「Shelf カウンター付き本棚」の商品開発に先行して、オフィス空間のリニューアルにこの製品を全面的に採用していただいた映像製作事務所様のお写真を紹介いたします。
カウンターを連続させる
打ち放しのコンクリートが顕れた天井と白い壁、明るい木目のフローリングに囲まれたオフィスの壁いっぱいにカウンター付き本棚を設置していただきました。「Shelf カウンター付き本棚」は、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」縦7コマを基本形として開発された製品です。本件は、商品開発に先行する形でオフィスのリニューアルに全面的に採用していただいた事例です。オフィスのクリエティビティを力強く支える装置として長手の壁面全体を覆い尽くすように並んだ大容量の本棚は、27列の幅で拡がって、その前に長いカウンターが付け加えられていますオフィスの空間をまさに最大限に有効活用していただいています。数多くの通信機器やツールが運び込まれ、膨大なコンテンツが納められ、多くのスタッフがやってきてエネルギッシュに動き出す前の、束の間の静謐な瞬間をとどめた画像です。
カウンター付き本棚は、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」をベースに作られています。ベースとなる本棚の下から3段目の棚板を前面に450mm伸ばして横長のカウンターを形成し、その下の縦板を2枚おきに1枚ずつ前面に張り出して脚部にしてカウンターを支えています。本棚の棚板の厚みは15mm ですが、カウンターだけはその厚みを24mmとしてあり、机上で作業する際の荷重に対応しています。このカウンターに本棚の奥行き350mmが加わるので、奥行き800mmを活用できるデスクが出来上がっています。カウンター付き本棚は壁一面の本棚に比べて底面の面積が広いため、地震等の水平応力に対する安定性があります。
一人3コマを使う
最終的に製品化された規格は、全体の高さは縦7コマ分で作り、幅は、7コマ、5コマ、3コマのバリエーションを用意しました。また、カウンター下はそれぞれ4コマ+3コマ、3コマ+2コマ、3コマの間隔で区切りました。本件では、カウンターの下に3コマずつの等間隔の仕切りが9個できていて、一人分のカウンター幅は、およそ2,390mmになっています。カウンターはウレタンクリア塗装が施されてメンテナンスがし易い仕上げてありますが、オプションでご用意している「透明塩ビマット」を導入していただければ、ヘビーな使い方をしても安心です。
大容量の壁面収納
本棚は、縦板と横板に切れ込みを入れて組み合わせることで構築されています。縦板と横板が格子状にしっかりと組み合わされ、全体の荷重を均等に分散させるように設計されています。横板のスパンが短く設定されているため、重いコンテンツを収納しても、棚板に撓みが生じることはほとんどありません。これにより、オフィスに大容量の壁面収納を安定して確保することができます。
本件では、本棚が両脇の壁に挟まれるようにして配置されています。ブレース材も背板も設置することなく平面方向への剛性が確保され、棚板を通して背後の壁が見える構造になっています。まだ本棚にコンテンツが収められていない状態で撮影されているので、壁に密着させて配置されている様子がよく見えています。右側2列目の背後の壁のコンセントの右上に転倒防止金具が取り付けられている様子が見えています。カウンターの上の縦板の背面にわずかに隙間を作って、配線を回しやすくする工夫がなされています。
マルゲリータの壁一面の本棚は、大容積がその特徴です。本棚の内部の有効寸法は最上段と最下段以外で幅325×奥行き350×高さ325mmあり、A4サイズよりも少し大きめなコンテンツを納めることができます。
奥行き350mmタイプの本棚の専用アクセサリーを導入すること「見せない収納」を作ったり、セル内の空間を細かく区切って使い勝手を高めたりすることができます。セルに挿入して使うカセット式のユニットはレイアウトを変えたくなった時に簡単に移し替えることもできます。また、すり桟付きの側板を縦板にビスで止めて、そこにトレーを載せて使う、組み立て式の「トレー」も開発されています。これらのオプションツールは、見た目に乱雑なものを片付けたり並べたりして視界に入るノイズを排除して、クリーンな作業環境を保ちます。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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