神奈川県の戸建て住宅にお住いのお客様です。その住宅を新築されるにあたって「Shelf 壁一面の本棚 奥行350mm」を2台、2階の階段を上がったところに設置いただきました。それぞれ幅5列タイプと2列に加工したものを置かれておいでです。
お客様のご要望により、設計段階からこの2台の本棚は設計図書にスペックインされました。工事が進行する中で詳細な寸法を確定し、竣工後にスペースにぴったり合うサイズで決定されました。お客様自身が組み立てと取り付けを行い、その結果、空間のアルコーブに完璧に収まり、壁面と一体化するように設置されました。白い壁を縦に切り取る木質系の色合いがまるで造り付け家具のようにも見えます。
この本棚は2階の階段に面した廊下に設置されているため、通常であれば物を置きにくい場所です。しかし、本棚が壁面にビルトインされたことで、壁面がフラットになり使いやすくなりました。また、白い壁面に対する縦型のアクセントとしても効果的に働き、廊下のデザインに一層の深みを加えています。
住まいの設計段階から家具の配置を決めることは、特に収納家具に関して、使い勝手や収まりが良くなるため非常に有効です。予め決められた寸法内に収めることで、周囲の空間に無駄が生じません。
一方で、家具の配置を事前に決定することは、将来的に室内空間を刷新する際の制約になる場合もあります。しかし、収納家具に限って言えば、そのような問題はなく住みやすい機能的な空間が続きます。
猫のいる生活
このお客様の家には猫が飼われています。特に本棚に何らかの加工が施されているわけでもなく、家の階段を上がったところにある踊り場が猫の運動に適している様です。
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壁面を天井まで最大限に活用できる壁一面の本棚。専用の収納ボックスもある組み立て式。
SERIES28
廊下を有効に活用する
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