千葉県の戸建て住宅にお住いのお客様です。中学生になるお子さんの勉強部屋に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」のセル幅を調整した4列で設置いただきました。
折り紙による小劇場
本棚は、向かって左側の列だけ幅を約1.5倍に広げ、その一部をお子さんの折り紙アートの小劇場として使われています。このお子さんはミニチュアや折り紙が好きで、本棚のセルのいたるところに折り紙で作ったオブジェが飾られています。これらの折り紙作品は、一般的な簡単なものではなく、一枚の紙から作られているとは思えないほど手が込んでおり、その細かな陰影がグリッドで仕切られた本棚のラインから顔を出します。
精巧に作られた作品や、素材の紙質にこだわったもの、一見クシャクシャに見えて実は完成度の高い作品など、さまざまな折り紙アートが本棚の一部として存在しています。これらの作品は、ある場所ではまとまりを持ち、また違う場所では点在しており、壁面収納を彩っています。これからも増え続けるであろう折り紙アートは、この空間に生き生きとした動きを与えます。
この風景を俯瞰で、あるいは近づいて眺めることができる本棚は、お子さんの創造力が詰まった特別なスペースとなり、家族がその美しさと細やかさを楽しむことができる空間です。
フィラー板を挿入する
賃貸住宅にお住いのお客様の場合、多くの方が本棚を固定する際になるべく壁に傷をつけたくないとお考えです。賃貸住宅に限らずともそういったお考えをお持ちの方は大勢いらっしゃいます。本件のお客様もフィラー板による本棚の固定を選択されています。フィラー板は本棚の縦材の上部と天井との隙間に差し込んで天井目一杯まで持っていくという手法、倒れようとする際に天井に引っかかって倒れにくくするというスタイルです。本棚の最上部に後からフィラー板を挿入して壁面の約半分を天井までの本棚にしておられます。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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