これまで2回に渡ってご紹介させていただきました(株)環境計画研究所様で、以前よりお使いいただいていた連続して一部雁行する「Shelf カウンター付き本棚」のカウンター下にマルゲリータの様々なプロダクトを置かれ、コンパクトで充実した材料関連のリアルデータベースを構築されています。
建築設計事務所にとって実際にそのプロジェクトで使用する素材関連の「現物サンプル」、「見本帳」及び「カタログ」の使用は必須項目です。如何にインターネットの普及により素材の選択、仕様の確認が出来たとしても実際の現物と同じわけではありません。撮影時の色、また画像として見た際の色、そして実際のテクスチャー、触った感覚等々は現物でなければ絶対に分かりません。それは自分達がその素材を選ぶことはさることながらクライアントであるお客さんへのプレゼンテーションに於いても必要になる場面は多々あります。
一方でその素材を集めて整理する事には莫大な時間とまた場所が必要になってきます。素材を提供するメーカーによっては、今度はそのメーカーの立場で見せやすいサンプル帳が作成されるため、またその設計事務所では必要とされない嗜好のものも含まれるため場所はいくらあっても足りないのが現実です。しかも毎年更新されて販売終了の素材もあらたに出てきます。設計事務所の場合そういった素材をいかに選択し、コンパクトに纏め、そして探しやすくするか。これが出来ている事務所はそう滅多にはありません。
本件はそれが出来ている稀有な存在です。マルゲリータのプロダクトはそのお手伝いをさせていただいています。
壁一面の本棚専用カセット
「Shelf カウンター付き本棚」の上部のセルに「A4書類収納引き出し 4段」が2台と「CD収納引き出し」を3台お使いいただいています。セルに対して上部に少し隙間がありますが、これは当初ここにカウンター付き本棚を並べた際にカウンターより上2段はオーダーで内寸を高くしたためこうなっています。見方によっては逆に使い易くもなります。CD収納引き出しはもちろんここではCDの収納ではなく長めのサンプルのストックになります。
壁一面の本棚専用トレー 5段
またここでは「壁一面本棚の専用トレー(5段)」も導入いただき細かなクロスやシート等のマテリアルの収納に使っていただいています。本棚に対して後付け、組み立て式なので必要に応じて調整が可能です。
A4ファイルスタンド (CRT-FS-A4)
「Carta A4ファイルスタンド」は、A4書類のファイルを立てた状態で収納するファイルスタンドです。A4サイズなのでファイルだけでなく同サイズの書籍、雑誌も並べられます。底面がわずかに傾斜するデザインになっているためファイルや書類が奥の同じ位置に並びます。2列2段、4列2段の構成です。キャスターベースとのセットにすることで移動もスムースに行えます。
キャスター付き収納カート ミドルタイプ
「Shelf カウンター付き本棚」のカウンター下部には「Storage Cart キャスター付き収納カート ミドルタイプ」が5台収まっています。内訳は「キャスター付き A3書類引き出し収納カート」、「キャスター付き A4書類引き出し収納カート」、「キャスター付き CD引き出し収納カート」。ミドルタイプはこの様に一般的なワークデスクの机下に収まります。「Shelf カウンター付き本棚」のカウンター下に収まる場合は縦方向の場合半分がデスクのラインより前に出る形、横にするとそのままほぼぴったりカウンター下に収まります。
キャスター付き収納カート Storage Cart Stackable
「SCS(Storage Cart Stackable/ストレージカート・スタッカブル)」は重箱式で一段ずつ持ち上げる形なので、特に最下段に収納されたものは極めて取り出しにくい移動式収納ボックスです。一方で上に行くに従って徐々に取り出しやすくもなります。それが前述の分類とリンクします。
この重箱式収納は、記念写真や手紙、昔読んだ本、いつか再び手に取りたい文集、捨てられずに保管しているけれど日常生活では使用しないもの、自身の歴史として大切に保管しているものなど、書類に関するさまざまなものを整理するためのツールです。特に一般的な設計事務所では、完成しながらも実現に至らなかったプロジェクトや、計画が流れた案件、業務に直ちに必要ではない調査資料など、様々な資料が蓄積されます。これらの資料は日常業務で頻繁に使用されることはありませんが、将来的に必要になる可能性があります。そのため、収納カートはこれらの資料を整理し、優先順位を付けることで、必要な時に迅速に取り出せるように配慮されています。
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