小さなころから本を読むのが好きで、小説やら伝記、歴史ものからマンガに至るまで興味があるものを手にとってはひたすら読んでいました。
読んだ本はできるだけ手元に置いておき、読みたいときにいつでも読めるようにと図書館にはあまりいかずできる限り自分で本を購入していましたが、そのうちにどんどんと本の数が増えていき部屋の隅っこに本が大量に積み重ねられていきました。
その時初めて気づいたのです。いい加減本棚が必要だということに。
部屋が狭い為、あまりに大きな本棚は置けません。
出向いた先の家具屋さんで見つけたのは高さ1m50cm程の小さな本棚、既に部屋にある本の数からいってもとても入りきりません。
それでも、今まで本がただ積み重ねられていただけの状況に比べれば、はるかにましだろうと考え購入しました。
これが意外と大変で最初はどの棚とどの棚を組み合わせるのかすらもよく分からず悪戦苦闘。
真夏の暑い時期でしたが部屋にエアコンはなくあるのは扇風機だけ。
大量の汗をかきながらの必死の作業です。
試行錯誤の末なんとか完成、仕切られた棚の数は全部で6つ、全ての棚が同じ大きさです。
そしていよいよ本を並べる作業に入ります。
積み重ねられている本を上から順番に棚に並べていきます。
上のほうの本は最近読んだ本、何度も繰り返し読んでいるので所々に汚れや手あかが目立ちます。
何気なくペラペラめくってしまいなかなか作業が進みません。
気を取り直し作業再開、中盤あたりに差し掛かってくるといつ買ったのかもよく覚えていない本が増え始めます。
下のほうにあった本なので、意外と埃は目立たず新品かと思えるようなものもちらほら。
小さな頃に買ってもらった絵本などもありますがこちらは結構ボロボロで懐かしい。
後で読み返してみようと考えつつ作業も終盤に差し掛かり、ここで改めてすべての本が入りきらない事実に直面します。
どうしようかと考えながら何気なく並べ終わった本を見ていたらふと思いました。
とりあえず並べただけではなんとも面白くない、せっかくだから6つの本棚にそれぞれテーマを決めそれに沿った本を並べていこうと。
一番下の左側は推理小説、その隣はビジネス書というように考えながら本を並べていると楽しくて仕方がありません。時間も忘れ没頭してしまいました。
最後の残った並べきれなかった本は自分の中での現時点での「ノンジャンル」
いつの日か今よりも大きな部屋で暮らすことになったら本棚も大きなものに買い替えて、この本たちもきちんと並べてあげよう。
margherita 東京ショールーム
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