横浜市の落ち着いた住宅街にある戸建住宅にお住いのお客様、そのお住いの一室に「LPレコード収納ボックス(BLC-08)」を48台設置いただきました。
クラシック音楽を大きく管弦楽系と声楽系に分けてレコードを整理しておられます。管弦楽の方は7列×5段(※)、声楽系は5列×3段のレコード収納ボックスを組み合わせて分類されています。
(※)BLC収納ボックスの積み重ねは3段を推奨しています。
レコードの状態も非常によくそれぞれのパッケージには購入時のレシート、そのLPの紹介記事のコピー等が一緒に保管されていて音楽を楽しむ際にそのジャケットはもちろん、ライナーノーツと併せて当時の自分を映し出す貴重なコレクションになっています。
声楽系は5列×3段のレコード収納ボックスを組み合わせて分類されています。
目下日焼けによる褪色を防ぐためにこの状態で蓋をすべく方法をご依頼いただきました。なかなか時間がとれないために5段の列も崩せないのと、5列×3段の下に設置している「脚付きベース(BLC-04-S)」もそのままになっているので今度蓋ができた時点でそれも実行できたらと思います。
アナログレコードの魅力
アナログレコードは、音楽愛好家にとって非常に魅力的な存在です。特に、音の本質を追求する人々にとっては、デジタル音源とは異なる温かみが感じられる点が大きな魅力です。1950年代や60年代のクラシック室内楽やジャズは、アナログレコードと特に相性が良いとされています。この時代の音楽、特にジャズは、独特の雰囲気とダイナミックな演奏が特徴で、デジタル音源では再現しきれない音色があります。アナログレコードで聴くことで、この時代のジャズが持つ繊細さを余すところなく楽しむことができるでしょう。
デジタル音楽は時として聞き手に疲れを感じさせることがありますが、アナログレコードには以下のような魅力があります。音の深みや広がりが感じられること、音の繊細さや空気感が伝わりやすいこと、そして聞き手に心地良い音楽体験を提供できることが挙げられます。アナログレコードで音楽を楽しむことは、現代のデジタル音楽とは異なる価値を提供します。特に、1950年代や60年代の音楽をアナログレコードで聴くことで、その時代の音楽が持つ本質を感じることができます。デジタル音源と比較して、アナログレコードの豊かな音の世界に触れることは、音楽への愛を深める瞬間となるでしょう。
レコードの音質がCDよりも優れているという見解については、特に60年代までのジャズや70年代までのクラシック、特に室内楽に関しては、アナログレコードの音質が圧倒的に優れていると言っても過言ではありません。しかし、それ以降の時代の音源に関しては、その音質の違いを明確にするのは難しいと言えます。
本件のアナログレコードは70年代くらい以前のものが殆どなのでその音質には深みがあり特に声楽系のレコードに関しては古き良き最高の時代の産物と言えます。
BLCについて
BLCは木製の収納ボックスで、LEGOブロックのようにモジュール形式で組み合わせることができ、インテリアとしても独特の存在感を放ちます。その特徴はシンプルなデザインにあります。木製MDF素材が落ち着いた雰囲気を醸し出し、上面と下面にある球状のくぼみを使って付属のビー玉で上下を連結させることで、全体が一定のモジュールで構成されます。
この統一されたモジュールで構成されたBLCの木製収納ボックスは、さまざまな用途に使用できます。書類の整理、LPレコードの収納と整理、CDやDVDなどのメディアの収納、子どものおもちゃの収納、小さなアクセサリーや小物の保管など、サイズや形が異なる様々な物を効率よく収納できます。さらに、上下に重ねるだけなので、模様替えや引っ越しの際にも簡単に組み換えが可能です。常に追加して拡張できるのも、このシリーズの大きな特徴です。
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ビー玉を使ってスタッキングする収納ボックス。一定のモデュールに基づいた大小約90種類のユニットで構成。
SERIES06
レコード収納
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