都内在住のお客様です。リビングダイニングの一面に「Shelf 開口部のある本棚」を設置いただきました。本棚、小物収納、AV機器の収納を併用した壁面収納をコンパクトに構成されています。その反対側にあるご夫婦のワークスペースからリビングを挟み直ぐには使わない書籍、グッズ等のディスプレイがそのサイズとは無関係にグリッドの中に収まっています。
もともとご主人の勤務先でマルゲリータの本棚を導入いただいたことがご縁で、ご自宅でもお使いいただくことになりました。開口部付きの本棚と2列の本棚の高さを揃え、リビングの壁一面を壁面収納にしています。開口部付き本棚の中心には大型TVが置かれ、その周囲の棚にはコミック本を中心とした書籍が「本棚の中の棚」を活用しながら、ほぼ目一杯に収納されています。
隣接する2列の本棚は開口部付きの本棚とは連結せずに独立して配置されています。2列の本棚はブレース材を置かない代わりに、右側の列に縦に背板を入れることで平面的な剛性を高めています。ここにはコミック本以外の単行本が主に置かれ、ジャイアンツ亀井選手関連のグッズで1コーナーを作っています。
給気口を避ける
本棚の左側には24時間換気用の給気口が2段並らび、更にその上部にはエアコンの冷媒管が僅かですが本体側板に干渉しています。そのためそれに合わせて左側の側板を加工しています。
本棚の中の棚
本件では「本棚の中の棚」をたくさんお使いいただいています。その本棚の中の棚の使い勝手をご紹介させていただきます。
本棚の中の棚は奥行350mmと奥行250mmの本棚のセルに入れる棚板です。コの字型をしていて奥の本の位置を持ち上げることにより手前に本が置いてあってもその背表紙が見える仕組みのものです。2列と3列があり、様々な本のサイズに対応しているので蔵書の種類を問わずに収めることが出来ます。またCD用に用意した専用棚もあります。
後ろにある本の背表紙が見える
コの字型の台は4種類ありその組み合わせでパターンが選べます。最大3列並べることにより文庫本であれば奥にある本の背表紙が確認できるため手前の本を出さないと取り出しにくいという難点はありますが、そこに何があるかは確認できます。
セルの容積を最大限活用できる
奥行250mmの本棚であればA4サイズの本がちょうど入りそれを並べることによりセルはほぼ充填出来ます。しかしそこに文庫本を置こうとすると上部も前面も殆ど空隙となり収納量として効率の悪い並べ方になります。本棚の中の棚を使う事でセルの容積の最大2/3まで活用出来るため空隙を十分に使うことが可能になります。
場所を変えられる
本棚の中の棚は嵌合式のコの字型の商品で基本的には置くだけの作りです。本棚のコマのレイアウトを変えたいときにはそのまま場所を移動してあらたな場所に移し替えることが出来ます。
大型TVに対応したリビングボード
またこの壁面収納はリビングボードも兼ねています。大型TVを配置するにあたり4コマ分の開口を設けています。これは通常設定している最大3コマまでのサイズを大きく上回るため桁材を3本入れてその上部の荷重に対応しています。またその桁の寸法及びTV自体の寸法から引いた残りの寸法の中でTV下部に専用台を作りDVDデッキ等の周辺機器を収納しています。結果TV廻りはそのまま枠の中に綺麗に収まっています。
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