神奈川県の戸建て住宅にお住いのお客様です。
お住まいの2階の書斎に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を設置いたしました。お客様のご希望により、その部屋の短手の壁面全体に本棚を取り付けるために、事前に製作図を作成し、お客様と確認の上で製作を進めました。
上下分割して搬入する
本棚自体は本来、1列分の幅を詰めて壁面いっぱいに製作することが可能です。
しかし、それをこの場所に設置しようとした場合、両側のボルトを締めることができなくなります(ボルトを締めるための手が入りません)。そこで組み立ての方法を変えて部屋の中央で作業を行い、本棚を所定の位置に回転させて設置しようとすると、今度は回転スペースが不足し、回せなくなります。そこで本棚を部屋の外で組み立ててから搬入しようとしたところ、今度は入口ドアの高さが足りず通過できないことが判明しました。
この問題に対処するため、本棚を入口ドアの高さに合わせて事前にカットし、まず下段を組み立てて搬入し、所定の位置に設置、次に組み立てた上部を同様に搬入し、専用のH型ジョイナーで上下を連結することにしました。
この過程を経てようやく壁一面の本棚が完成しました。本件に於いてはお客様自身がDIYに精通されていたため搬入時の問題点を予め把握されておられたのでこの様に無事納める事が出来ました。
尚、本棚自体はオイルステインで、これもお客様自身で塗装をされているとのこと。実際の見た目が通常商品より濃い色見になっています。今では殆ど見る事が出来ないダイヤル式電話機と相まって独自の雰囲気が漂います。
本棚の中の棚も質感が似ている板をご自身で入手されDIYされておいでです。
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