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グラフィックデザイナー 岩屋民穂さんの仕事場 壁一面の本棚 奥行250mm / Shelf

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近年、グラフィックデザイン業界は2次元から3次元へとその領域を拡大しています。この流れの一環として、岩屋氏が主宰するGraphersRockでは、サイバーパンクやテクノカルチャーを基盤に、CDジャケット、アパレル、広告など多岐にわたる分野で活動しています。

岩屋民穂さんの仕事場

子供の頃は親の教育方針上、物を買い与えられることが少なく、空き箱や画用紙を使ってモノづくりの楽しさを学んだそうです。父親の仕事の関係で家の中には設計図や部品がたくさんあり、当時からテクノロジーに興味を持っていたとのこと。中学生のときにNEC製のPC-98を手に入れプログラミングソフトベーシック(BASIC)を使ってイラストを描いたり、ゲームを作ったりと最先端の遊びを経験してこられました。

GraphersRockのアトリエは、壁面収納が際立っています。ここには完成品、試作品、資料が整然と並べられ、一見するとカオスな状況に見えますが、実際には整理された仕事場です。この環境は、デザイナーたちの創造力や発想力を高めるための重要な要素となっています。サイバーパンクやテクノカルチャーのジャンルは、従来のグラフィックデザインの枠を超えた未来的なデザインを求められます。これに応えるため、デザイナーたちは最新の技術やトレンドに敏感であり、独自のスタイルや表現方法を常に模索しています。

岩屋民穂さんの仕事場マルゲリータ

そのGraphersRockのアトリエで「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」をお使いいただいています。室内の床、壁、天井は全て岩屋さんの作品、プロトタイプで埋まっていて、その作品群を抜けるまるで獣道の様な小径を通って奥の机まで辿り着きます。本棚は必要な資料、書籍、またはプロダクト、プロトタイプで埋まり、天井からも一部吊り下げて展示されています。一見雑多で散らかったカオスの様なイメージですが、全てが岩屋プロダクトであるということ、また散らかって見えても実は氏の考えに沿った綿密な構成であること、その小径を恐る恐る歩くとそれが実感できます。

マルゲリータ岩屋民穂さんの仕事場

また壁を埋め尽くしている本棚はそのカオスの様に壁を埋め尽くすプロダクト群を正方形のグリッドで切り取っているためグリッドの網を掛けた違うアートに昇華しているかの様です。

グラフィックデザイナー 岩屋民穂さんの仕事場

GraphersRockでは、グラフィックデザインにとどまらず、以下の分野でもそのスキルを発揮しています
・映像制作・アニメーション
・3Dモデリング・プリント
・インタラクティブデザイン
・ゲームデザイン
・ウェブデザイン
このように、グラフィックデザインの領域が2次元から3次元に広がる中で、デザイナーは常に変化する社会環境や市場に適応し、積極的に新しい技術やトレンドを取り入れています。これにより、デザイン業界で新たな価値を創出し続けています。

岩屋 民穂(いわや たみお)さん

アートディクレクター、グラフィックデザイナー
インディーズからメジャーレーベルまで様々な CD ジャケット、音楽まわりのデザインを手掛け、幅広い分野でアートワークを展開。様々な企業、ブランドとのコラボレーションを行い、テン年代の東京ポップカルチャーのデザインを牽引、提示し続けておられます。

デザインプロダクション Graphers rock.主宰
→ Graphers rock. Webサイトへ


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