都内の戸建て住宅にお住いのお客様です。2人のお子様にそれぞれ一室ずつを与え、またそれぞれの部屋に「Shelf カウンター付き本棚」を設置いただきました。新たな子供部屋としてこれから育っていく、まさにそのスタートラインでのご様子です。
まずは、本棚導入前(ビフォー)と導入後(アフター)の様子をスライドショーでご覧ください。
重量木骨構造のこの住宅は、木造ながらコンクリート、鉄骨並の耐震性能を有し、構造計算に基づいた設計により、従来の在来工法とは異なる性能を有しています。その木骨造の構造体を天井面に露出させ、無垢材によるフローリングに挟まれた壁面、建具は全て白で統一されたストイックなテイストの室内、上方に吹き抜けが見える明るい廊下にこの兄妹の部屋は面しています。
2つの部屋は全く同一です。更にはそこに導入いただいた「Shelf カウンター付き本棚」も全く同一です。更にはベッド、椅子に至る個室内の家具も含め兄妹で差を付けないというご両親のお考えがはっきりと出ています。その同一という選択肢の中でここから先、長い月日に渡って当分の間はそれぞれの学習机として機能するであろうこのカウンター付き本棚を選択していただいたのは大変光栄です。
このカウンター付き本棚は学習机としてお使いいただくため、机上面には開口部を設けその前面は大きく空いています。この先、本や参考書を本棚のセルに入れていく際も机上に広いスペースが確保されていると様々な事への対応が可能です。
学習机
学習机を購入するタイミングは一般的にお子さんが小学校に入学する時期です。小学校に入学したばかりのお子さんにとって、学習机は新しいランドセルと同様に、希望に満ちた「道具」としての存在感を持ちます。しかし、子どもが成長し、高学年や中学・高校に進学するにつれて、いつまでも学習机を使い続けるのは少し寂しいものです。市販の学習机は成長に伴って調整できるように様々な工夫が施されていますが、基本的な構造は変わりません。現時点での新しい機能が付属していても、5年後にはその機能が本当に必要かどうか、あるいは逆に邪魔になるかもしれません。このように、多くの学習机には、時間とともに陳腐化し不要になるパーツが含まれていることが多いのです。これにより、学習机そのものが時代遅れに感じられ、その結果として商品の価値が低下し、陳腐化してしまうことは避けられません。
また、小学校1年生の時点で必要な収納量と、中学3年生になるまでに必要となる収納量は大きく異なります。通常の学習机では、成長に伴って増加する教材や本を収容しきれず、収納スペースが不足する可能性が高いです。しかし、「Shelf カウンター付き本棚」ならば、長期間にわたって充分な収納スペースを提供し続けることができます。
「Shelf カウンター付き本棚」は基本的に大人用として作られています。小さなお子さんが使用する場合には、少し座面の高い椅子が必要になったり、奥の物を取るときに身体を伸ばさなければならないなどの問題点もあります。しかし、これらの問題は数年で解消されます。子供の成長はあっという間です。さらに長期的に考えると、家族構成の変化や置き場所の変更、使う人の変化などが予想されます。この本棚は大人であれば誰でも使用できるため、長く使い続けることができます。一方、学習机はお子さんの成長や生活の変化に伴って不要になることが多く、その結果、粗大ごみとして処分される可能性が高くなります。「Shelf カウンター付き本棚」はこうした問題を回避し、どのようなライフステージでも活用できる柔軟性を持っています。そのため、長い目で見ても価値のある選択肢になります。
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