隅田区にある「ミニチュアハウスと和雑貨のお店・和雅家」さんの店舗に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を設置いただきました。
展示什器として、「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」をお使いいただいている様子です。ミニチュアハウスがちょうど綺麗に収まるセル内にその完成品を並べ、その下のコマには販売姿のキット、最下段には「ファイルボックス」を使われ在庫を収納されています。
見せる収納と見せない収納
住宅のリビングにおける壁面収納では見せる収納と見せない収納がそれぞれ棲み分けて配置されます。見せる収納部分には書籍を中心とした実用的な収納物、あるいはオブジェ、観葉植物等が置かれ、見せない収納部分にはボックス系の箱に日用生活雑貨を入れてそのまま棚にしまう、というケースが一般的です。
一方で本件ではその見せる収納には「商品と完成品」、見せない収納には「在庫品」といった住宅のリビング以上に完全な棲み分けがなされています。それが可能になった背景としては「完成品」とセルの内寸がほどよく、狭すぎず、大きすぎず絶妙なサイズ感で収まっている点があります。
完成品の置かれた小劇場
前述の様にここの店内に展示してある「完成品」はセルに丁度良く納まります。その結果、単に納まるだけでなくそのセル内にあたかも小劇場空間を作り出すかの如く存在します。この「ミニチュアハウス・和雅家」さんは昭和レトロの「お店」や「屋台」あるいは「駅」の模型のキットを販売されています。模型のキットと言っても樹脂系は殆ど使わずに波ダンボール、竹籤、紙類を上手に組み合わせて製作するという構成、手先の器用な店主が一つ一つ手作りで作った心温まる商品です。それを手順書に従って組み立てる、そんな商品です。平成の時代しか生きていない人でも懐かしく感じてしまう「昭和」の時代の庶民感覚の空気がセルの中に醸し出され、小劇場に昇華します。
最下段、在庫が収納されているのは「ファイルボックス 1列」です。
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SERIES32
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