西新橋にオフィスを構え空間デザインを中心にグラフィック、映像、WEB等のコンテンツを制作されている「(株)ジゴワット」様のマルゲリータ使用例です。
「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」をワークスペースと通路の間仕切りとして2台を連結してご利用いただいてます。ワークスペースからは事務所のバックヤードが見渡せないように、またバックヤードからは様々な資料を身近に探せるように機能的にコンパクトに纏められています。
間仕切りとして利用するために本棚自体はL字型の金物で天井の軽量鉄骨下地に固定し、両面から使われるということで本棚の裏面の木口も仕上げた上で巾木カットしない形で構成されています。
天井への固定
一般的にオフィスビルの天井は軽天下地と呼ばれる軽量鉄骨を下地としてボード類(石膏ボード又はジプトーンと呼ばれる吸音板)が貼られています。その際、ボード類は本棚を固定する場合の固定相手とはならないため、その下地たる軽量鉄骨に固定する必要があります。
軽量鉄骨自体は縦横方向に片方が450mm、もう片方が600mmピッチで流されているのが一般的です。その下地の位置を探してそこに固定金物で直接固定するのが最も適しています。本件ではほぼこの本棚に直交する形で軽量鉄骨が流れていたためにそこにL字型のアングルを使って固定しました。しかしそれが見つからなかった場合には一枚ベニヤ板を天井下に流してそこに留める形になります。
ワークスペースから見ると本の後ろ側が見えることになりますが、ところどころにアクセントとなるオブジェクトを置くことで統一された全体になるように工夫されています。
間仕切りとしての本棚がオフィスと閲覧スペースを区切っている様子です。長めのアングルを使用するとこの様にそのどこかの孔の位置に下地を探すことが出来ます。
通路を兼ねた閲覧室から入口を振り返ったところ。
執務室側から見た様子。間仕切りを兼ねた本棚であることを感じさせない使われ方です。
この事例と関連するプロダクト
壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
SERIES29
間仕切りで使う(オフィス編)
このシリーズではオフィスに置いて本棚を間仕切りとして使用する場合の考え方、レイアウト等を実例をもとに紹介しています
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