東京都にある漫画の編集制作オフィスでお使いいただいている「Tavola ダイニングテーブル木製脚」をご紹介します。打ち合わせスペース用のデスクとして幅2400mmのテーブルを2台、スタッフの方の作業用デスクとして幅2400mmのテーブルを1台、計3台をご利用いただいてます。
打ち合わせコーナーのダイニングテーブル
大きな窓のあるオフィスの一角に「Shelf 壁一面のA5判本棚 奥行180mm」を設置していただいています。本棚が天井まで届くパーティションとなって形成されている打ち合わせスペースに、「Tavola ダイニングテーブル木製脚」幅2,400mmを2台、横に連結して設置していただき、全体では幅4,800mm×奥行き900mmの大型の打ち合わせテーブルが出来上がりました。
テーブルの奥行きは対面で座った際に相手との距離が最適なバランスを保つ間隔である900mmを採用しています。
テーブル1台の幅2,400mmは、ダイニングテーブルとして使う際には4人掛けができるサイズですが、ここでは2倍の幅の前に4台のチェアが配置されていて、広々としたスペースで打ち合わせができるようになっています。Tavola ダイニングテーブルの木製脚はパネル状なので天板の下にある足元の配線コードやスタッフの足が視界から隠れてオフィスの視界を整えています。
テーブルの天板には特注で電源タップ用のスペースを設けています。天板に孔をあけて延長コード付きの電源タップを設置するポケットを作り、孔の上に嵌込み型の蓋をかぶせると天板上が平面になるように加工しました。天板を広く使えるだけでなく、電源が近くに確保されていることで、打ち合わせが長引く時にもデバイスのバッテリーの残量を気にすることなく盛り上がった議論を継続できます。
写真手前に見えているのは作業用のデスクの様子です。「Tavola ダイニングテーブル木製脚」幅2,400mmの天板の中心をマルゲリータのペンスタンドで仕切り、2人分の作業デスクとしてご利用していただいています。こちらのデスクの天板にも通線用の孔を開けてあり、電源コード、電話線、LAN回線コードなどを手元近くまで引き寄せています。
デスクは2人用に仕切られていますが、スタッフ1人あたりのスペースは奥行900mm×幅1,200mmになります。手前にA3とA4のシートを広げ、その奥にパソコンとキーボード、マウスパッドとマウス、単行本、A4書類用整理棚を2台、電話機、リフレッシュ用の飲み物を置いても、まだ余裕がある状態です。
天板の下には段ボール箱が置かれて、床の電源タップからは何本ものコードが走っていますが、パネル状の木製脚によって視界から隠されています。
「Tavola ダイニングテーブル」は、その大きく安定した天板が宙に浮かぶような形を求めました。この形を実現するため、テーブルの脚を構造的に必要最低限の細さに仕上げ、天板が浮いているかのような見え方を演出しています。このテーブルは、大きな天板の下にパネル状の木製の脚が2枚、そして桁と呼ばれる部材が2本嵌合されており、X、Y、Zの三方向から固定することで高い剛性を持たせています。これにより、全体を一つの安定した塊になることを目指しましたと。
このダイニングテーブルの天板には、ハックベリー集成材が使用されており、自然塗料でブラウン色に仕上げられています。集成材は、天然木の風合いを保ちながら美しい木目や質感を持つため、自然な温かみと豊かな雰囲気をもたらす素材です。集成材の大きな利点は、その品質が安定していることです。無垢材と比較すると、一本の木からなる無垢材は割れや反りが生じやすいですが、集成材は製造過程で素材の含水量を見越して乾燥処理を施しているため、形状が変化しにくい特性を持ちます。このため、反りや割れが発生しにくく、隙間やひび割れも生じにくい、非常に丈夫で長持ちする素材です。さらに、使用を続けても表面に傷や損傷が少なく、美しい状態を維持することができます。
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