医療研究機関の研究室に研究書籍などの収納棚として「Shelf 壁一面の本棚 奥行き350mm」および「Shelf タワー型本棚」を設置いただきました。
まずは、本棚導入前（ビフォー）と導入後（アフター）の様子をスライドショーでご覧ください。
幅の狭く奥行が深い空間を最も有効に使う
研究機関の研究室は一般的に十分な広さがあるとはいい難く、本件もその例外ではなくその狭い空間を如何に無駄なくに使い切るかが有効活用一つのテーマになります。ここではその奥行きが深い事を利用、ストロークの長い壁面に直接本棚を取り付けることで、スペースを最大限効果的に利用されています。さらに、本棚を天井まで伸長することで収納スペースを更に増やし、キャパシティーを最大限確保されています。内装工事が不要なので、将来的な移転や変更、施設の返還にも柔軟に対応できます。また、フィラー板を使用することで壁面に穴を開けずに安定した本棚を設置し、転倒のリスクを軽減できます。移転時にはフィラー板を取り外すだけで、天井高さの異なる場所への移動も簡単に行えます。
タワー型本棚
背面の収納棚には、狭いスペースや家具の間にできた隙間に収まる、タワー型本棚が設置されています。このタイプの本棚は、その特有の構造により、限られたスペースを効果的に活用することができます。マルゲリータの本棚は、四方にブレース材を備えて横方向の剛性を確保しています。しかし、タワー型本棚では、収納スペースを最大限に確保するために、ブレース材ではなく背面に板を配置することで、平面的な剛性を確保しています。
フィラー板による転倒防止対策
背の高い本棚を設置する際には、地震による転倒リスクが懸念されます。通常、マルゲリータの本棚にはL字型の転倒防止金具が標準で付属しており、壁と本棚を釘で固定することを推奨しています。ただし、賃貸住宅などで壁に穴を開けることが難しい場合には、金具と釘による固定方法ではなく、突っ張り棒などのを使用するケースもあります。
しかし、本件では、専用のフィラー板を使用して、縦の棚板を全て天井まで支える方法が採用されました。この方法により、本棚自体が天井にしっかりと固定されるため、前方への転倒を防ぐ効果的な解決策となります。釘や金具を使用せずに、安定性を確保する方法です。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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