都内のマンションにお住いのお客様です。そのリビングに「Shelf カウンター付き本棚」「Shelf デスク付き本棚」をそれそれ1台ずつ導入いただきました。
本棚を導入した時点で、リビングには既にキャットウォークが設置されていました。導入した本棚も一部を加工することで、連続した猫用の歩行空間を作り上げました。このような工夫により、キャットウォークと本棚が一体化し、猫にとって快適で楽しい動線が確保されています。本棚の加工により、猫が自由に歩き回れるスペースが増え、キャットウォークとシームレスに繋がることで、リビング全体が猫にとっての遊び場となります。この設計は、猫の自然な運動欲求を満たし、室内でのアクティビティを増やすだけでなく、飼い主にとってもペットとの生活をより豊かにする要素となります。
このようなインテリアデザインは、ペットの快適さと飼い主の利便性を両立させるための優れた手法です。本棚とキャットウォークの連携により、空間全体の機能性と美観を損なうことなく、ペットフレンドリーな環境を提供します。
猫はもともと広い場所を駆け回るよりも、ジャンプや飛び下りといった運動を好む傾向があります。最近では、完全室内飼いが増えてきており、室内の行動範囲が限られるため、猫がストレスを感じたり、運動不足による肥満になったりすることが多くなっています。そこで、キャットウォークを設置することで、猫の運動不足やストレスを解消しつつ、上方の空間を利用して猫と家族それぞれのスペースを確保することができます。
キャットウォークの導入により、猫は高い場所を行き来することができるため、自然な運動を楽しむことができます。これにより、室内飼いの猫でも十分な運動量を確保でき、健康維持に繋がります。また、キャットウォークが本棚と連続して設置されることで、リビング全体が猫にとっても快適な遊び場となります。
このような設計は、ペットの健康と快適さを考慮したインテリアデザインの一例であり、猫が自然な行動を取りやすい環境を提供します。キャットウォークを利用することで、家族と猫のスペースが上手に共存し、両者にとって快適な生活空間を作り出すことができます。これにより、猫の健康管理がしやすくなり、飼い主も安心してペットとの生活を楽しむことができます。
キャットウォークに繋げる
カウンター付き本棚は、左右の縦材をフィラー板で上方に延長し、壁を傷つけずに転倒防止を図っています。左側は柱のサイズに合わせて設計され、右側には猫用の開口部も設けられています。この開口部により、本棚はそのまま電子ピアノの上部を走る既設のキャットウォークに連続します。全ての縦材にフィラー板が付いていないのは、猫が自由に通れるようにするための工夫です。
その結果、猫が快適に移動できる空間が確保され、ペットの健康やストレス軽減に寄与します。また、フィラー板による壁を傷つけない転倒防止機能が施されているため、安全性も高まります。フィラー板を使用することで、家具の安定性を確保しつつ、猫の自然な行動を妨げないデザインとなっています。
デスク付き本棚は、3枚の縦材のうち右側2枚を梁下まで延長し、左側の側板は高さを低く設計しています。これにより、左側の側板が既存のキャットウォークに繋がる踊り場として機能します。本棚はデスクスペースとしての機能性を保ちながら、猫の移動経路としても利用できるようになっています。右側の2枚の縦材は梁下までしっかりと支え、全体の安定性を確保しつつ、左側の低い側板はキャットウォークとスムーズに連結する構造となっています。
こういった工夫は、猫が快適に移動できるだけでなく、インテリアの一体感をもたらします。デスク付き本棚がキャットウォークと連携することで、猫の運動不足やストレスを軽減します。
増殖を続けるキャットウォークと共生するように、作業環境も丁寧に整えられています。キャットウォークは猫の自然な運動欲求を満たすために設置され、そのデザインは猫の快適さを優先しつつ、インテリア全体との調和も図られています。
カウンター付き本棚やその他の家具は、キャットウォークと一体となるように配置されています。例えば、デスク付き本棚の縦材は梁下まで延長され、既存のキャットウォークと連携するように作られています。左側の側板は高さを低くし、キャットウォークに繋がる踊り場として機能させることで、猫が自由に移動できる空間を提供しています。この様な配置により、猫の移動経路と作業スペースが共存し、互いに干渉することなく快適な環境が実現されています。キャットウォークが増設されるたびに、その共生環境が見直され、最適なバランスが維持されるように工夫されています。
カウンター付き本棚のカウンター面には「保護用の塩ビマット」が敷かれています。
デスク付き本棚のデスク面にも「保護用の塩ビマット」が敷かれています。
後日、お客様より新たに設けられたキャットウォークと、それを渡る猫の画像をいただきました。画像からは、橋を渡るような形でキャットウォークが設置され、猫がその上を自由に移動している様子が分かります。この新たなキャットウォークは、既存のインテリアと調和しながら、猫の運動空間をさらに拡張する役割を果たしています。設置されたキャットウォークは、猫が高い場所を好む習性を活かし、安心して移動できるようにデザインされています。
この事例と関連するプロダクト
壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
SERIES19
猫のいる生活
このシリーズではマルゲリータの本棚にキャットウォークなどを使用した事例をまとめて紹介しています
その他の事例を見る