本の重みで本棚が壊れた経験から学んだ

家族で本が好きな一家です。読書するのは独身の頃からですが、夫婦で本が好きなので子供が生まれてからも、自然と本棚には本が沢山たまり続けていました。いくつも本棚を買いましたが、書斎などという贅沢なものがない以上、自室はもとより居間にも本棚が置かれるようになりました。大きな地震が来たら崩れてしまうのではないかと家族で懸念しながらも、しかし置く場所がないのだから仕方ないとそのまま放置していました。

あるとき、本棚がもう置けないということに気がつきました。場所がなくて、本棚を
新たに設置することが出来ないようになってしまいました。この現実から、悲しいけれど古い書籍を処分しなくてはならないと思いま240x360xIMG_2103-240x360.jpg.pagespeed.ic.YQ1LwlDED_した。古くてかび臭い本たちを捨てるのはしのびないことでしたが、生活できなくなるのは本意ではないのでやむなくでした。一部の綺麗な書籍はそのまま古本屋に持って行きましたが、汚くて古いものは捨てるしかないとビニール紐で結びました。

そんな時でした、本が急激に運びだされた衝撃からか、本棚のひとつがギシギシと鳴り壊れてしまったのです。本当に驚きました。これこそ驚天動地というものではないかと思いました。その本棚は、私が新婚当時に夫からプレゼントされた思い出深い本棚です。中の方がピンクの模様で乙女チックに施されたお気に入りに本棚でした。金額的にはさして高いものとは言い難いものですが、非常に気に入っていたので、三段目から折れた時には私も一緒に悲鳴を上げました。

slf_voice21_02_thumbこうして考えると、本棚には申し訳ないことをしたと思います。本棚も限界まで頑張っていたのだと思います。重い腰をあげて、書籍を処分しようとした途端壊れるなんて本棚には非常に負荷を掛けていたんだと思いました。闇雲に本を置いて、自己満足に浸る自分自身の浅ましさに、自分でも辟易としました。

こうなってみると、益々書斎のある生活に憧れます。広々とした空間に本棚がひしいめいてそんな生活に憧れてしまいます。

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