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壮大な漫画部屋 Shelf 壁一面の本棚奥行350mm

2022/10/27

千葉県の戸建て住宅にお住いのお客様です。2階の一部屋に「Shelf 壁一面の本棚奥行350mm」設置いただき既設の本棚とも合わせ、L字型の本棚にコミック本全集を中心とした大量の書籍を収納としてお使いいただいています。

マルゲリータの本棚には、奥行が180mm、250mm、350mmといったバリエーションがあります。通常、コミック本の収納には奥行180mmの本棚が専用に使用されます。しかし、本件では奥行350mmの本棚を採用し、そのセル内をフルに活用して大容量の書籍を収納しています。さらに、特定のセルにはキャラクターを展示する劇場的な見せ方をしており、迫力のある楽しい小宇宙が作り上げられています。これにより、収納スペースの機能性が高まるだけでなく、視覚的にも魅力的なディスプレイが実現されています。奥行350mmの本棚を選ぶことで、書籍だけでなく、大型のアイテムや装飾品も収納可能となり、多様なコレクションを一元管理することができます。また、劇場的な展示手法を用いることで、各セルが個々のストーリーを語るかのようなダイナミックな空間が生まれます。

本棚の中の棚

大人用のセルには「本棚の中の棚」が効果的に使用されています。特にコミック本全集を収納する際、本棚の中の棚を使用することで、背後にある本の背表紙が見えるようになり、前面の本と相まって美しいディスプレイが可能となります。本件でもこの機能を大いにご活用いただいております。本棚の中の棚のメリットは以下の通りです。

様々なサイズの本に対応

本棚の中の棚は、奥行350mmと奥行250mmの本棚のセルに挿入する棚板で、セル内部を階段状にします。コの字型をしており、奥の本の位置を持ち上げることで、手前に本が置かれていても背表紙が見える構造です。2列および3列のバリエーションがあり、様々な本のサイズに対応しています。これにより、蔵書の種類を問わずに整理収納が可能です。また、CD用の専用棚も用意されています。

後ろにある本の背表紙が見える

コの字型の台は4種類あり、その組み合わせによって様々なパターンが選べます。奥行350mmの本棚では最大3列並べることができ、文庫本であれば奥にある本の背表紙を確認することが可能です。手前の本を出さないと取り出しにくいという難点はありますが、背表紙が見えることで、収納されている本の確認が容易になります。

セルの容積を最大限活用できる

奥行250mmの本棚であれば、A4サイズの本がちょうど入り、これを並べることでセルはほぼ充填されます。しかし、そこに文庫本を置くと、上部や前面に空隙が生じ、収納効率が低下します。本棚の中の棚を使用することで、セルの容積の最大2/3まで活用できるため、空隙を十分に埋めることが可能となり、収納効率を大幅に向上させます。

このような「本棚の中の棚」の活用により、限られたスペースを最大限に活用し、効率的かつ美しい収納を実現できます。これにより、蔵書の整理整頓がしやすくなり、視覚的にも整った書棚を保つことが可能です。

コーナー役物を使ったL字型の壁面収納

本棚は、「横7コマ」タイプと「横5コマ」タイプを直角に並べてお使いいただいています。この配置では、コーナー部分でデッドスペースが生じやすいという問題がありました。これまでは、片方を前に出し、もう片方を手前に引く方法でデッドスペースを回避してきました。しかし、新たに導入された「コーナー役物（＊）」を活用することで、デッドスペースを有効活用し、L型の本棚配置が可能になりました。コーナー役物により、デッドスペースがなくなり、その部分も収納スペースとして利用できます。これにより、限られたスペースを最大限に活用し、効率的な収納を実現しています。

＊「役物」とは、規格品の中で、基本形以外の形をした部材。特殊な形状の物であり、端部やコーナーなど定尺品のような物では納めることができない場合に用いられるもの。建築用語。

小劇場を作る

本棚のいくつかのセルには、小劇場のようなディスプレイが設けられています。例えば、呪術廻戦のアクリルMEGAフィギュアや関連グッズを並べることで、コンパクトながらも独自の展示スペースを作り上げています。このようなディスプレイにより、フィギュアやグッズがまるで小劇場の舞台に立っているかの様な視覚的な楽しさと独特の雰囲気を醸し出します。

これにより、収納スペースを単なる収納としてだけでなく、個々のコレクションを魅力的に見せるための展示スペースとしても活用できます。特に、キャラクターグッズやフィギュアをコレクションしている方にとって、このような小劇場的なディスプレイは、満足度を高め、空間全体に特有の個性をもたらします。

アクセントウォール

この部屋はその一面の壁だけ色を変えたアクセントウォールと呼ばれる手法を採用しています。
これは最近の住宅やホテルに於ける居室の作り方の一つです。しかし、ここではその違う色を携えた壁面に壁一面の本棚を設置することにより、折角のアクセントウォールが認識し辛くなります。そこで正面に向かって左側、そして背板のない本棚のセルの中の本の隙間からわずかに顔を出すその「部分」の集まり、その残された部分が寄り集まって壁の構成をさりげなく表現しているうちに、非常にセンシビリティーですがバランスのいい壁面が構成されています。本棚に向かって左側に顔を出したアクセントウォールはそのまま本棚で殆ど隠れながらもコーナーを曲がったところから完全にその姿を消します。

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