム」「低い」「大きめ」など おすすめのワゴンキャスター8選
- おしゃれなワゴンキャスター①『マルゲリータ Storage Cart キャスター付き収納カート 基本タイプ』
- おしゃれなワゴンキャスター②『マルゲリータ Storage Cart キャスター付き収納カート ロータイプ』
- おしゃれなワゴンキャスター③『マルゲリータ Shelf ロータイプ本棚 移動式』
- おしゃれなワゴンキャスター④『ニトリ ワゴン(250WL/BK)』
- おしゃれなワゴンキャスター⑤『IKEA TROTTEN(トロッテン)』
- おしゃれなワゴンキャスター⑥『無印良品 PPストッカー4段・キャスター付』
- おしゃれなワゴンキャスター⑦『CAINZ インテリアシェルフワゴン 高さ63 ブラック M37』
- おしゃれなワゴンキャスター⑧『LOWYA キッチンワゴン キャスター付き』
- まとめ
ワゴンキャスターとは
ワゴンキャスターは、底部にキャスターを備えた可動式の収納ワゴンで、自由に移動できる点が特徴です。一般的な据え置き型の収納ワゴンは、一度設置すると固定された状態で使用することが前提となっており、掃除やレイアウト変更の際には収納物を取り出すなどの手間がかかる場合があります。一方で、ワゴンキャスターはキャスターを活用することで、収納物をそのままにした状態でも容易に移動可能です。また、水平方向に軽く力を加えるだけで動かせるため、力の弱い方でも扱いやすく、実用性の高い収納ソリューションとして幅広い環境で活用できます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/sc/
ワゴンキャスターの種類
ワゴンキャスターといっても、用途や形状によっていくつかのタイプに分類されます。適切なワゴンキャスターを選ぶためには、それぞれの特性を理解し、使用環境や目的に応じたモデルを選定することが重要です。ここでは、代表的な4種類のワゴンキャスターについて、それぞれの特徴を詳しく解説していきます。ついて、それぞれの特徴を確認していきましょう。
種類① デスクワゴンキャスター
デスクワゴンキャスターは、デスク下のスペースを有効活用することを目的に設計されたワゴンキャスターです。デスクの下部には意外と広い空間があり、ワゴンキャスターを設置することで収納スペースを確保しながら、デッドスペースを最適化できます。また、必要に応じて手前に引き出すことで、ワゴンの天板を補助デスクとして活用できるため、勉強や仕事の際に作業スペースを拡張する用途としても有効です。オフィスや在宅ワーク環境において、効率的な収納と作業スペースの確保を同時に実現できる機能的な収納ツールといえます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_389/
種類② 引出し付きワゴンキャスター
引出し付きワゴンキャスターは、収納用の引出しを備えたワゴンキャスターで、小物類を整理しやすいのが特長です。引出しを活用することで、収納物を視界から隠しながら整理できるため、デスク周りやオフィスの環境をすっきりと保つことができます。特に、散らかりがちな書類や文房具などの収納に適しており、使い勝手の良い収納ツールとして重宝します。また、引出しの深さにはさまざまなバリエーションがあり、用途に応じた選定が重要です。例えば、書類を収納する場合は浅めの引出しが適しており、大きめのアイテムやおもちゃを収納する場合は、深めの引出しを選ぶことで、より効率的な収納が可能となります。

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種類③ オープンラック型ワゴンキャスター
オープンラック型ワゴンキャスターは、引出しや扉がなく、棚部分がオープンな構造になっているワゴンキャスターです。このタイプのメリットは、収納物が一目で確認でき、取り出しやすい点にあります。書類や文房具のほか、オブジェや写真などをディスプレイすることで、収納とインテリアの両方の役割を果たすことが可能です。オフィスやリビングなど、機能性とデザイン性を両立したい場面にも適しています。一方で、オープンラック型は揺れや衝撃の影響を受けやすく、収納物が落下する可能性があるため、キャスターにロック機能が付いているなど、安定性の高い製品を選ぶことが重要です。設置場所や用途に応じた選定を行い、快適な収納環境を整えましょう。

