神奈川県にお住いのお客様です。そのリビングボードに「Shelf 開口部のある本棚」を2台、それぞれの開口部を本棚全体にまで拡げた形でカスタマイズした状態で左右に連結してお使いいただいています。
リビングボードに大型テレビと電子ピアノを組み込むことで、機能性とデザイン性を兼ね備えた空間を作り出されています。このデザインでは、リビングボードが大型テレビと電子ピアノを包み込むように配置され、それぞれが独立しつつもバランスの取れた一体感が感じられます。また、ピアノとテレビの間に収納や飾り棚を設けることで、それぞれの機能を補完し合う空間を実現します。
電子ピアノで基本的に必要なのは、演奏に使うキーボードの盤面です。しかし、このキーボードを適切な高さ、つまり椅子に座って両手で演奏できる高さに維持するためにはその面を持ち上げるための脚部が必要となり、その脚のせいで設置スペースが制限されがちです。一方で、本棚にキーボードを組み込んだ場合、演奏に必要なキーボード面だけを効率よく所定の高さに配置する事ができるため、スペースの有効活用が可能となります。
大型テレビについても同様に、必要なのは映像を映し出すモニター部分です。このモニターを壁一面に広がった本棚の中にスペースを確保することで、視覚的なインパクトと映像体験の質が格段に向上します。このように、本棚に電子ピアノや大型テレビを組み込む方法は、それぞれの機能を最大限に生かしつつ、室内空間を効率的に利用する非常に合理的な配置方法といえます。リビングボードのデザインは、日常の快適さとインテリアの美しさを両立させるソリューションと言えます。
収納スペースの最適化
テレビやピアノの周囲にゆとりを持たせて収納スペースを設けることで、リモコンや楽譜、周辺機器などをすっきりと整理整頓できます。また、上部の収納には飾り棚を組み込み、デコレーションや小物をディスプレイするスペースを確保することで、リビング全体に個性と温かみをプラスします。
テレビやピアノとリビングボードの素材や色を統一する事で、特にテレビや電子ピアノは、その白鍵部分を除けば基本的に黒色で統一されているため、その存在感は際立ちます。
多様な書籍が並ぶ本棚部分や、上部に広がるディスプレイエリアの中で、この黒色の塊は視覚的なアクセントとなり、空間に引き締まった印象を与えます。このデザインは、色彩と構成のバランスが取れたダイナミックで洗練されたリビング空間を作り上げるポイントとなります。
テレビエリアと電子ピアノエリアをそれぞれ明確に分けながら、リビングボード全体で包み込むデザインを採用することで、機能性と見た目のバランスの取れた形が実現できます。これにより、デザイン面での魅力が際立つだけでなく、現実的な最大のメリットとして室内スペースの効率的な活用が挙げられます。
必要な機能がコンパクトにまとめられ、なおかつ使いやすい配置が可能となるため、全体的な空間の有効活用が進みます。当初の想定以上に広く使えるスペースが生まれ、解放感のある快適な室内環境が実現します。スペース効率が向上することで、日常の動線や居住性が改善され、心地よい空間がさらに拡張される効果が得られます。
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