神戸大学海事科学研究科の研究室に「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を2台設置いただきました。
瀬戸内海の入り江に面した気持ちのいいロケーションを有するアカデミックな研究室、窓に向かった机の右隣の壁ほぼ一面を本棚が占めています。研究室とは大学の教授を始めとする教員及び、現役大学生や大学院生を含めた学生が特定のテーマについて研究を行う機関です。文系では研究室と似たものに「ゼミ」があります。ゼミは少人数の生徒と教員が集まり勉強会を行う授業形態のことであり、理系の実験などを行ってテーマに沿う研究を行う研究室とは全く違う形態をとります。
一言で研究といっても、その内容は非常に多岐にわたります。たとえば、理系で基礎的な学問の延長上にある数学、物理などの分野があるように、研究も同じ分野でも研究内容は千差万別です。研究テーマに関しては担当教員と話し合いながら決めていくもので一から自分が研究対象を決めることはほとんどありません。また、教員側は研究テーマの選定や、論文のチェックはしますが内容に関しては殆どがノータッチです。
教員が自身の研究を進めながらも学生とコミュニケーションの場を持つ、そんな場です。海事科学というジャンルは日本で唯一の学科、海の見える研究室です。
おととしまで民間企業に勤務していた教授のもとで、理系や文系といった分類に収まりにくい海事科学という学問を深く掘り下げる新たな分野を研究されています。この分野は既存のルートにないもので、全てが新しい発見となり、その成果が歴史に刻まれていきます。研究室には、壁一面の本棚があり、下段にはドッジファイルに綴じ込まれた資料が並び、上段には様々な専門書が、そして最上段には洋書が並んでいます。この本棚を左手に控え、海に向かって配置された研究室です。
余談ですが研究室の椅子はかつて裁判所で裁判官が使用していた椅子とのこと。
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