世田谷区の戸建住宅に「Shelf カウンター付き本棚」を設置いただきました。
本件でご利用いただいているのは、縦7コマ×横7コマの「Shelf カウンター付き本棚」です。この本棚は寝室の間仕切りとして使用されており、ベッドエリアとお子様用スペースを区切るために窓側の壁面に直行させて配置されています。高さは床から天井まで調整されています。本棚の下方3段目の棚板を前面に張り出すことで、横長のカウンターを形成し、脚部を形成するために本棚の両脇と左から3枚目の棚板を前面に張り出しています。通常は壁に沿わせて設置することが多いですが、本件では裏面も仕上げてあり、寝室の間仕切りとしてお使いいただいています。そのため、接地面が広く安定しており、転倒防止対策は不要です。
マルゲリータの壁一面の本棚は、大容量が特徴です。本件では、多くのセルに蓋付きボックスや深めのラックなど、分類や仕分けのためのツールが収められており、整理整頓のための機能を追求しています。この本棚は背板がないため、奥行きのある格子状の構造になっており、両面からアクセスできるセルが床から天井まで縦横に積み上がっています。
上方の4つのセルには、それぞれ帽子が一つずつ置かれています。帽子は収納に場所を取る上、重ねると型崩れしやすいアイテムですが、本件では一つずつ個別に収納場所を定め、風通しの良い状態にしているため、出し入れがしやすく、ディスプレイのようにおしゃれな雰囲気も演出しています。帽子や収納用ラックはベッド側からもカウンター側からも出し入れ可能です。
セルの奥行きは350mmあり、一般的なA5判や四六判の単行本でも2列で収めることができるので蔵書などを可能なまで納めてお使いいただく事例も多いのですが、本件のように両面からアクセスできる状態で本棚としてご利用いただく際には、両面に背表紙が見えるように並べて2台の本棚が背中合わせに立っているかのようにお使いいただくことが可能です。
お嬢様に撮影のご協力をいただきました。ありがとうございます。「STOKKE」の椅子を使い、開いた本に向かう様子を撮影させていただきましたが、3歳のお子様もこのように正しい姿勢で机に向かって座っています。カウンター側にはダクトレールのライトが天井に設置されており、読書をしていても気にならない明るさになるよう工夫されています。ベッド側のライトは映っていませんが、窓側の列の上から4段目のセルにはステンレス製のスタンドの脚と電源コードが見えています。
この配置により、安眠、読書、お子様の気配の確認といった寝室での光の取り扱いにおいて、マルゲリータの本棚が効果的に機能している様子がうかがえます。本棚の設計と照明の工夫により、快適で機能的な空間が提供されています。
カウンターの下には2段の本棚があります。この部分は奥行き450mmのカウンターの下側に位置するため、収納に利用する際には椅子を避けて屈み込む姿勢が必要です。年間を通してあまり動かす機会のない大型ファイルなどを収納するのに適していますが、本件ではベッド側からもアクセスできるため、フレキシブルに活用されています。
お嬢様の足元には、書類を立てて仕分けできるファイルボックスが収納されています。また、その隣のセルに見える書籍は、小口側が並んでおり、ベッド側からは背表紙が見えるように配置されています。このレイアウトにより、使い勝手が良く、効率的な収納が実現されています。
この事例と関連するプロダクト
壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
その他の事例を見る