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種類④ 扉付きワゴンキャスター
扉付きワゴンキャスターは、前面に開閉式またはスライド式の扉を備えた収納ワゴンです。木製などの不透明な扉を採用したタイプは、引出し付きワゴンキャスターと同様に、書類や小物を目隠ししながら整理できるため、オフィスやリビングでスッキリとした収納環境を実現できます。一方、ガラス製などの透過性のある扉を備えたタイプは、オープンラック型のように収納物を見せるディスプレイとしても活用可能です。本やインテリア小物をスタイリッシュに配置することで、収納とデザイン性を両立した空間演出ができます。扉の素材や開閉方式によって使い勝手が異なるため、用途や収納物に応じて適切なモデルを選ぶことが重要です。
ワゴンキャスター選びで失敗しないためのポイント
ワゴンキャスターにはさまざまな種類があり、用途や目的に適した製品を選ばないと、使い勝手に不満が生じる可能性があります。適切なモデルを選定するためには、サイズや収納力、可動性、デザインなど、複数の要素を考慮することが重要です。特に、使用環境や収納するアイテムに合わないものを選んでしまうと、十分に活用できず後悔することになりかねません。ここでは、ワゴンキャスター選びで失敗しないためのポイントを5つご紹介します。購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_734/
ポイント① 頑丈な作りか
ワゴンキャスターを選ぶ際は、構造の強度や耐久性を確認することが重要です。特に、耐荷重のチェックは欠かせません。耐荷重が不足していると、経年劣化により棚板がたわみ、引出しや扉の開閉に支障をきたす原因になります。また、見た目の歪みだけでなく、棚板が割れて収納物が落下したり、床に傷が付くリスクも考慮する必要があります。例えば、マルゲリータのワゴンキャスターは、十分な厚みのある棚板を採用しており、重みでたわむ心配が少ない設計となっています。さらに、キャスターを支えるスチールプレートを底部に配置することで、本体の歪みを防ぎ、長期間安定した状態で使用できる仕様になっています。耐久性の高いワゴンキャスターを選ぶことで、安全性を確保しつつ、長く快適に使用できる環境を整えましょう。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/sc/sc-g.html
ポイント② 設置場所と高さ・幅が合うか
ワゴンキャスターを選ぶ際は、設置場所のスペースや高さ・幅との適合性を事前に確認することが重要です。特に、デスクと併用する場合は、ワゴンキャスターの高さがデスクの天板より低いかどうかをチェックしましょう。適切な高さのワゴンキャスターを選ぶことで、使用しないときにデスク下へ収納でき、作業スペースをすっきりと保つことができます。また、ワゴンキャスターと椅子を並べてデスク下に収納したい場合は、それぞれの幅を正確に測定し、無理なく収まるかを事前に確認することが重要です。収納スペースの奥行きやキャスターの可動範囲も考慮し、設置後の使い勝手をシミュレーションした上で、最適なモデルを選びましょう。
ポイント③ キャスターにストッパー機能が付いているか
ワゴンキャスターを選ぶ際は、キャスターにストッパー機能が備わっているかを確認することも重要なポイントです。ワゴンキャスターは可動性に優れ、自由に移動できる点がメリットですが、一方で振動や地震の際に意図せず動いてしまうリスクもあります。状況によっては、他の家具や壁を傷つけたり、転倒による怪我の原因になったりする可能性があるため、安定性を確保する工夫が必要です。ストッパー機能付きのキャスターを採用したワゴンキャスターであれば、地震や衝撃が加わった際でも安定性を維持でき、安全性が向上します。例えば、マルゲリータのワゴンキャスターは、全製品にワンタッチでロックできるストッパー機能を搭載しており、下に押すだけで簡単に固定できる仕様となっています。移動のしやすさと安定性のバランスを考慮し、使用環境に適したワゴンキャスターを選びましょう。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/sc/sc-g.html
ポイント④ 引出しや棚の種類が選べるか
ワゴンキャスターを選ぶ際は、収納するアイテムに応じて、引出しや棚の仕様を選べる製品を検討することが重要です。例えば、書類を収納する場合は、浅めの引出しが複数備わっているタイプが適しています。書類を種類ごとに分類しやすく、必要な資料をすぐに取り出せるため、業務の効率化にもつながります。一方で、子どものおもちゃやオブジェ、額装した絵画などを収納する場合は、奥行きのある棚を備えたワゴンキャスターが適しています。高さのあるアイテムも収納しやすく、視認性を確保しながら使うことができます。用途に応じた引出しや棚の仕様を選定することで、ワゴンキャスターの利便性を最大限に活用できます。事前に収納するアイテムを具体的にイメージし、最適な構造の製品を選びましょう。
