非日常的 上品な室内
つくば市にお住まいのお客様です。
この度、新築されたご自宅のリビングに「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を上下階にわたりそれぞれ2台ずつ連結して設置されました。このリビングは、白い壁と天井、そして天然木のフローリングが合いまった上品な空間であり、特にそのダイナミックな吹き抜けのデザインが印象的です。その吹き抜け部分を切り裂くような黒いスチール製の側桁と手摺が、鋭いアクセントを加え、その天井の高さと相まって非日常的な室内を形成しています。その中で、この本棚は空間全体の視線を引きつけるアイストップとして控えめに存在しています。
吹き抜けに面した壁面収納
本棚は、単なる収納としての役割にとどまらず、大容量の壁面収納として機能性を持ちながら、低い位置に設けられた隠す収納も巧みに取り込むことで、リビングの全体的なバランスを保っています。この本棚は、設計段階からお客様の明確なご希望が反映されており、最終的なデザインイメージが綿密に共有されながら丁寧に作り上げられたものです。結果として、隣接する壁との隙間もない完璧なフィット感を実現し、造作家具のように空間に溶け込んでいます。その整然とした佇まいは、リビング全体に清潔感をもたらしています。
このリビング空間を視覚的および機能的な要素に分けてみると、本棚は生活道具の収納という機能面を担いながらも、同時に視覚的なインパクトを与える要素として重要な役割を果たしています。吹き抜けによって生まれる開放感を損なうことなく、視覚的にも機能的にもバランスの取れた構成になっており、この空間全体がダイナミックでありながらも調和の取れた魅力的なインテリアとして完成されています。
スタイリッシュな室内に
吹き抜けに面した壁面収納は、空間を効率的に活用し、デザイン性と実用性を見事に両立させたスタイリッシュなインテリアと言えます。吹き抜けは、冷暖房効率の低下や音の反響といった、いくつかの機能的な課題が伴うことがありますが、それに過度にこだわると、日常生活における豊かさや居心地の良さを失い、生活が単調で味気ないものになりかねません。しかし一方で、吹き抜けがもたらす解放感は、そうした機能的デメリットを上回る魅力があります。その広がりは、まるで自然界の中にいるようなリラックス感を室内に取り入れ、日々のストレスを軽減させる役割を果たします。そして、その開放感をさらに際立たせるのが、壁面収納に設置された本棚です。
天井の高さを活かして配置された本棚に並んだ書籍を手に取り、落ち着いた雰囲気の中で読書を楽しむ時間は、ストレスから解放される特別な時間になります。映像を鑑賞したり、音楽を聴く時間も、吹き抜けによって生まれる広い空間が心を落ち着かせ、深い集中を促します。このように、吹き抜けを採用した空間デザインは、機能的なデメリットを補っても余るスタイリッシュな室内に昇華します。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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