ウォールシェルフは、壁のデッドスペースを活用し、おしゃれに収納できる便利な収納アイテムです。
しかし、ひとくくりにウォールシェルフといっても、シンプルなL字タイプから大容量の壁面収納タイプまで、さまざまな種類があります。
中には、壁に跡が残ったり、耐荷重が低かったりするものもあり、選び方を間違えると後悔に繋がる可能性もあります。
この記事では、ウォールシェルフの具体的な種類や設置するメリット、選ぶ際の注意点を解説しつつ、おしゃれで使いやすいおすすめの製品を紹介します。
これからウォールシェルフを購入しようか検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
ウォールシェルフとは?
ウォールシェルフとは、壁付けで使う棚を意味します。
壁に直接取り付けるタイプのほか、床に置いて使用する置き型タイプもあります。
壁面はデッドスペースになりやすいので、ウォールシェルフを設置することで、空間を広く確保しながら収納スペースを増やせます。
ウォールシェルフはデザインがおしゃれなものも多く、リビングやキッチン、洗面所、寝室など、さまざまな場所で活用され、インテリアの一部としても人気があります。
壁を有効活用するだけでなく、ディスプレイとしても機能するウォールシェルフは、おしゃれなインテリアを演出したい人にもおすすめのアイテムです。
ウォールシェルフの種類
ウォールシェルフには、用途や設置方法に応じてさまざまな種類があります。
ここでは、特に人気のある「L字タイプ」「ボックスタイプ」「壁面収納タイプ」の3種類について、それぞれの特徴をご紹介します。
L字タイプ
L字タイプは、最もシンプルなタイプのウォールシェルフです。
L字型をしている板を金具で壁に固定するため、簡単に設置でき、幅広いインテリアに馴染みます。
また、上下の向きを変えることで、用途に合わせた使い方ができるのもポイントです。
ウォールシェルフと言うとL字タイプを思い描く方も多く、さまざまな製品が市販されています。
出典:IKEA公式サイト
ボックスタイプ
ボックスタイプは、四角い箱の形をし、収納スペースをしっかり確保できるウォールシェルフです。
1つのボックスを単体で設置するものから、複数のボックスが組み合わさったデザインのものまで、さまざまなバリエーションがあります。
リビングや寝室で本や小物を収納するのはもちろん、キッチンで調味料や食器を整理するのにも便利で、見せる収納としても活躍します。
出典:arne公式サイト
壁面収納タイプ
大容量の収納を確保したいなら、壁面収納タイプのウォールシェルフがおすすめです。
床から天井までの高さを活かしたものや、横に長く設置するタイプがあり、本や雑貨などをたっぷり収納できます。
壁面収納タイプのウォールシェルフは、通常の棚と違い、床のスペースをあまり取らずに設置できるため、部屋を広く見せる効果も期待できます。
たとえば、マルゲリータの「壁一面の本棚」シリーズは、壁の床から天井までを目一杯に活用できるので、大容量の収納スペースを確保できます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_645/
ウォールシェルフを設置するメリット
お部屋にウォールシェルフを設置することには、多くのメリットがあります。
ここでは、代表的な3種類のメリットについて、詳細を確認していきましょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-1800-1800-ex.html
壁面を使って収納スペースを確保できる
ウォールシェルフの1つ目のメリットは、壁面を使って収納スペースを確保できる点です。
部屋に十分な収納がないと感じられても、意外と壁面が手付かずになっていることがあります。
そのようなとき、適切なサイズのウォールシェルフを設置すれば、部屋を狭くせずに収納スペースを増やせます。
空間をおしゃれに演出できる
ウォールシェルフのメリットとして、空間をおしゃれに演出できる点も挙げられます。
ウォールシェルフは見た目がおしゃれなので、置くだけで室内を洗練された印象にしてくれます。
たとえば、シンプルなL字タイプに観葉植物やアートを飾ったり、大きな壁面本棚タイプにオブジェをディスプレイしたりすれば、おしゃれな空間に仕上がるでしょう。
床面が狭くならずに済む
ウォールシェルフには、設置しても床面が狭くならずに済むメリットもあります。
まず、L字タイプやボックスタイプの場合は、壁に直接取り付けるので、床面を圧迫しません。
また、壁面収納タイプの場合も、奥行きが浅いスリムタイプを選べば、床面の占有を最小限にでき、動線を圧迫せずに設置できます。
たとえば、マルゲリータのスリム本棚なら、限られたスペースでもしっかり収納でき、圧迫感を抑えた設置が可能です。
部屋を広く見せつつ収納を増やしたい人におすすめのアイテムです。
ウォールシェルフで後悔しないための注意点
ウォールシェルフは便利な収納アイテムですが、選び方や設置方法を間違えると、思わぬ後悔に繋がることがあります。