ポイント⑤ 部屋の雰囲気に合うか
ワゴンキャスターを選ぶ際は、部屋全体の雰囲気に馴染むかどうかも考慮することが重要です。ワゴンキャスターは比較的大きな収納家具であるため、インテリアのテイストと合わないデザインを選ぶと、空間全体の印象がちぐはぐになってしまう可能性があります。そのため、設置する部屋が洋室か和室か、また周囲の家具のデザインやカラーと馴染むかどうかを意識することが大切です。特に、幅広い空間に適応しやすい素材として、木製のワゴンキャスターが挙げられます。天然木を使用したシンプルなデザインのワゴンキャスターであれば、洋室・和室を問わず、さまざまなインテリアに自然と馴染みます。また、木材の質感が加わることで、空間全体に温かみをもたらす効果も期待できます。デザイン性と機能性のバランスを考え、部屋の雰囲気に馴染むワゴンキャスターを選びましょう。
「スリム」「低い」「大きめ」など おすすめのワゴンキャスター8選
ここからは、厳選したおすすめのワゴンキャスター8種類をご紹介します。スリムタイプや低めのモデル、大型タイプなど、さまざまな用途に対応する製品をピックアップしました。使用環境や収納するアイテムに合わせて最適なものを選ぶための参考として、ぜひご覧ください。
おしゃれなワゴンキャスター①『マルゲリータ Storage Cart キャスター付き収納カート 基本タイプ』
マルゲリータの「Storage Cart(ストレージカート)キャスター付き収納カート 基本タイプ」は、コンパクトながら抜群の収納力を誇る、使い勝手の良いワゴンキャスターです。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/sc/sc_index.html
飛行機の機内サービス用のワゴンを参考に開発され、耐久性の高いキャスターを備えているため、スムーズに移動が可能です。さらに、底部にはスチールプレートが採用されており、重量のある収納物を長期間保管しても形が歪む心配がありません。安定感と耐久性を兼ね備えた設計で、快適に使用できます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/sc/sc_index.html
書籍、A4書類、A3書類、ファイル、おもちゃ、CD、DVD、レコードなど12種類が展開されているので、用途に合わせてお選びいただけます。
おしゃれなワゴンキャスター②『マルゲリータ Storage Cart キャスター付き収納カート ロータイプ』
マルゲリータの「マルゲリータ Storage Cart(ストレージカート)キャスター付き収納カート ロータイプ」は、敢えて低めにデザインされたワゴンキャスターです。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/sc/sch_index.html
高さ456mmと低めなので、デスク下や押し入れなど、幅広い場所に収まります。そのため、ワンルームマンションや小規模オフィスなど、空間的に限られた場所でも、スペースを最大限に活用できます。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/sc/sch-lpf-01.html
マルゲリータのStorage Cartシリーズには、取り外し可能なハンドルが付属します。頻繁に移動させるならハンドル付き、並べて省スペースに収納するならハンドル無しと、用途に応じて選べます。
おしゃれなワゴンキャスター③『マルゲリータ Shelf ロータイプ本棚 移動式』
マルゲリータの「Shelf(シェルフ)ロータイプ本棚 移動式」は、オープンラック型で使いやすいワゴンキャスターです。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-1800-3-caster.html
背板のないデザインを採用しており、前後どちらからでも収納物を取り出せる仕様になっています。そのため、個人での使用はもちろん、複数人で共有する場合や、空間の間仕切りとして活用する際にも便利です。また、6種類のサイズ展開があり、大型タイプやスリムタイプなど、用途や設置場所に応じて最適なモデルを選ぶことができます。収納環境や使用シーンに合わせて、使い勝手の良いサイズをお選びください。

