横浜市の坂の上の新しいマンションの一室に「Shelf スタンディングデスク+カウンター付き本棚」を設置いただきいました。アクセントウォールの壁に向かって置かれその濃いめの配色に本棚のグリッドが映えます。ご夫妻で書斎としてお使いで、書籍や様々なものがコンパクトに納められています。
カウンター面より上面はビジネス本をメインとして収納され、下面は書類や資料が格納されています。椅子はアンティーク調のダークブラウンのものが二つ並んでアクセントウォールとともに本棚を挟む様に据えられています。
スタンディングデスクを上手く使う
本件でのスタンディングデスクの使い方はどちらかと言うと立って仕事をするためというよりも机上の面積を確保できたことの方が大きい様に見受けられます。BOSEのアコースティックウェイブがデスク上に置かれていますが、もしここでスタンディングデスク部がなかったらと考えるとこの音源は実は置くところがありません。カウンター部分で仕事をする際に、しかもそれがご夫婦で共有される場合、デスクトップは常に何も置かれていないことが仕事の能率もモティベーションも上がります。そのためにこのコンパクトな音響機器がデスクトップをはずれて一段高い位置にあり、机上面を作業環境として十分な広さを確保していることが見えない効率化の役に立っていると言えます。
スタンディングデスクがまるで橋を渡してある様にも見えるその下端は一見使いにくいですがカウンターに向かって座ると実は机上を整理する際のちょっとした隠れ家的に様々な用途に使えます。例えばコーヒーやお茶菓子を置いたり又は別の仕事の資料を一時的にそこに置いたりといった本来の仕事から少しだけ外れた用途にも使えます。
ダークグレイのアクセントウォール
この書斎はその一面の壁だけ色を変えたアクセントウォールと呼ばれる手法を採用しています。これは最近の住宅やホテルに於ける居室の作り方の、言葉は適切ではないのですが、“流行り”の手法の一つです。
しかしここでのアクセントウォールの色は黒に近いダークグレイです。そのダークグレイを背景にした書籍、本棚のフレームは想像以上に映えます。凹凸の状態が本の上端で連続するその形を切り抜いている様子はその残された部分が寄り集まって壁の構成をさりげなく表現しているうちに非常にセンシビリティーですがバランスのいい壁面が結果的にそこに構成されています。見え隠れするアクセントウォールの存在が切り絵の様に映えます。
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