都内の住宅街に新たに戸建て住宅を完成されたお客様です。家族4人の個室にそれぞれ「Shelf デスク付き本棚」を導入いただきました。既に社会人になられた二人のお子さんがいる四人家族のお住まいです。そのお住まいの新築においては家族それぞれの個室が設けられています。それぞれの個室はその広さ、形、方位も異なり、またそれぞれが置かれている社会的な環境も異なるため似ているようで異なったものになっています。
それぞれの個室で共通としたものはベッド、クローゼット、本棚、ワークデスクです。その本棚とワークデスクを一体化した壁一面の本棚 デスク付きをお使いいただきました。まだ荷物も入っていない状況の画像ですが生活感のない分、建築計画の基本的な考え方が逆にここからは読み取れます。
共通してもともとのデスク付き本棚から変更しているのは
・デスクの脚部分をポール状から板状のものにしている
・デスクの奥行を50mm短くしている
という点です。それ以外はその部屋のプランに合わせて使いやすい形でレイアウトされています。
個室1
この部屋はお子さんのお部屋です。入口の建具枠と壁の間にちょうど納まる寸法に幅を合わせ無駄のない空間になっています。同時に本棚の側板の位置を天井の下がりと同じ位置に持ってきている事も空間をミニマルな構成にしています。壁に取り付けられたブラケット照明の位置もベッド、机上の両方を照射する効率的な配置です。
個室2
この部屋は奥様のお部屋です。ここではデスク面は窓に向かっています。窓の下端とデスクトップの距離がノートPCを置くのに合わせた高さになっています。また次の個室3と併せこの部屋には入口建具がありません。クローゼットを挟んで両側に置かれた個室2,3はベッドの位置が奥にあり、それが視覚的な間仕切りとなっています。
冷暖房がセントラルなので個別空調は行わずこの様に緩やかに個室を区切る手法をとります。設備費もさることながら建具がなく、またクローゼット前面もよくある引き戸の様な建具を置いていなくコンパクトな使いやすい造りになっています。
個室3
ご主人の書斎です。他の部屋より一回り大きくまた採光も2面から、しかもそのうちの1面はデスクを伸長させた渡しの様な構成を取ります。本棚部分はそれぞれが壁に接する部分のコマのサイズを調整して2台の本棚でこの縦長の窓を挟む様に作られています。
個室4
もう一人のお子さんの部屋です。ここでは窓枠と壁の間にぴったりと嵌る様に置かれていて窓からの採光を背後に壁に向かってデスクに向かうスタイルをとります。
デスクと本棚がとりあう箇所の詳細です。この様にデスクのサイズは既製品より50mm短いサイズに加工されています。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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