本棚と書籍のある生活の復活を願います

子供から大人に成長し、自我が確立される時、それまでに読んだ書籍がその自我の確立に大きく影響します。

物事をじっくりと深く考え、思慮深さを形成する要素として、特に読書や書籍の影響は大きいものなのです。

slf-lr_voice10_02近年では、スマホが急激に普及し、スマホばかりをいじっている若者が増えた事は、非常に残念です。スマホで仲間と交流したり、ゲームをしたり、楽しむ事ができるツールであり、またネット接続をして調べ物をするのにも便利なツールである事は事実です。しかし、いくらスマホをいじっても、自己を高める事には役立つ事はありません。

スマホはツールとして上手に付き合い、しっかりと時間を取って、書籍に触れる機会を若い人には持って欲しいものです。

幼い頃には、本の読み聞かせに目を輝かせ、字が読めるようになると自分で読書を楽しむ事が多いのに、年齢と共に本や書籍と接する機会が減少して行き、肝心の自我の形成時期には、多くの人は本離れをしてしまっているのは、非常に残念です。

大学生でも、自分の専門分野の書籍を読み込んでいる人は良い方で、本当に深く読むと言う事が等閑にされる時代となってしまいました。

国を構成する国民が、軽薄であれば、その国は軽薄な国となってしまいます。世界に貢献し、人類の発展と平和に貢献できる国である為には、国民が思慮深くなければなりません。

近年の読書離れ、書籍離れを改善し、様々な分野の書籍を読む事で、人間としての幅と深みを醸成する事が、様々な社会問題の解決にも有効でしょう。

slf-lr_voice09_02読書離れ、書籍離れを防ぐためには、書斎で読書する親の姿を見る事が、読書好きの子供を育てるためには有効でしょう。書斎など持てなくても、本棚に色々な分野の本や書籍があれば、子供は大人の世界を覗き見るように書籍に触れる機会も増えると言うものです。

そこまで深く考えての事でなくても、スマホなどに時間を奪われる事無く、しっかりと読書し、書籍の中に多くの楽しみを見出して欲しいのです。

そうした書籍で得た楽しみは、ゲームで得る刹那的な楽しみではなく、知らず知らずに自我を確立し、人間形成に役立つ楽しみなのです。

本棚に、本や書籍がぎっしりと置かれ、知の冒険を楽しめる環境を取り戻して欲しいと願うばかりです。

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