録音機材、ライブレコーディング機材等のレンタルを行われている「株式会社エスイーエス」様でこの度別室を会議打合せのためのスペースとしてリノベーションを行い、そこに「Shelf 開口部のある本棚」と「Tavola スタンディングデスク(スチール脚)」を導入いただきました。全体的に黒い天井に合わせたモノトーンの構成のため本棚とテーブルの色彩がここでは映えます。
開口部付き本棚を2台並べ、それぞれの開口部から集成材の天板を持ち出して並べ、直行方向の集成材で受け止めることで大きなコの字型を作成します。このコの字の挟まれた部分の隙間は約40mmあり、縦板の挟み込みの都合で生じるものです。この隙間を配線用のスリットとして利用し、会議時のPCの通線を行います。このデザインは機能性を兼ね備えた会議テーブルであり、本棚部分は資料やファイルの収納としても活用され、全体が機能的な空間を提供します。
まるで橋を渡すかのように対岸に置かれた集成材の天板。その反対側にはスチール脚が設置され、斜材で天板の水平方向の動きを押さえています。これにより、単に置かれただけでも安定した構造が実現されています。これ以上に単純化できないミニマルデザインの一例です。
2つの本棚の縦板を介することで、必然的にスリットが生じます。天板全体は、反対側の直交する天板で支えられており、コの字型の構造が形成されています。このスリットは、縦板の木口サイズによる細いものですが、机上のツールの電源やケーブル等の配線孔として有効に活用されています。
開口部付き本棚に合わせて設置された会議テーブルは、基本的には椅子に着席して使用することを想定しています。一方、こちらのデスクは立った状態で話し合いができるスタンディング形式です。ただし、ハイチェアも用意されており、各自が自由なスタイルで話し合いを進めることができる設計となっています。
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