都内のマンションで会計事務所を経営されているお客様です。入口から打合せ室に続く廊下に「Shelf 壁一面の本棚 奥行250mm」を設置されています。
マンションの廊下
廊下は、玄関と部屋、または部屋同士をつなぐ通路の役割を担っています。最近では、限られたスペースを有効活用するために、ワンルームにしたり、廊下のない間取りにリノベーションする事例も増えていますが、廊下には通路としての重要な機能があります。部屋同士が直接つながっている場合と比べ、音や湿気、生活臭が直接伝わるのを和らげる効果があり、これが大きなメリットです。
特に会計事務所のように多くの書籍や資料が必要な職種では、住居として作られた空間の収納不足が課題となります。廊下に造り付けの収納や棚を設けることで、事務スペースを削らずに収納を増やすことが可能です。廊下の幅は建築基準法で最低750mmとされていますが、これは木造在来工法の柱間寸法910mmに由来する数値であり、鉄筋コンクリートのマンションなどでは、通常850mm以上あります。このサイズを考えると、200mm程度の収納棚を設置しても、廊下の使い勝手が悪くなることは考えにくいです。特に、日常的に物の出し入れをしない本棚としてのオープン棚を設ける場合、非常に適した場所であると言えます。
コンセントプレートを躱し、巾木を避ける。微細な部分ですがこれによって廊下の幅を最大限有効にお使いいただいています。
この事例と関連するプロダクト
壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
SERIES28
廊下を有効に活用する
このシリーズではマルゲリータの本棚を廊下に置く場合の考え方、レイアウト等を実例をもとに紹介しています
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