大阪市のマンションにお住いのお客様です。
その書斎の壁面に「Shelf カウンター付き本棚」をカウンター幅を4コマにオーダー加工した形で導入いただきました。
テラス窓に近い方は本棚のままにしておくことで、室内の採光を妨げないように配慮し、明るく開放的な空間を保っています。一方、手前の方にはカウンターを配置することで、落ち着いたレイアウトを実現しています。このレイアウトは単純な構成ですが、部屋の機能を損なわずに利用するための基本的な手法です。本棚とカウンターの配置により、作業スペースと収納スペースの両方を効率的に確保しながら、居心地の良い環境を作り出しています。このようなレイアウトは、空間を有効活用しながらも、快適さと機能性を両立させるための優れた方法です。
カウンターの幅を4コマに
カウンター付き本棚の7コマタイプは、基本的には2人がカウンターの前に座ることができる設計です。例えば、ご夫婦であったり、兄弟姉妹であったり、親御さんとお子さんであったりと、生活スタイルに合わせて様々な組み合わせでお使いいただけます。本件では、カウンター部分の利用を一人用のワークデスクとして設定しており、4コマ分のカウンターが取り付けられた本棚として使用されています。
カウンター以外の部分は、純粋に本棚や壁面収納として利用されています。このようなデザインにより、作業スペースと収納スペースを効率的に確保しながら、個々のニーズに応じた柔軟な使い方が可能です。生活スタイルに合わせたレイアウトが実現できるため、使い勝手の良い空間を提供します。
4コマのカウンターの机下にはファイルがボックスに収納されていて、日常的にあまり頻繁に出し入れされないものを収納されています。
見せる収納と見せない収納
カウンターを4コマにすることで、窓際を広く空けた本棚部分は、上部が「見せる収納」として、下部が「専用カセット」を用いた「見せない収納」として機能しています。この壁面収納は、カウンターレベルを境に3つのブロックに分かれています。カウンターより上の部分は「見せる収納」として機能し、ここに収納される書籍は、カウンター側に行くほど取り出し頻度の高いものが配置され、窓際に向かうにつれてその頻度が低くなるように設計されています。
一方、下半分は「見せない収納」のゾーンです。窓際には「専用カセット」を用いた見せない収納を配置し、カウンター下のスペースは、見えにくい収納としてファイルボックスなどを配置しています。このように、さりげない中にも綿密に計算された配置により、機能的で使いやすい壁面収納が実現されています。
この事例と関連するプロダクト
壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
SERIES09
書斎・ワークスペース
このシリーズではマルゲリータの家具を使用した書斎の考え方、レイアウトなどを実例をもとに紹介しています
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