都内にある建築設計事務所で「Shelf カウンター付本棚」を採用いただきました。オフィスの移転、リフォームを機に新しいスタイルのオフィスレイアウトが行われたその一環です。
カタログ、見本帳、サンプル帳の収納
向かい合う形で設置された「Shelf カウンター付本棚」は、建築関連のサンプル帳を収納するカタログ棚として使用されています。建築関連のサンプル帳は一般的に大きく、重いものが多いため、それを取り出して広げるためのスペースとして、本棚のすぐ手前にあるカウンターが利用されています。
ここでは、カウンター付き本棚を向かい合わせに配置して、プチ資料室を構成している事務所の様子をご紹介します。
設計事務所には、サンプル帳をメインにしたカタログ棚が大小問わず存在します。ネットで資料を簡単に検索できる時代であっても、材料のテクスチャーや微妙な色合いを画像や印刷物から判断するのは難しく、現物の見本が必要になることが多々あります。また、サンプル帳は大きく重いため、それを取り出して広げるスペースも必要です。そのため、カウンター付きのカタログ棚はここでは非常に有効に機能します。通常、このカウンターは座って勉強や作業をするために設計されていますが、ここでは立った状態で大きな資料を広げて見ることを前提に設計されており、そのために机と同じ高さが選ばれています。
オフィスの中央を通る道
このオフィスのレイアウトの特徴は、中央を通る主動線としての「道」があることです。その道はカーペットの色を変えることで明確に示されています。この資料室もその道に面しており、道を挟んだ反対側には椅子に腰かけて資料を閲覧できる閲覧スペースがあります。このように、オフィスレイアウトに一本の主動線を設けることで、異なる機能をその動線に沿って配置するという、非常に新鮮で使いやすいレイアウトが実現されています。
見出しタグを付ける
この本棚には、棚の前面に50mmほど張り出した大きな黒い見出しプレートが設置されています。お客様が棚に合わせて独自に用意されたこのプレートは、本棚の奥行いっぱいまで届くサイズで、見出し文字は白色でプリントされています。黒と白のコントラストがエレガントなフォントと相まって、見やすいタグとなっています。この見出しプレートがあることで、「資料を取り出したら元の位置に正しく戻す」という行為を自然に促しているようです。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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