友人、知人、親戚など、他人の家に行ったとき、たまたま本棚を目にすることがあると思います。
意外な本が並んでいたりして、驚いたという経験のある方もいるかもしれません。
一般によく言われているのは、「本棚を見れば、その人のことがわかる」ということです。
確かに、本棚には、その人の興味、関心、趣味、学識など、多くの情報が詰まっています。
例えば、大学で日本史を専攻した人は歴史関連の本が並んでいるでしょうし、経済学を専攻した人は経済関連の本が並んでいると思います。
ですが、そうした中に意外な本が一緒に並んでいたりすることもあります。
人には知られていない興味なども、その本棚を見れば、ちゃんと表れていたりするわけです。
また、勉強よりも運動だという感じの体育会系で、本なんで読んだことがないんじゃないかと思われている人が実は大変な読書家だったりすることもあります。
逆に活字中毒を訴えて、本好きをアピールしている人の本棚にベストセラー本が2、3冊しかなく、意外にしょぼかったりすることもあります。
中には本を買うのではなく、図書館から借りる派もいますので、本棚だけから一概には判断できません。
ですが、本当の本好きは自分の手元に愛読している本や、好きな作家の本は置いておきたいと思うものです。
だから、本棚のない本好きというのは、本当に本が好きなのかどうか疑ってしまいます。
たいていの本好きは少ないお小遣いの中からでも本を買っていたりするものです。
本にだけはお金をかけるのが本当の本好きだと思います。
本好きの教養のある人と話していると、やはり会話も知的で楽しいものです。
そんな人が身近にいると、自分もそういう風になりたいと思うでしょう。
いずれにしても、本というのは心を豊かにしてくれるものです。
先人の知恵、人類の英知が凝縮されて詰まっているのが本と言えます。
もちろん、すべての本が良書というわけではありません。
ですが、多くの人が勧める本には、読むだけの価値があるものが多いのも確かです。
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