ゲノムおよび生体情報解析のトータルソリューション Chrovis の開発と運用、並列分散コンピューティングによる高速データ処理システムの開発を行う「株式会社テンクー」様の新しいオフィスに「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を2台並べて壁と柱の間のアルコーブに設置いただきました。
株式会社テンクーは英語の名称を “Xcoo” としています。医療と情報、リアルとバーチャル、実世界と情報世界、人間と機械、2つの相対する物事の “架け橋” を作りたい、という思いから “X” を頭文字に据えました。 “X” は 「掛け合わせる」、「クロスする」”という意味であり、また、数学においては 「何でも代入できる」”変数として使われる記号でもあります。
900mm角の天然木パネル床材を敷き詰めたフロアには、同じく天然木集成材によるワークデスクが並び、向かい合った机には30mmほどの隙間が設けられ、配線が容易に行えるようになっています。これらのワークデスクを通じて、スタッフが共用できる本棚が設置され、共有資料が収納されています。本棚には縦材の上部にフィラー板が設置され、天井までの壁一面を活用したデザインになっています。最上段は他のセルより高く設計されており、大きめのボックスも収納可能です。このようなレイアウトにより、効率的で機能的なオフィス環境が実現されています。
フィラー板を挿入する
本棚の縦材の上部と天井との隙間にフィラー板を差し込んで天井目一杯まで持っていくという手法、倒れようとする際に天井に引っかかって倒れにくくするというスタイルです。本棚の最上部に後からフィラー板を挿入して完全な壁一面の本棚にします。
賃貸住宅にお住いのお客様の場合、多くの方が本棚を固定する際になるべく壁に傷をつけたくないという考えをお持ちです。本件はオフィスですが基本的な考え方は同じで壁に傷をつけずに本棚を固定する一つの手法です。
本件では、上方に横板を設けず、フィラー板を上部に延伸した形状になっているため、通常のデザインよりも上部のコマが高く見えます。このデザインは、空間の高さを強調し、視覚的な広がりを感じさせます。さらに、上部のスペースが広くなることで、大型のアイテムや装飾品を置くことができ、収納に関する選択肢も増えます。これにより、機能性と見た目が実は兼ね備えた空間になっています。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
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