ここでは、ウォールシェルフを後悔なく設置するための注意点を、3種類確認していきましょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_652/
壁に跡が残らないかチェックする
ウォールシェルフを設置する際は、壁に跡が残らないかを事前にチェックしましょう。
たとえばネジやクギで取り付けるタイプ、ボルト留めするタイプなどは、壁に跡が付く可能性が高いです。
賃貸の場合、意図的に壁に跡を付けてウォールシェルフを設置すると、退去時に原状回復費用を請求される可能性が高いので注意しましょう。
また、持ち家の場合も、壁に跡が残ると、ウォールシェルフを移動させた際に跡が目立ち、模様替えなどがしづらくなるので注意が必要です。
棚板の耐荷重を確認する
ウォールシェルフを設置する際、棚板の耐荷重も事前に確認しておきましょう。
ウォールシェルフは、取り付ける壁の材質や設置方法によって、耐荷重が異なります。
もし想定する荷物の重さに耐えられないものを選んでしまうと、棚板がたわんでしまったり、棚板が割れて落下してしまったりする危険性もあります。
一般的な小型のウォールシェルフの耐荷重は5kg前後ですが、大容量の壁面収納タイプであれば10kg以上の耐荷重を持つものもあります。
そのため、ある程度重いものを収納する場合は、耐荷重に余裕のある製品を選ぶと良いでしょう。
収納量に注意
ウォールシェルフを選ぶ際に見落としがちなのが、収納量の問題です。
最初は小型のL字タイプやボックスタイプで十分だと思っていても、使い始めると「もっと収納スペースが欲しい」と感じることが多々あります。
特に、小型のウォールシェルフは耐荷重が少なく、ちょっとした雑貨や観葉植物を飾るのには向いていますが、本格的な収納には不向きです。
「とりあえず小さいサイズで試してみよう」と思っても、すぐに収納スペースが足りなくなり、結局大きなものを買い直すことになるケースも考えられます。
そのため、せっかく壁を活用するなら、最初から大容量の壁面収納タイプを選んだ方が、長い目で見たときの後悔が少ないといえます。
特に、収納物が増える可能性がある場合は、余裕を持ったサイズのウォールシェルフを選ぶようにしましょう。
賃貸でもOKな壁に穴を開けないウォールシェルフの特徴
賃貸住宅では壁に穴を開けられないため、ウォールシェルフの設置に悩む方も多いでしょう。
しかし、最近では壁に目立つ穴を開けずに取り付けられるウォールシェルフも増えているので、賃貸でも安心して設置できます。
ここでは、賃貸でもOKな壁に穴を開けないウォールシェルフ3種類について、特徴を確認していきましょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_554/
ホッチキス留めタイプ
賃貸でもOKなウォールシェルフとして、まずはホッチキス留めタイプが挙げられます。
専用のホッチキス針を使うことで、壁に極小の穴しか残らず、取り外した際にも目立ちません。
ただし、比較的軽量なものの収納には適していますが、耐荷重はそこまで高くないため、重い本や調理器具など重量物の収納には向きません。
そのため、ホッチキス留めタイプを選ぶ際は、耐荷重をしっかり確認し、軽めのアイテムを収納する用途で活用するのがおすすめです。
出典:壁美人公式サイト
ピン留めタイプ
賃貸でもOKなウォールシェルフには、ピン留めタイプもあります。
ピン留めタイプは、細いピンを画鋲のように壁に打ち込んで固定するため、穴の跡が目立ちにくく、賃貸でも比較的安心して使えます。
また、ホッチキス留めタイプよりも耐荷重が高いものが多く、小さめのウォールシェルフならしっかり固定できます。
ただし、石膏ボードの壁には適していますが、コンクリート壁などでは使用できない場合があるため、事前に仕様を確認することが重要です。
また、耐荷重には限界があるため、本格的な収納には向かず、軽い雑貨や小物のディスプレイ用として活用するのが良いでしょう。
出典:無印良品公式サイト
突っ張りタイプ
壁に穴を開けないウォールシェルフとして、突っ張りタイプも人気があります。
突っ張りタイプのウォールシェルフは、天井と床、または壁同士で突っ張って固定する仕組みのため、壁に穴を開ける必要がありません。
ホッチキス留めやピン留めと比較すると耐荷重が高く、大容量の収納にも適しています。
ただし、突っ張り棒が目立つタイプだと、インテリアに馴染ませにくいことがあるので注意が必要です。
そのため、おしゃれにウォールシェルフを設置したい場合は、突っ張り棒のデザインにこだわった製品を選ぶと良いでしょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/user/file_574/
たとえばマルゲリータの「壁一面の本棚」シリーズでは、天井との隙間をフィラー板で埋めることで、突っ張り棒と同等の安定性を確保できます。
フィラー板は本棚本体と変わらない見た目なので、おしゃれさと実用性を兼ね備えて設置ができます。
おしゃれで使いやすいおすすめのウォールシェルフ8選
ここでは、おしゃれで使いやすいおすすめのウォールシェルフを8つ厳選してご紹介します。