出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-1800-3-caster.html
マルゲリータのShelfシリーズには、仕切り板、CD用引き出し、A4書類用引き出しなどの「専用カセット」が用意されています。用途やお好みに合わせて自由に組み合わせられるので、オリジナルで使いやすいワゴンキャスターを実現できます。
おしゃれなワゴンキャスター④『ニトリ ワゴン(250WL/BK)』
シックな雰囲気で使いやすい、オープンラック型ワゴンキャスターです。天板に木目調のメラミン化粧板を採用しているため、空間に高級感を与えられます。縦型A4ファイルが収まるサイズなので、机下収納など幅広いシーンで使いやすいでしょう。

出典:ニトリ 公式サイト
おしゃれなワゴンキャスター⑤『IKEA TROTTEN(トロッテン)』
北欧デザインがおしゃれな、シンプルで使いやすいワゴンキャスターです。ホワイトとチャコールの2色展開で、背面も前面と同色で仕上げられているので、置き場所を選ばずに使用できます。引出しの中段は鍵付きになっているため、プライベートなものを収納する際も安心です。

出典:IKEA 公式サイト
おしゃれなワゴンキャスター⑥『無印良品 PPストッカー4段・キャスター付』
スリムなデザインで置き場所を選ばない、使い勝手の良いワゴンキャスターです。半透明のポリプロピレン素材でできているため、収納したままでも内容物を把握しやすくなります。規格が統一された追加用ストッカーもあるので、用途に応じてオリジナルのセットを作れます。

出典:無印良品 公式サイト
おしゃれなワゴンキャスター⑦『CAINZ インテリアシェルフワゴン 高さ63 ブラック M37』
スタイリッシュなデザインで使いやすい、スチール製のワゴンキャスターです。3つの棚は自由に位置を決められるので、置き場所や用途に合わせてカスタマイズできます。幅約460mm、奥行き約300mmとスリムな設計で、単独での設置はもちろん、机下収納としても活用可能です。

出典:CAINZ 公式サイト
おしゃれなワゴンキャスター⑧『LOWYA キッチンワゴン キャスター付き』
無駄を削ぎ落したデザインが魅力の、シンプルで使いやすいワゴンキャスターです。中央の棚は上下に可動するので、収納物に合わせて高さを調整できます。タオルハンガーやワイヤーカゴが備わっているため、キッチンや洗面所などの水回りで特に重宝するでしょう。また、底部のキャスターにはストッパーが付くので、移動しないときにはロックして安全を確保できます。

LOWYA 公式サイト
まとめ
今回は、ワゴンキャスターの種類や選び方のポイント、おすすめの製品について詳しくご紹介しました。ワゴンキャスターは、自由に移動できる収納家具として、ご家庭やオフィスで幅広く活用できます。用途に応じて引出し付きやオープンラック型など多様なタイプが展開されているため、今回の内容を参考に、機能的で使いやすいワゴンキャスターを選んでみてください。マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介したワゴンキャスターのほかにも、さまざまなデザイン性と実用性を兼ね備えたインテリアを取り揃えています。実際の導入事例も多数掲載されているので、家具選びの参考にぜひご覧ください。