漫画を中心に編集、出版物、各種コンテンツの制作を行う(株)シュークリーム様のオフィス移転に伴う新しい事務所の基本的なレイアウトに関するご紹介です。
2つの会議室
新しいオフィスは2フロアーから成ります。編集執務室、漫画家が自由に使えるフリーアドレス閲覧室が下の階で上階にはスタッフ(編集者)のための閲覧室、談話室更に会議室があります。その会議室のご紹介です。
ダイニングテーブルを会議室で使う
会議室は2つあり1つは社外の方との会議、もう一つは社内用です。業務の性格上、どうしても複数の会議が重なるケースが生じるので2つの会議室が用意されています。
社外の方を招いて使う会議室は応接室としても使われ、その3面を「Shelf 壁一面のA5本棚奥行き180mm」で囲いシュークリーム30年の歴史がそのまま詰まった本で埋められた圧巻の会議室です。3面を本棚で囲われたその中央には同じく「Tavola ダイニングテーブル」を2台並べてお使いいただいています。
置き家具によるオフィスレイアウト
オフィスのインテリアデザインを考える上で内装工事を極力行わずに本棚を中心とした壁面収納を軸に行っていく方法です。本棚は基本的には置き家具です。しかし壁面に置かれたそれは造作工事と見劣りしない壁面収納と化します。それは経済的にも大きなメリットがあり
●初期費用が造作と比較して圧倒的に安い。
●将来的に増設する場合も容易に出来る。
●将来的な移転、増床に際しても家具そのものを持っていける。
本件においては、ほぼすべての家具を旧オフィスから移転させることで実現しています。旧オフィスで使用していたマルゲリータの本棚を新しいオフィスに全て移設し、不足分を新たに増設しました。このように、コストを抑えた置き家具を活用したオフィスデザインの一例をご紹介します。
社内用会議室
もう一つの会議室、こちらは周囲に本棚はありませんが先の会議室同様「Tavola ダイニングテーブル」を2台並べた形でお使いいただいています。ダイニングテーブル自体は2400×900のサイズなので2台並べると約5mの長さになり片側6人、合計で12人が余裕を持って着席できます。共通して各テーブルの中央には電源及びインターネットが接続できるようにテーブルと同材で作成したボックスが埋め込まれています。
編集室をこのオフィスレイアウトの核とすると、漫画家の閲覧作業スペース、スタッフの閲覧談話スペース、さらにそれ以外のお客様を迎え入れるスペース、社内の会議室とそこを使う人達を大きく緩やかにグループ化され動線もしっかりしています。
ダイニングテーブルは広くて平らな作業スペースを提供できるため、会議、ワークショップ、共同作業、ランチミーティングなど、さまざまな用途に対応します。また、椅子は座り心地が良く、長時間の会議や作業に適しており、疲労感を軽減する効果もあります。オフィスに設置するとリラックスした雰囲気を醸し出し、会議やブレインストーミングがよりオープンでフランクになり、創造性を促進すると言われています。さらに、ダイニングテーブルは移動が比較的簡単で、オフィスのレイアウトを柔軟に変更できるため、チームのニーズやプロジェクトに応じて素早く配置転換が可能です。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
ダイニングテーブル、コンソールデスクを中心にしたシリーズ。座卓、文机も。
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