壁を有効活用して収納を増やしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
マルゲリータ Shelf(シェルフ)壁一面の本棚
マルゲリータの「Shelf(シェルフ)壁一面の本棚」は、壁一面を有効活用できる、大容量の壁面本棚です。
グリッドデザインによるミニマルな構成になっていて、本だけでなく、オブジェや雑貨など色々なものを収納・ディスプレイできます。
奥行が180mm・250mm・350mmと展開されていて、収納物との相性によって選べます。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/
マルゲリータ Shelf(シェルフ)カウンター付き本棚
マルゲリータの「Shelf(シェルフ)カウンター付き本棚」は、壁面本棚の前面にカウンターが付いた収納家具です。
カウンター部分は本棚の棚板より厚みがあるので、PC作業などをしても問題ない安定感があります。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-counter_index.html
マルゲリータ Shelf(シェルフ)開口部のある本棚
マルゲリータの「Shelf(シェルフ)開口部のある本棚」は、大きな開口部付きの壁面本棚です。
たとえば、開口部にテレビを置けば、リビングボード代わりとして壁面を有効活用できます。
ほかにも、写真やオブジェを置くなど、アイデア次第でさまざまな使い方ができるでしょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-room_index.html
マルゲリータ Shelf(シェルフ)ロータイプ本棚
マルゲリータの「Shelf(シェルフ)ロータイプ本棚」は、腰丈程度の高さのコンパクトな収納棚です。
壁付けでウォールシェルフとして使う場合、天板にも物を置けるので、リビングボードのような使い方もできるでしょう。
また、底部にキャスターを取り付ければ、用途に合わせて場所を移動できる収納棚としても重宝します。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-2400-3.html
マルゲリータ Shelf(シェルフ)スリム本棚
マルゲリータの「Shelf(シェルフ)スリム本棚」は、床から天井や梁下までを目一杯に有効活用できる、シンプルで丈夫な本棚です。
幅が355mmと非常にスリムなので、家具と家具の間のデッドスペースなどに置けば、狭い空間でも十分な収納量を確保できます。
専用カセットの仕切り板や引き出しを組み合わせて、見せる収納と見せない収納を同居させれば、さらに使い勝手の良いウォールシェルフになるでしょう。
出典:マルゲリータ公式サイト https://www.margherita.jp/shelf/slf-ar-1800.html
ニトリ ワイヤーウォールシェルフ 幅45cm ショート
こちらは、シンプルなデザインがおしゃれなコンパクトサイズのウォールシェルフです。
3点ピンを使用しているため、賃貸でも壁に傷を残さず設置できます。
お気に入りの雑貨を飾ったり、トイレのちょっとした収納にしたりと、アイデア次第で色々な使い方ができるでしょう。
出典:ニトリ 公式サイト
無印良品 壁に付けられる家具棚
こちらは、石膏ボードに簡単に取り付けられる、L字タイプのウォールシェルフです。
上下の向きを変えることで印象が変わるので、設置する場所との相性に合わせて選べます。
木目調のほか、シックなライトグレーもあるので、さまざまなインテリアに馴染ませられるでしょう。
出典:無印良品 公式サイト
AXCIS アイアンスクエアウォールシェルフ LL
こちらは、フラットなアイアンバーがクールな印象のウォールシェルフです。
シェルフの各所にはビス穴が空いているので、しっかりと固定して取り付けられます。
こちらのLLサイズは棚板を最大で4枚取り付けられるので、リビングやクローゼット、キッチンなど、幅広いシーンで活躍します。
まとめ
今回は、ウォールシェルフの具体的な種類や設置するメリット、選ぶ際の注意点、そしておすすめ製品などについて、詳しく確認してきました。
ウォールシェルフは、壁面を有効活用して収納スペースを増やせる便利なアイテムです。
小型のL字タイプやボックスタイプは、気軽に設置できておしゃれな空間を演出できますが、収納力を重視するなら壁面収納タイプが重宝します。
特に、マルゲリータの壁一面本棚のような大容量タイプなら、本や雑貨をたっぷり収納でき、インテリアとしても映えるので、おしゃれで使い勝手の良い空間が実現します。
今回ご紹介したことを参考に、
住環境に合わせて最適なウォールシェルフを選び、快適な収納空間を作りましょう。
マルゲリータの公式サイトでは、今回ご紹介した収納本棚以外にも、色々なおしゃれインテリアを多数ラインナップしています。お客様の使用実例もたくさん掲載されているので、おしゃれで実用的な家具の購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。