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窓を生かした本棚の配置 Shelf 壁一面の本棚

【file 753】リビングの壁面収納 - Shelf 壁一面の本棚 - マルゲリータお客様の声

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神奈川県の戸建て住宅にお住いのお客様、2階リビングの一角と1階のご主人の趣味の部屋にそれぞれ「Shelf 壁一面の本棚」を設置いただきました。

まずはリビングルームのご紹介です。リビングの一面はオープンな共有スペースに繋がっており、開放感を感じさせる設計となっています。その反対側のL字型の壁面には、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」と「Shelf ロータイプ本棚」が少し距離を置きながらL字型に配置されています。この配置により、空間にリズム感が生まれ、視覚的にも動きが感じられます。

窓下にロータイプの本棚を置く

大きな窓がある面には、その窓の下に天板が来るようにロータイプの本棚が設置されています。この配置は、自然光を最大限に取り入れつつ、視界を遮らない工夫がされています。一方で、ハイルーフの本棚は窓の位置に合わせて背面を加工しており、窓の下枠の見込み分15mmを切り取る形で背面を加工することで、ハイルーフから入る陽光が本棚に遮られないようにしています。この工夫により、この横一列だけが水平窓をそのまま受け継ぎながら開口部として存在しているかのような印象を与えます。

【file 753】リビングの壁面収納 - Shelf 壁一面の本棚 - マルゲリータお客様の声

水平窓の上部には、市販の白いボックスが等間隔で並び、日常の雑貨などが収納されています。これにより、見せない収納が実現され、すっきりとした印象を保ちながらも実用的な収納スペースとなっています。この本棚は、室内の視界から奥まった位置に配置されているため、最初にロータイプの本棚が視界に入り、その後に全体が見えてくるという視覚的な演出も特徴的です。

このようにして、リビングルームは開放感と整然とした収納スペースを兼ね備えた心地よい空間となっています。デザインと機能が調和し、日常の生活をより豊かにする工夫が随所に見られます。

リビングの壁面収納 - Shelf 壁一面の本棚

本棚の中の棚

ここでは大きな本棚のセル内を本棚の中の棚を使って有効に書籍を収納されておいでです。本棚の中の棚はセル内に入れる棚板です。コの字型をしていて、奥の本の位置を持ち上げることにより手前に本が置いてあってもその背表紙が見える仕組みです。2列と3列があり、様々な本のサイズに対応しているので、蔵書の種類を問わずに収めることが出来ます。またCD用に用意した専用棚もあります。

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自宅DJ室

ここからはご主人の趣味の部屋についてご紹介します。この部屋は建物の1階に位置しています。「Shelf カウンター付き本棚」のカウンター部分には、ターンテーブル2台とミキサーが設置されており、その上部には頻繁に使用するLPレコードが収納されています。カウンター下には、台車に載せたレコードが詰まった段ボールが整然と並べられています。

さらに、カウンター部の高さに合わせてデスク面が延長されており、ご主人が自作したオリジナルのデスクがあります。このデスクにはPCとスピーカーが配置され、この部屋でのデスクワークの中心として機能しています。趣味の音楽とデスクワークを効率よく組み合わせた快適な空間が広がっています。

カウンター付き本棚を使ったDJブース
カウンター付き本棚を使ったLPレコードによるDJブース
カウンター付き本棚を使ったLPレコードによるDJブース

一口にDJと言っても、クラブなどの大規模な会場でパフォーマンスを行うプロフェッショナルなDJと、自宅で家族や友人と一緒に楽曲のテンポを合わせながら曲をスムーズに繋いで楽しむ趣味のDJに分かれます。趣味として始めた方が徐々に技術を磨いてクラブなどのステージに進出するケースもあります。音楽を単に聴くだけでなく、曲を繋ぐことで新たなアートを生み出すという繊細で楽しい世界です。

そのDJ活動に欠かせないのがDJブースです。一般的にDJブースというと囲まれた閉じた空間を思い浮かべるかもしれませんが、自宅用のDJブースは2台のターンテーブルとその間に配置されたミキサーを置くテーブルのことを指します。ミキサーを使って曲と曲をスムーズに切り替え、新たな音楽体験を作り出します。ここでは、ロータイプの本棚がその役割を果たしており、その下にはアナログレコードやCDを整理するための棚が設けられています。これにより、自宅でもプロフェッショナルなDJ体験を楽しむことができます。

カウンター付き本棚を使ったLPレコードによるDJブース 餌箱も

餌箱(レコード箱)

この段ボールに入ったLPレコードは、そのまま平台車の上に置かれ、簡単に引き出せるようになっています。平台車ごと手前に引き出すことで、LPレコードを少し傾けて上から見える状態にし、順に探すことができます。レコード店では立ったままレコードを順に持ち上げてジャケットを見るのが一般的ですが、ここでは椅子に座った状態でも同じようにレコードを探すことが可能です。この作業を効率よく行うために、レコードを摘まみ出して次に移るやり方があり、その動作が早くなると、あたかも鳥が餌箱をつついているような姿に似ていることから、業界では「餌箱」と呼ばれていました。この何気ない収納方法は、古くから使われてきた手法であり、ここではカートと段ボールを使って再現され、カウンターの下に収められています。


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Shelfシリーズ / 壁面を天井やまで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。

Shelfシリーズ

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