神奈川県のマンションにお住いのお客様です。リビングの壁面、その梁下目一杯に「Shelf 開口部のある本棚」を設置いただきました。普段は本棚としてお使いいただいていますが、壁面に固定された本棚の両側板には木材を固定しその2本の柱に渡すように電動スクリーンを取り付けられ、そのスクリーンを下すと室内はホームシアターと化します。
普段は、このロールスクリーンを巻き上げた状態にしておきます。スクリーンの中央には本棚の開口部が大きなコマとなって置かれており、スクリーンを巻き上げるとその部分がまるで小さな劇場の舞台のように現れ、ちょっとした楽しさを演出します。この開口部が、日常の一部でありながらも特別な空間を作り出しています。
一方、スクリーンを下げる時は、ホームシアターの幕開けのための準備が整う瞬間です。劇場での緞帳が上がるのとは逆の動きで、スクリーンがゆっくりと下がる様子は、観客にこれから始まる映画や映像作品への期待感を高めます。この逆の動きが、独特のワクワク感をもたらし、まるで自宅にいながら劇場での体験を楽しんでいるかのような特別な時間を提供します。
さらに、この本棚の開口部とスクリーンの組み合わせは、機能性と遊び心を兼ね備えたデザインとして、空間全体の魅力を引き立てています。本棚の開口部には、趣味のアイテムやアート作品をディスプレイすることで、より一層の個性とスタイルを加えることができます。スクリーンを巻き上げた時に現れるこの小劇場のようなスペースは、家族や友人との交流の場としても活用でき、日常の中に特別なひとときを演出します。このように、ロールスクリーンと本棚の開口部が組み合わさったデザインは、単なる収納スペースや映像機器のカバーを超えて、空間に動きとストーリーを加えます。
本棚では、「本棚の中の棚」を活用して、コミック本の全集や文庫本などを効率的に収納し、コンパクトなスペースを実現しています。中央の開口部には、ドライフラワーや小型のアートフレームが無造作に置かれ、周囲のきちんと整理された本棚部分とは対照的に、リラックスした雰囲気を醸し出しています。この対比によって、本棚全体がバランスの取れた空間になっています。整然とした本の収納スペースが、開口部の自由な装飾と絶妙に調和し、機能性と美しさが両立したインテリアとなっています。ドライフラワーやアートフレームがもたらす自然な風合いが、空間に温かみと親しみやすさを加え、訪れる人に安らぎを与えます。
本棚の中の棚は、収納効率を高めるだけでなく、本の種類やサイズに応じた柔軟な配置を可能にします。コミック本の全集や文庫本が綺麗に整頓され、見た目にもすっきりとした印象を与えます。一方、開口部の装飾は、個性や趣味を反映させることができるため、オーナーのセンスが感じられるスペースとなっています。
ホームシアターに
カーテンを引いて室内を暗転し、スクリーンを下すとその空気は一変します。スクリーンの周囲には黒い縁のあるブラックマスクが採用され、その効果により映像が締まって見えるのが特徴です。特に映画に向いていると言われています。
本件の様に普段は上部に収納されているスクリーンを下すことによりその空間が全く違ったものに変わります。そんな効果を持つホームシアターに於いてそのスクリーンのためのバックアップとして本棚をご活用されている事例です。
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