個人的な見解ですが、書籍というものはどっぷりと嵌り込む人、そしてまったく興味がなくて本屋にも行くことが少ないという二極に別れることが多いものだと思っています。
もちろん適度な距離感で書籍と付き合っている方もいるとは思いますが、今回は書籍にまったく興味がないという人に向けての話です。
書籍、という言葉を使ってしまうと難しい活字がずらっと並ぶ高尚なものというイメージがあるかもしれませんが、まずはそこを打ち崩していきたいところです。
書籍というものに上も下もありません。
ベストセラーの有名な小説というものも書籍なら、漫画や絵本というのも書籍です。
ですから本棚に漫画がずらっと並んでいてもなんら問題ないですし、本棚を漫画が埋め尽くしていても、それは書籍との生活をしていることになるのです。
絵本も立派な書籍です。
子供向けのものばかりだと思われる方もいるとは思いますが、絵本の中には大人も楽しめるものもたくさんありますし、物語の良さや、絵の良さ、可愛さなど、様々な魅力を有している絵本はたくさんあります。
本棚を様々な大きさの絵本が埋め尽くしていて、すぐに読める環境
になっているというのは素敵な趣味ともいえるでしょう。
図鑑や辞書というものを本棚一杯に並べるというのもいいでしょう。
生き物や植物だけが図鑑のすべてではありません。
最近ではさらにマニアックなものだけを集めた図鑑もありますし、例を挙げれば「魚型の醤油差し」だけを集めた図鑑というものもあります。
自分の趣味に関すること、興味をもつことに関する図鑑や辞書を本棚に並べるというのは趣味と実益を兼ねることができるはずです。
書籍との付き合い方に「こうでなければならない」というものはありません。
書籍数が少なくとも、本棚が小さくとも、身近に書籍と本棚があればそれは一緒に生活ができているのです。
部屋のインテリアの一部としても本棚と書籍はアクセントをつけてくれるものであることは言うまでもありません。
インターネットという便利なツールに頼りがちな世の中ですが、書籍や本棚にはネットでは味わえない魅力や充足感があります。
手にとって本の重みを感じつつ、ページを捲りながら読んでいくという独特の楽しみ方ができるのは書籍だけです。
また、書籍や本棚が集まった部屋である書斎というものは趣味と実益の集大成と呼べる場所ですし、書斎をもつということは昔も今もステータスの一つとなっています。
書籍や本棚にまったく興味がなく、見向きもしないという方は、是非本屋や家具屋に出向いてもらって書籍や本棚に直接触れてもらいたいものです。
そうすればきっと、これまでの価値観から少しなりとも変化があるはずです。
margherita 東京ショールーム
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